ペースを守り抜く。戦略的な息抜きでゴールを目指す仕組み
おはようございます!
一緒にやり抜く限界突破パートナー、福井俊治(しゅんじ)です。
本日は、自らビジネスを進めていく中で、頑張りすぎて息切れを起こさないための「息抜き」の必要性についてお伝えさせて下さい。
テーマは、長期的な目標に到達するために、意図的にペースを緩めて自分を許すタイミングを作る仕組みについてです。
自らビジネスを立ち上げて活動していると、どうしても休みなく働き続けてしまう時期があると思います。
そんな日々のペース配分について考えていた時、あるテレビの映像を思い出しました。
それは、自動車レースの最高峰であるF1の、先日行われたスペインGPでのワンシーンです。
マクラーレンというチームのランド・ノリスという選手が、過酷なレースを終えた直後に、コーラを飲んでいる姿が映し出されていました。
F1ドライバーといえば、世界でわずか22名しかいないトップ・オブ・ザ・トップのアスリートです。さらに言えば、ノリスは昨年のチャンピオンであり、その中でもトップクラスのドライバーであることは間違いありません。
彼らは単に車を運転しているだけでなく、レース中は首や体に自らの体重の何倍もの強烈な重力がかかり続けますし、高い心肺能力も求められます。
それに耐えうる強靭な肉体が必要となりますが、同時にドライバーの体重は車のスピードに直結します。
基本的には、ドライバーが軽ければ軽いほど速く走るために有利になるという事実があるため(最終的にはバラストで重量調整が入りますが詳細は割愛します)、筋肉と体重のバランスを考慮し、必要な筋肉を必要なだけ付けるというコンセプトで体づくりをしているドライバーが大部分です。
そのため、シーズン中は専属のトレーナーをつけ、日々のトレーニングはもちろんのこと、食事を管理し、摂取する水分やその他ドリンクも厳密にコントロールするという、非常にストイックな毎日を送っています。
だからこそ、レース直後とはいえ、完全にコントロールされた食事や飲み物のみを摂取していると思っていた彼らが、ジャンクな飲み物の代表とも言えるコーラを飲んでいる姿には少し驚かされました。
そして、その映像に対する本人のコメントは、「レースが終わったのだから何を飲んでもいいでしょ」というものでした。
このシーンとコメントを見た時、F1ドライバーもレースが終わったらコーラを飲むのだな、というのが自分の正直な感想でした。
しかし、よく考えてみれば彼の言う通りだと思います。
コンマ数秒のミスが命取りになる極限の緊張感と、暑いマシンの中で長いレースを戦い抜いた後には、ふっと息を抜く瞬間がどうしても必要になるのだととらえられます。
ずっと気を張り詰めてすべてをコントロールし続けるというのは、トップアスリートであっても心身に非常に大きなストレスがかかるのでしょう。
もちろん、彼らの場合はそのコーラを摂取したという事実を踏まえて、翌日からはまた次のレースに向けた厳密な体調管理や摂取するもののコントロールが始まっていくのだと思います。
それはさておき、ここから学べるのは、世界トップのアスリートですら、張り詰めた糸を緩める瞬間を意図的に作っているという事実です。
このことを、自分たちのビジネスの現場に置き換えて考えてみたいと思います。
ビジネスにおいては、その土台を作るために、何から何まで自ら考え、行動しなければならないことが山のようにあります。
日々のSNSやブログでの発信、既存のお客様への対応、新しいサービスの企画立案、そして経理や細々とした事務作業に至るまで、やってもやっても終わらないタスクに囲まれていることと思います。
ご自身のビジネスの時間はもちろん、日々の生活など、限られた24時間の中でやりくりをしながら、常に複数のプロジェクトを同時に進行させているような状態にある方も少なくないはずです。
特に、ビジネスを早く軌道に乗せたいという思いが強い時期は、他の起業家の方々が活躍している姿を見て焦りを感じることもあるかもしれません。
その結果、もっと自分も頑張らなければ、休んでいる暇なんてないと、なりふり構わず行動を続けることが求められる局面もあると思います。
しかし、そのように日々全力で走り続けている中で、ふと一つの区切りを迎える瞬間があるはずです。
例えば、企画していた新しい講座を無事にリリースできた時。
あるいは、目標としていた売上や集客の人数を達成できた時。
長期間にわたって準備を進めてきたプロジェクトが、無事に完了した時などです。
そのような大きな節目を迎えた時、みなさんはご自身にどのような声をかけているでしょうか。
ここで立ち止まってはいけない、すぐ次に進まなければと、休む間もなく次の目標に向けて走り出そうとしてしまいたくなるかもしれません。
ひとりでビジネスを進めていると、自分が休んでしまえばすべての動きが止まってしまうという事実があるため、立ち止まることに不安を感じたり、自分を休ませてあげることを許せなかったりすることがあると思います。
しかし、ここで意識していただきたいのは、ビジネスというものは短期的なダッシュで終わるものではないということです。
ビジネスを育てていく道のりは、フルマラソンのような長いレースになります。
最初の1キロだけを全力でダッシュしても、残りの41キロを走り切る体力が残っていなければ、一番の目的地であるゴールにたどり着くことはできません。
一つの目標を達成したのであれば、それを受けて自分を少し甘やかしてあげるシーンがあっても良いのだと思います。
むしろ、そういった節目で自分を許し、ほっと息をつく瞬間を手に入れることこそが、次の目標に向けてまた頑張るためのエネルギーを蓄える重要なプロセスになると思います。
人間のエネルギーや集中力は無限ではありません。
どこかで意図的に息を抜くタイミングを作らないと、やがてエネルギーが完全に枯渇してしまいます。
どこまでも行動し続け、無理をして頑張り続けることは、誰にとっても不可能です。
そのまま走り続ければ、本来目指していたもっと先の大きな目標に到達する前に、行き倒れてしまうという事態になりかねません。
プロジェクトマネジメントの観点で言えば、これはプロジェクト全体のペースをどう管理するかという話に繋がります。
先ほどのノリスが、レースの直後にコーラを飲んで心身のストレスを解放し、また次のレースに向けて厳しいコントロールを再開するように、ビジネスにおいても集中して負荷をかける時期と意図的に緩める時期のメリハリをつけることも重要だと思います。
マラソン選手が、レースの途中に設けられた給水ポイントでしっかりと水分を補給し、コースのアップダウンや当日の体調に合わせて意図的にペースを調整するように、ご自身のビジネスにおいても、全体のペースや体調を確認し、コントロールするという観点がどうしても必要になってきます。
目先のタスクをこなすことだけにとらわれず、数ヶ月、数年という長いスパンでご自身のビジネスを見据えた時、今ここで休むことが全体にどうプラスに働くかを考えるのです。
ビジネスに真剣に向き合っているからこそ、息抜きをすることや自分を甘やかす(緩める)ことに対して、どこか罪悪感を感じてしまうのかもしれません。
しかし、お伝えしたいのは、休むことは決してサボっているわけではないということです。
それは、長くビジネスを続けてお客様に価値を届け続けるための、戦略的なエネルギーのチャージだと客観的にとらえることができます。
一生懸命に準備をして、無事にサービスをリリースできたのであれば、その日の夜くらいは少しだけ良いレストランで美味しいものを食べたり、好きな映画を見てのんびり過ごしたりしても良いはずです。
今日はここまでやり切ったのだから、自分を甘やかしてあげようと、ご自身の意思でしっかりとオンとオフの切り替えを行うのです。
そうやって意図的に息を抜くことで、頭の中に余白が生まれ、また新しいアイデアやお客様に提供したい価値が浮かんでくることもあります。
ずっとパソコンの前に座って眉間にしわを寄せている状態よりも、心身がリラックスして満たされている状態の方が、結果的に質の高いアウトプットを生み出せるということもよくある話です。
必要以上に自分を追い込むことなく、時には自分を許してあげたり、休んだりしてもいいんだという観点で物事を捉えることも重要だと思います。
ご自身の心と体の状態を客観的に観察し、エネルギーが不足していると感じたら、迷わず息抜きの時間を計画に組み込んでみて下さい。
ぜひ、頑張りすぎて途中で息切れしてしまわないように、そしてご自身が思い描くゴールまでしっかりとたどり着けるように、ご自身の体調やメンタルをコントロールする仕組みを持っていただければと思います。
今日も一緒にやり抜きましょう!
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