迷わず一つに集中する。マルチタスクを手放す勇気
おはようございます!
一緒にやり抜く限界突破パートナー、福井俊治(しゅんじ)です。
本日は、複数のタスクを同時に抱えた時の
仕事への向き合い方についてお伝えさせて下さい。
テーマは、あえてマルチタスクを手放して
一つのことに全振りして、順番に片付けていくことの価値についてです。
みなさんは、日々多くのタスクを抱えながら、
颯爽と、マルチタスクで、次々と仕事を処理していく人を見かけると、
ちょっとうらやましいな、と思うことはないでしょうか。
自分は不器用なので、そんな姿に憧れてしまいます。(笑)
パソコンの画面にいくつものウィンドウを開き、
チャットの返信をし、メールをさばき、企画書を書きながら、
かかってきた電話にも即座に対応する。
そんな風に器用に立ち回れるビジネスパーソンを見ると、
純粋にすごいなと感じてしまうものです。
自分は日々、経営者や個人事業主の方の
プロジェクト実行のサポートをさせて頂いていますが、
目標が高い方ほど、日常的に抱えるタスクの量は膨大になります。
そのため、どうしても色々なことに少しずつ手を出して
同時に進めたくなってしまうお気持ちはよく分かります。
しかし、自分の場合は、
多くのタスクを抱え込んでしまうとどうなるかというと、
不器用なので一つ一つ順番に実行していかないと、
結局、なかなか進まないということがよくあります。
なぜなら、一つのことに取り組んでいる時に、
「あ、あれもやらなきゃ」「あの件はどうなったかな」と、
他のタスクに無意識のうちに意識が向いてしまい、
結局、目の前にあるメインの処理が、
あんまり進まないという状態になってしまうからです。
最近の脳科学などの研究でもよく言われていることですが、
そもそも人間は、マルチタスクができない生き物なのだそうです。
仮に同時に複数のことをこなしているように見えても、
それは同時に処理しているのではなく、
単にシングルタスクを高速で切り替えているだけだという話があります。
加えて、このタスクを切り替えながら処理するという行為には、
非常に大きな見えないコストが掛かっています。
工場でのモノづくりを想像して頂くと分かりやすいのですが、
製品Aを作っていたラインで、突然製品Bを作り始めるためには、
部品を入れ替えたり、機械の設定を変えたりする
「段取り」の時間が必要になりますよね。
人間の脳でも、全く同じことが起こっています。
タスクを切り替えるたびに、
頭の中でそのタスクに必要な情報を奥底から引っ張り出してくる
オーバーヘッド(切り替えのための準備時間)が掛かるので、
結果として、その時間が丸ごと無駄になってしまうのです。
おそらく自分の場合、
この切り替えに掛かるオーバーヘッドの処理時間が人より長い上に、
待機している別の処理に気を取られてしまう分、
今やっているメインの処理能力まで下がってしまうという、
完全な二重苦に陥っているのだと推測しています。(汗)
パソコンで例えるなら、使っていないアプリケーションを
裏でたくさん起動したままにしている状態です。
待機処理にメモリを奪われているため、
目の前の作業の動作まで重くなってしまうのです。
何かをやりながら他のことを気にするというのは、
それだけで脳のエネルギーを激しく消耗してしまいます。
なので、最近の自分が意識してやっているのは、
潔く今から集中するタスクを一つだけ決めてしまう、
ということです。
この時間はこれをやる、と最重要なタスクを自分の中で設定し、
その実行をしている時は、
自分の中でそのタスクに全振りしてしまって、
他は何もしないくらいの勢いで取り組みます。
当然、控えている次のタスクには一切手をつけませんし、
メールやチャットの通知が来ても、
気づかずスルーしてしまうこともしばしばあります…
でも、それで多少のレスポンスが遅れたとしても、
今はそれでも仕方ないかと割り切って考えるようにしています。
それくらい一極集中して、一つのことを終わらせる方が、
全体を通してみれば圧倒的にパフォーマンスが高く、
結果として良いアウトプットに繋がると実感しているからです。
ただ、ここで一つの疑問が湧いてくるかと思います。
一つの仕事が完全に終わるまで他のことができないとなると、
複数案件を同時に回せなくなってしまうのではないか。
そんな懸念を持たれるかも知れません。
確かに、スモールビジネスの経営者や個人事業主の方であれば、
完全に一つの仕事だけに何日も掛かりきりになるというのは
現実的ではない場面も多いと思います。
さすがにそこは多少コントロールしないと、
ホントに一つのことしかできず、
仕事全体が回らなくなってしまいます。
そこで自分がどうしているかというと、
最重要のタスクや、控えのタスクに対して、
あらかじめマイルストーンを設定するようにしています。
タスクの最初から最後までを一気に終わらせるのではなく、
今日はこの資料の構成案ができるまで、とか、
このデータ集計の土台が終わるまで、といったように、
キリの良い中間ゴールを設定するのです。
そして、このマイルストーンを達成するまでは、
一心不乱でこのタスクに全振りすると決めるイメージです。
このマイルストーンを適度なサイズに細かく設定すれば、
ある程度、複数案件を並行で走らせることは十分に可能です。
といっても、あまりに細かく切り刻みすぎると、
結局、さきほどの疑似マルチタスクと同じ状態になってしまうので、
そこは要注意ですが…
なんとなく複数のタスクをふんわりと追いかける時と、
完全にこのマイルストーンを達成するまではこっちが最優先と
腹をくくって決めて進むのとでは、
目の前の仕事に対する集中力に大きな違いが出ると感じています。
なので、最近の自分は、
あえて多少のアイドル時間(待ち時間)が発生したとしても、
すぐに別のタスクに手を出して切り替えるのではなく、
次のタスクはあえて保留にして、
最優先のタスクに全振りするスタイルを貫いています。
まぁ、これが誰にとっても絶対的な正解かどうかは分かりません。
ただ、不器用な自分にとっては、
頭の中がごちゃごちゃにならずに非常に進めやすくて、
このスタイルを結構気に入っています。
タスクがあちこちで中途半端に口を開けている状態というのは、
それだけで精神的な負担になるものです。
一つ一つ確実に閉じていくことで、
頭の中のメモリが解放され、次の仕事への意欲も湧いてきます。
もし今、みなさんの中で、
色々な仕事に手を出してマルチタスクの罠にはまっている方や、
複数案件をホッピングして飛び回り、
結果として切り替えの無駄時間を発生させてしまっている方がいれば、
まずは一つのタスクにマイルストーンを置き、
そこまでは他のことを一切やらないという一極集中を、
ぜひ一度お試し頂いても損はないのではないかと思います。
あれもこれもと中途半端に手をつけるより、
一つずつ順番に確実に終わらせていくアプローチが、
現状を打破するきっかけになるかも知れません。
ぜひ、一度、トライしてみて下さい。
そして何より、マイルストーンであっても
一つのことをしっかりとやり切るという経験を積み重ねることで、
自分の中に小さな達成感が生まれ、
それが仕事を進める上での大きな快感も得られますよ。(笑)
何か一つに集中してやり切る。
そんなシンプルな原則を、
日々のタスク管理のヒントにして頂ければと思います。
今日も一緒にやり抜きましょう!
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