完璧な準備を手放す。実践とフィードバックが教えてくれる本当の現在地
おはようございます!
一緒にやり抜く限界突破パートナー、福井俊治(しゅんじ)です。
本日は、私たちが新しいサービスや企画を世に送り出す際に、
どうしても陥りがちな「完璧主義の罠」と、
そこから抜け出すための実践の価値についてお伝えさせて下さい。
テーマは、頭の中だけでどれだけ考えても決して得られない、
実践して初めて得られる「他者からのフィードバック」の重要性についてです。
ご自身でビジネスを推進されているみなさんであれば、
新しいコンサルティングのプランを作ったり、
セミナーを企画したりする際に、
公開するギリギリまで内容を練り直したご経験はないでしょうか。
「お客様には、この言葉の方が響くのではないか。」
「申し込みの手続きは、こういうフローにした方がスムーズに進むはずだ。」
「この説明なら、きっと自分の意図が100%伝わるに違いない。」
現場で奮闘されているプロフェッショナルな方ほど、
ご自身の提供する価値に責任感を持っています。
だからこそ、お客様に少しでも良いものを届けたいという思いから、
あらゆるシチュエーションを想定し、
自分の中で100点満点だと思える状態になるまで、
何度も何度もシミュレーションを重ねてしまうものです。
その真摯な姿勢自体は、
本当に素晴らしいことだと思います。
しかし、ここで客観的な視点から、
少し現実的なお話しをさせて下さい。
私たちが自分ひとりの頭の中だけで、
どれだけ完璧だと思える計画やサービスを作り上げたとしても、
実際にそれを世に出してみると、
事前にはまったく想像もしていなかったような反応や、
思わぬ壁にぶつかることが必ず起きます。
例えば、自分が一番自信を持っていたコアなメッセージが、
お客様には思いのほか響かず、
逆に自分としては「おまけ」程度に考えていた要素に強い共感が集まったりする。
あるいは、
お客様の負担を減らすためにと良かれと思って簡略化した申し込みの手続きが、
かえって「次にどう進めばいいか分からない」という混乱を招いてしまったりする。
「えっ、そこをそう受け取るのか…」
「あの説明で、そんな疑問を持つ方がいるのか…」
自分が期待していた受け止め方や、
スムーズに流れると思っていた手続きの進め方に対して、
まったく気付かなかった目線からの反応が返ってくる。
これは、ビジネスを前進させていれば、
誰もが必ず一度は経験する「想定外のズレ」です。
なぜ、こうしたズレが起きてしまうのでしょうか。
それは、サービスを提供する側の私たちと、
それを受け取る側のお客様とでは、
持っている前提知識や見ている世界(コンテキスト)が根本的に異なるからです。
私たちは、自分のサービスや商品のことを誰よりも深く理解しています。
だからこそ、無意識のうちに
「これくらいは言わなくても伝わるだろう」
「この操作は直感的に分かるだろう」という、
自分基準のバイアスが掛かってしまいます。
このバイアスが掛かった状態のまま、
ひとりの閉ざされた部屋の中でどれだけ熟考を重ねても、
お客様の本当の視点に気付くことは絶対にできません。
ひとりだと、
自分の死角にあるものには気付けないものなのです。
だからこそ、私たちは「実践」しなければなりません。
完璧だと思えるまで準備に時間を掛けるのではなく、
ある程度の形(例えば60点くらいの状態)ができたら、
まずは勇気を出して世の中にリリースしてみる。
そして、実際にそれを受け取った方々からの
生きた「フィードバック」を得るのです。
実践によって得られたフィードバックは、
自分の計画が失敗したことを意味するネガティブなものではありません。
それは、ひとりの頭の中では絶対に気付けなかった
「本当の現在地」と「お客様の真のニーズ」を教えてくれる、
極めて価値の高い資産です。
「この表現は誤解を招くのか。
では、次回はもっと具体的な事例を入れてみよう。」
「この手続きでつまずく人が多いなら、
間に確認の手順を挟むフローに改善しよう。」
このように、実践を通して得られた想定外の気づきを、
次の改善(アジャイルな軌道修正)に繋げていく。
この「出してみて、反応を見て、直す」という
地道なサイクルの繰り返しこそが、
結果的に最も早く、
お客様に本当に喜ばれるサービスを作り上げるための
最短ルートになります。
これまでもお伝えしてきた通り、
計画とは予定通りに進めるためのものではなく、
ズレを測定するためのセンサーです。
そして、そのズレを測定するためには、
頭の中で計画をこねくり回すのをやめ、
実際に「行動」というボールを投げてみなければなりません。
自分が思い描いていた通りには、
なかなかいかないものです。
期待通りの反応が返ってこなくて、
少し落ち込むこともあるかも知れません。
しかし、その「予定通りにいかない現実」と向き合い、
そこから得た気づきを素直に受け入れることでしか、
ビジネスは前に進んでいかないのだと思います。
頭の中でどれだけ完璧なシミュレーションをしても、
やっぱり、やってみないと分からないですよね。
もし今、ご自身の中で
「もう少し準備が整ってから」
「もう少しブラッシュアップしてから」と、
実践を先延ばしにしているプロジェクトがあるとしたら。
今日は、その完璧主義を少しだけ手放してみて下さい。
そして、小さくても構いませんので、
他者の目に触れる形での実践
(テストリリースや、誰かへのヒアリングなど)を
行ってみることをおススメします。
そこで得られた想定外のフィードバックこそが、
あなたを次のステージへと引き上げてくれる
大きなヒントになるはずです。
今日も一緒にやり抜きましょう!
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