行動しない責任。全てを自分ごととして引き受ける仕組み

おはようございます!

一緒にやり抜く限界突破パートナー、福井俊治(しゅんじ)です。

本日は、自らビジネスを進めていく中で、プロジェクトに関わるすべての結果を「自分ごと」として引き受けることの本当の意味についてお伝えさせて下さい。

テーマは、自分が行った行動だけでなく、自分が「しなかった行動」に対する責任も引き受けて、ビジネスを推進する仕組みについてです。

自らビジネスを立ち上げてプロジェクトを進める上で、自分はあらゆることを自分ごと化し、その結果を自らの責任として引き受けるということを意識して動いています。

実際には、あらゆることと言っても、自分が認識できていることに限定されるので、本当の意味ですべてを引き受けるということはできていないと思いますが…

しかし、基本的には自分が関わるビジネスやプロジェクトに関しては、すべての責任を自分ごととして捉えて動くことを信条としています。

自ら行動して良い結果が得られれば、もちろん自分の関与も考えますが、とはいえ周囲の方々が助けてくれた部分も大きいと考えます。

そのため、100パーセント自分一人の力でやりきったと宣言するつもりはありません。

一方で、物事が上手くいかなかった時に、仮に他の人にお願いしたことであったとしても、他の人のせいにするということも極力しないように意識してきました。

誰かに何か業務をお願いして、それが期待通りにうまく実行できなかったとします。

その際、「相手の能力が足りなかった」と切り捨てるのではなく、そもそも自分がその方を選んでお願いしたわけであり、その采配がうまく機能しなかったという事実として素直に受け止めます。

事前の人選が良くなかったのかも知れませんし、もしかしたら相手には十分な能力があったにもかかわらず、こちらからの指示やサポートが不十分だったがゆえに、その方の能力が発揮しきれなかったということなのかも知れません。

そこには何かしら、自分がやるべきだったのにできなかったという落ち度があると考えています。

だからこそ、上手くいかなかったという結果に対して、自分が何を変えられたかということをしっかりと反省し、次回同じ状況に陥った時に同じ結果にならないよう、次にするべき行動を意識して振り返るようにしています。

これまで、そのような当事者意識を持ってビジネスに向き合っているつもりでいた自分でしたが、先日、まだまだ自分がすべてを自分ごととして受け止めきれていなかったと感じる場面がありました。

それは、あるプロジェクトを一緒に進めていくメンバーに対して、事前の「認識合わせ」がしっかりとできていなかったという事例です。

状況としては、自分が「相手も自分と同じ目標と現状を把握してくれているだろう」という前提を勝手に置いてしまっていたがゆえに、その部分での認識のレベル合わせを怠ってしまったという状況でした。

その結果、自分が相手に理解してもらっているという、一方的な期待を抱いたままプロジェクトが進行してしまいました。

当然、相手にはこちらの意図する認識がなく、そのためにプロジェクトの進行過程で大きな認識のズレが生じてしまいました。

そして、相手は相手の価値観を持って「なぜこちらが期待している行動をとってくれないのか」と、自分の行動が伴っていないことに対して非難をしてきたという状況になります。

その状況を最初に受け止めた時、自分の中に「なぜ自分の意図を分かってくれないんだ」と、同じ方向を向いてくれていない相手に対して落胆してしまった自分がいたのも事実です。

(まぁ、事前の確認もせずに勝手に期待していたのはこちらの方なのですが…)

しかし、少し冷静になって考えてみると、自分の一方的な期待に対して相手に失望したり、勝手に見放したりするというのは、完全にこちらの都合でしかありません。

この出来事を通して、自分の「責任の引き受け方」に対する大きな見落としに気づきました。

これまでの自分は、「自分がやったこと」に対して責任を取るということを強く意識していました。

自ら行動した結果を引き受けたり、自ら誰かに働きかけた結果として他の方がとった行動であっても、その結果は自分の責任であると引き受けるということを考えてきたということです。

しかし今回の事象は、自分が「何もしなかったこと(=事前に認識合わせを行わなかったこと)」に対して、プロジェクトにもたらされた結果です。

その点に関して、自分が行動しなかったことによる責任を引き受ける覚悟や認識が、自分にはまだ不足していたというように理解しました。

これをもって、自分はプロフェッショナルとしてまだまだ当事者意識が足りていないという風に改めて認識したわけです。

プロジェクトマネジメントの観点で言えば、プロジェクトに関わって行動している以上、そこで発生するすべての状況は、プロジェクトマネジャーが仕向けた結果として受け止めなければなりません。

その観点で、しっかりと行動したことだけでなく、「行動していないこと」にも意識を向け、そこから発生した結果も引き受けるということが非常に重要だと考えます。

人間の脳は、自分が「やったこと」や「かけた労力」についてはよく覚えているものです。

しかし、自分が「やらなかったこと」や「伝えそびれたこと」については、形として残らないため、無意識のうちに思考から抜け落ちてしまいがちです。

そしてトラブルが起きた時、自分の「行動の抜け」を棚に上げて、目に見える相手の行動だけを非難してしまうということが起こり得ます。

今回の自分の事例は、まさにこの見えない「行動しない責任」を見落としていた典型的なパターンでした。

起業して間もない期間は特に、周囲とのコミュニケーションや前提条件の確認が後回しになってしまうこともあると思います。

例えば、外部のデザイナーさんに制作をお願いしたり、事務をサポートしてくれる方と協業したりする場面です。

「この業界なら言わなくてもこれくらいは分かってくれているはずだ」と、すり合わせの確認を省いてしまうことはないでしょうか。

そして、上がってきた成果物が自分の期待と全く違った時に、「なぜ分かってくれないのだろう」ともやもやした感情を抱えてしまう。

あるいは、お客様に対して「このルールは常識だから説明しなくても分かるだろう」と行動を省略した結果、後からクレームに繋がってしまい、お客様の理解力のせいにしてしまう。

みなさんも、自らの「行動した結果」に対しては責任を意識されているかも知れません。

しかし、自らが「行動を伴わせなかったこと(確認しなかった、伝えなかった)」に対して発生したトラブルや認識のズレに対しても、しっかりと自分の責任であるという観点で結果を引き受けるということを考えてみていただきたいのです。

相手が自分の思い通りに動いてくれない時、「なぜやってくれないのか」と他責にするのは簡単です。

しかし、他人の行動や感情は決してコントロールできません。

コントロールできないものにビジネスの成否を委ねてしまうと、常に相手の反応に振り回される不安定な状態になってしまいます。

「自分が事前に伝えるという行動をしなかったから、このズレが生まれたのだ」

「自分が相手の理解度を確認するという行動を怠ったから、この結果になったのだ」

このように、行動しなかったことに対する責任をご自身で引き受けることができれば、次からは「では、次はどういう仕組みを作ればこの認識のズレを防げるだろうか」という、前向きで具体的な改善策に繋げることができます。

すべてを自分ごととして引き受けるというのは、自分を過剰に責めるためではなく、ご自身のビジネスを自らのコントロール下に置き、確実に推進していくための最強の仕組みなのです。

自分自身、まだまだ未熟ゆえ今回のような状況を招いてしまいましたが、これを一つの有益なデータとして学びながら、関わるプロジェクトを確実な成功に導いていきたいと考えています。

そしてそれは、自分一人の力ではなく、協業するメンバー全員を巻き込みながら、チームの力で推進していくということを意識する必要があります。

一人の力には限界がありますが、お互いの認識をしっかりと合わせ、チーム全体のベクトルを揃えることができれば、その推進力は何倍にもなります。

そのような動きが今後も自然と取れるように、自らの行動と認識のズレを調整していきたいと思います。

みなさんも、何か上手くいかない事象が発生した時は、ご自身が「した行動」だけでなく「しなかった行動」の観点からも、状況を振り返ってみて下さい。

その一つひとつの事実の確認と責任の引き受けが、ご自身のビジネスの土台をより強固なものにしていくはずです。

今日も一緒にやり抜きましょう!

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