抱えきれないタスクを手放す決断
一緒にやり抜く限界突破パートナー、福井俊治(しゅんじ)です。
毎日、タスクがパンパンで手一杯。
次から次へと降ってくる業務に追われ、息つく暇もない。
そんな状況で、日々奮闘している方もたくさんいらっしゃると思います。
本当にお疲れ様です。
ビジネスの現場ではよく、「できる人には仕事が集まる」と言われます。
たまに、「仕事をお願いするなら忙しい人にお願いしろ」と、公言している方もいるくらいです。
忙しい人は、段取りが良く仕事が早い。
だからこそ、確実に仕上げてくれるという安心感があるのでしょう。
世の中は望む望まないにかかわらず、できる人ほど仕事が集まる仕組みになっているようです。
今これを読んでくださっているあなたもきっと、周囲から頼りにされ責任感の強い方なのだと思います。
自分に振られた仕事は、なんとかしてやり遂げたい。
その誠実な姿勢が、さらなる信頼を呼び、また新しい仕事が舞い込んでくる。
これはビジネスパーソンとして、非常に素晴らしいことです。
とは言え、個人の処理能力も無尽蔵ではありません。
どれほど優秀であっても、1日は24時間しかなく体力も気力も有限です。
悲しいことに、必ずどこかで限界を迎えてしまいます。
キャパシティを超えてしまえば、いくらお願いされても、手付かずのまま放置され続けることになります。
こうなってしまうと、抱え続けるご自身も、精神的に苦しくなります。
「やらなきゃいけないのにできていない」という未完了のタスクは、脳のメモリをじわじわと食いつぶし、本来のパフォーマンスを奪っていくからです。
だからこそ、私たちはどこかで仕事を手放さないといけません。
こんな時、あなたならどうしていますか。
場合によっては、部下や後輩にスルーパスで押し付ける、という暴挙に出ている方もいらっしゃるかも知れません。(汗)
自分がさばききれないからといって、何も考えずに横流しする。
しかし、これは確実に自分の信用を無くす行為なので、心当たりがあれば直ちにやめましょう。(笑)
実は、自分もかつて、上司から仕事を丸投げされて、ひどく苦労した経験があります…
背景も目的もわからず、ただ作業だけが降ってくる。
あの時のやらされ感と「この人は自分を都合よく使っているだけだ」という不信感は、今でも忘れられません。
もちろん、部下や後輩にお願いすること自体が悪ではありません。
仕事を依頼する際は、ちゃんと相手に期待値を説明することが必須です。
何のためにやるのか。
どこまでのクオリティを求めているのか。
そして、何より相手の処理能力に余裕があることをしっかり確認する。
その上で、引き取ってくれるというなら、お願いするのは全く問題ないでしょう。
ただし、ここでNoを言わせないような圧を持ってお願いしたら、パワハラと言われてしまう時代ですので本当に気を付けて下さい。(笑)
相手の状況を思いやれる余裕がない時の依頼は、たいてい押し付けになってしまいます。
さて、それはさて置き。
適切にお願いしても、まだタスクが溢れ気味の方。
あるいは、そもそもお願いできる相手がいない、という環境で戦っている方は、どうすればいいでしょうか。
ご自身の目標達成を阻む不要なタスクを削ぎ落とすための「3ステップのアプローチ」を検討してみてください。
これは、タスクの波に溺れないための自己防衛術です。
ステップ1は、「そもそもやる事を減らせないか」という観点です。
今あなたが抱えているタスクは、本当にすべて実行が必要なタスクでしょうか。
これをやらなかったら、誰が、どう困るのか、をちゃんと確認してみてください。
これ、意外と誰も困らないことが多いのです。
よくあるのが、報告書などの定型ドキュメントです。
一生懸命作ったはいいものの、どこかのフォルダに入れられたまま、二度と誰の目にも触れない。
前任者がやっていたからという理由だけで、惰性で続けている不毛な書類作業はありませんか?
あるいは、自分が出席しなくても議事録を読めば済むような定例会議はありませんか?
判断のポイントは、「誰がどう困るか」です。
具体的なお困りごとが発生しないのであれば、あるいは「なんとなく心配だから」程度の理由であれば、勇気を持って「やらない決断」をしましょう。
最初は怖いかも知れませんが、拍子抜けするほど何も起きないことに気づくはずです。
ステップ2は、ステップ1の変則版です。
全部は止められなくとも、「一部はやめられないか」を検討します。
例えば、標準フォーマットの不要な入力欄を思い切って削除してしまうのもありです。
他のドキュメントと重複している欄をわざわざ二重入力していませんか?
データベースで最新の数値を確認すれば済むものを、わざわざ手作業で転記していませんか?
あるいは、社内向けの資料なのに顧客向けのような過剰な装飾を施していませんか?
目的を果たすために必要最小限の要素だけを残し、あとは大胆に削ぎ落とすのです。
80点の出来で十分な仕事に、100点を目指して時間を浪費するのはやめましょう。
そして、最後のステップ3。
成果物は同じでも、やり方で「ショートカットや工夫できる余地がないか」を考えます。
過去の類似プロジェクトのテンプレートを流用できないか?
ツールを使って自動化できないか?
同じような作業をまとめて一気に処理できないか?
ここで、ご自身の目標達成のために非常に重要な事実をお伝えします。
やらなくていいことを頑張って効率化して実行することほど、無駄なことはありません。
だからこそ順番が命です。
ステップ1と2をしっかり実行して、まずは「やらなくていいこと」を徹底的に明確化する。
そして、やらない判断を下すのが、最初になります。
その上で、どうしてもご自身でやらなければならない残ったタスクに対して、初めて効率化のメスを入れるのです。
このようなステップを踏むことで、やらなくても困らない業務や、ちょっと不便でも我慢できそうな効果の低い業務は、どんどん手放すことができます。
ぜひ一度、ご自身のタスクリストを、この3ステップで棚卸しして、楽になってしまいましょう。
なぜ、ここまでして、タスクを手放す必要があるのでしょうか?
それは、あなたが本当に成し遂げたい目標に時間とエネルギーを注ぐためです。
私たちは、日々の緊急事態や、他人の要望に応えるためだけに生きているわけではありません。
あなたには、ご自身の思い描く未来があり、達成したい目標があるはずです。
日々のノイズに埋もれさせてはいけない「最重要プロジェクト」があるはずです。
溢れる業務を抱え込んで疲弊し、本当に大切な目標を棚上げしてしまう前に、「あきらめる勇気」を持って、効果の低いタスクを手放してください。
それは決して、逃げでも無責任でもありません。
限られた時間の中で、ご自身の目標を確実に前進させるためのプロフェッショナルな決断です。
自分の時間は、自分の手で守り抜く。
そして、本当に価値のある一歩を確実に踏み出していく。
今日も一緒にやり抜きましょう!
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