視点をずらして本質に気づく。外部フィードバックの活かし方
おはようございます!
一緒にやり抜く限界突破パートナー、福井俊治(しゅんじ)です。
本日は、私たちがビジネスを進める中で、
行き詰まりを感じた時の打開策について、
お伝えさせて下さい。
テーマは、外部からのフィードバックを頂くことの重要性と、
そこから得られる本質的な気づきについてです。
みなさんは、何か新しい突破口を見つけようとする時や、
これまで経験したことのないような難しい課題に直面した時、
どのように解決策を導き出しているでしょうか。
静かな時間を確保して状況をじっくりと振り返り、
ご自身の内側に答えを求めて、
そこから進むべき道を見出すというアプローチも
もちろん非常に有効な手段だと思います。
自分自身も、壁にぶつかった時には、
まずは一人で静かに内省を深め、
思考を整理することで答えを探し出そうとすることは多々あります。
しかし、そうやって自分の中だけで答えを探し続けるのには、
どこかで限界を迎えてしまう場合があるのも事実です。
いろいろと頭を悩ませて考えた挙句、
結局は同じ思考の枠組みの中をグルグルと回っているだけで、
少しも前に進めていないと感じた経験はないでしょうか。
自分がこれまで培ってきた知識や経験の範囲内だけで考えていると、
どうしても過去の成功体験や、一定のパターンに縛られやすくなってしまいます。
自分では一生懸命に考えているつもりでも、
無意識のうちに同じ思考のレールの上を走っているだけ
という状態に陥ってしまうのです。
なので、そういった停滞感を感じた時には、
勇気を出して他の方からのフィードバックを頂く機会を作ってみることを
個人的にはおススメしています。
他者の客観的な視点を入れることで、
自分では全く気づけなかった死角に光が当たり、
思いもよらない解決の糸口が見えてくることはよくあるからです。
ただ、ここでフィードバックを求める相手について、
一つ工夫して頂きたいポイントがあります。
それは、あまりに専門的で高度な課題である場合を除いて、
意図して「ずらした方」からフィードバックを頂くという観点です。
ずらした方とは、
ご自身が普段接している業界やコミュニティには
属していない方のことです。
あるいは、課題となっている領域について、
あえて素人と言えるような立場の方の意見を伺うのも非常に有効です。
専門的な課題であれば、
もちろんその道の専門家に聞くのが一番です。
しかし、「ビジネスの方向性」や「業務の進め方」といった課題に対しては、
自分と同じ業界の人に相談しても、
結局は同じような業界の常識に基づいたアドバイスしか返ってこないことが多くなります。
そもそも、他人の意見を聞くこと自体のメリットは、
第三者の客観的な視点からのフィードバックを頂けることにあります。
これに加えて、
あえて自分と接点のないずらした方々からのフィードバックには、
さらに強力な追加の効能があると考えています。
その追加の効能について、大きく二つの視点でお伝えします。
一つ目は、
自分と近い環境にいる方々とは全く違う視点で、
気になったことを素直にフィードバックして頂けることです。
同じ業界や近い環境にいる人たちというのは、
無意識のうちに共通の常識や前提条件を持ってしまっています。
そのため、
「これはこういうものだ」
「この業界ではこれが当たり前だ」
という暗黙の了解が存在し、
根本的な部分に疑問を持つことが少なくなります。
しかし、その領域に全く詳しくないずらした方々に話を聞いてもらうと、
私たちが当然だと思い込んでいる前提条件や、
目的、あるいは完了の定義に関しても、
「そもそも、なぜそれが必要なんですか?」と、
非常にニュートラルな視点から確認してもらうことができます。
私たちは普段の業務の中で、
スピードや効率を求めるあまり、思考のショートカットをしてしまっています。
「AだからBになる」というプロセスを深く考えず、
自動的に処理してしまっているのです。
だからこそ、あえて素人の方に純粋な疑問を投げかけてもらわないと、
自分自身が思考をショートカットしていること自体にすら
全く気づけていないことは多々あるのです。
この典型的な例が、業務プロセスの改善といったテーマです。
これはまさに、思考のショートカットの塊と言えるかも知れません。
例えば、クライアントの業務改善をサポートする中で、
現場の担当者の方に「なぜ今このやり方をやっているんですか?」と
質問をするとします。
そうすると、
「自分がこの部署に配属されて参画した時からこのやり方だったから」
「会議で報告が必要なので準備しています」
といった答えが返ってくることがよくあります。
そこには「目的」ではなく「過去の経緯」や「慣習」しかありません。
しかし、さらに深く掘り下げて事実を確認していくと、
今となってはその苦労して作成し提出された報告書を
実際には誰も読んでおらず活用されていない
というのは多々ある話です。
外からの純粋な疑問がなければ、
「昔からやっているから必要だ」という思い込みに気づくことは
非常に難しいのだと思います。
そして二つ目の効能は、
業界では当たり前とされている概念を改めて問われることで、
その事象の「本質」に向き合うことができるからです。
例えば、ある特定の業界の中では
ごく一般的な役割である場合でも、
素人の方にはその言葉の意味すら全く分からないことがあります。
そうすると、
「なぜそんな役割の人が必要なのですか?」
「その仕組みにはどんなメリットがあるのですか?」
と、非常に素朴な疑問をぶつけられることになります。
そう言われて、相手に分かるように一から説明しようとすると、
自分の中で何となく曖昧になっていた定義を
ちゃんと整理し直さなければなりません。
そもそもどういう目的でこの仕組みが存在し、
誰に何を求められているのか。
そうやって本質的な部分をご自身の言葉で言語化し、
整理していくプロセスが発生します。
そうすると、説明している自分自身の中で、
「今やっているこの業務は、実は他の役割の方がやった方がいいのではないか」
「本来の目的を考えると、やり方や成果物の定義自体を変えた方がいいのではないか」
といった、新しい気づきにつながることがあります。
業界の常識というフィルターを外し、
相手に伝えるために言語化することで、
ゼロベースで物事を見つめ直すことができるのです。
これら二つの効能を概して言うと、
外部からのフィードバックを活用して
「本質を改めて整理する」ということなのだと思います。
しかし、この本質的な整理を、
常識を思い込んでいる当人が自らの力だけで気づいて行うというのは、
非常に難しい作業だと思います。
自分では「正しい」と信じていることに対して、
自ら疑いの目を向けるのは至難の業だからです。
だからこそ、あえて視点の違う外部の力を上手く活用することが
重要になるのです。
ということで、
日々のビジネスで行き詰まりを感じたり、
現状を打破したいと考えている方は、
たまには普段のご自身の接触範囲の外にいる人の情報に触れ、
そこから気づきを得る機会を設けてみるのも良いと思います。
このあたりは、ご自身で強く意識して行動しないと、
意外と毎日同じメンバーと顔を合わせ、
同じような価値観の中で会話をして日々を過ごすことになってしまうと思います。
しかし、現状を突破するためには、
そこから一歩踏み出す必要があります。
ぜひ、少し視点をずらして、
外部からのフィードバックを取り入れることを気にしてみて下さい。
異なる視点から投げかけられる素朴な疑問が、
ご自身の思考をクリアに整理し、
目標達成に向けた力強い一歩を踏み出すための
大きなきっかけになるはずです。
今日も一緒にやり抜きましょう!
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