見通せない目標を達成する。アジャイル思考による行動計画

おはようございます!

一緒にやり抜く限界突破パートナー、福井俊治(しゅんじ)です。

本日は私たちが目標に向かって行動する際のアプローチ手法についてお伝えさせて下さい。

テーマは先の見通せない大きな目標に対して、目に見えるゴールを積み上げていくアジャイル思考の取り入れ方です。

私たちが何か新しい目標を達成しようとする時、その道筋の描き方には大きく分けて二つのルートがあると思っています。

一つは最初からある程度ゴールまでの道筋が見えていて、そのルートを計画通りに進められるようマネジメントする方法です。

もう一つは先の見通しがきかず、手探りでルートを開拓しながら進む方法です。

プロジェクトマネジメントやソフトウェア開発の世界の言葉で言うと、前者はいわゆるウォーターフォール開発であり、後者はアジャイル開発というアプローチになると思います。

以前の自分は目標達成に向けた推進支援において、まずは全体のマスタスケジュールをきっちりと立てることをおススメしていました。

いつまでに何をするかという長期的な全体計画を描き、そこから日々の行動に落とし込んでPDCAを回していくというウォーターフォール型での進め方です。

もちろんこのアプローチは現在でも有効ですし、前提条件が変わらない確実なプロジェクトにおいては非常に強力な手法です。

しかし最近はクライアントのみなさまが挑戦される目標がより高度で不確実性の高いものになってきていることもあり、アジャイル型でお伝えするシーンが非常に増えました。

アジャイル型の進め方とは、最初からマスタスケジュールのような大きくて固定化された計画を立てることはしません。

なぜなら、見通しの立たない挑戦において数ヶ月先の計画を立てることは難しく、また変化の激しい環境においては、例え計画にしたとしても、ズレや状況変化が生じてしまうからです。

その代わり、現在確実に「見えている範囲」でマイルストーンを設定します。

そして直近のマイルストーンに向かって比較的短期の実行計画を立てて、その成果を一つずつ確実に積み上げていくというスタイルです。

自分が今見通せている範囲でのマイルストーンに向かって、その達成のためにやるべき事を事実ベースで整理して実行していきます。

その行動の過程でも状況に合わせて見直しを掛けますし、一つのマイルストーンに到達した時点でも一度ちゃんと振り返ります。

到達した地点からの景色はスタート地点から見ていた景色とは必ず違っています。

そこまでの成果や新たに見えてきた状況をもとに、またその先に見える次のマイルストーンや行動方針に見直しを掛けて進んでいくというものです。

このアジャイル思考は変化に強く、心理的なハードルも下がる非常に優れたアプローチです。

しかし、ひとつ絶対に気を付けないといけない重要な点があります。

それは、いくら計画を柔軟に変更できるアジャイルとは言え「成り行きに任せればいい」というものでは決してないということです。

この部分を誤解されているケースが実は非常に多く見受けられます。

先が見通せない中で進め方を真剣に考えて実践していくのと、流れに任せて何となく進めるのとはまさに天と地ほどに違いがあります。

なぜこのような誤解が生じてしまうのでしょうか。

それは厳密な計画を立てずに動き出す方が、精神的にとても楽に感じてしまうからです。

状況が変わるかもしれないという理由を盾にして、期限を切る苦しさや計画通りに進まなかった時の挫折感を無意識に回避しようとしているのかも知れません。

しかし、アジャイル思考で進める前者は、たとえ短期であっても見えているマイルストーンに向かって「いつまでにこれを終わらせる」という明確な期限を意識しながら行動することになります。

一方で成り行き任せになっている後者は、今日はこれくらいできたからいいかというあくまでもその日の出来高や、やれた範囲で進むという状態です。

これは柔軟なのではなく、単にアンコントロールな状態に陥っているだけです。

アジャイルとは短期で計画を立てて達成していく行為を高速で繰り返していく手法です。

見通せる範囲でしっかりとゴールを見据え、その達成のためにやるべきタスクを洗い出します。

そしてスプリントと呼ばれるような一定期間の中で確実に達成できる行動計画を設計し、実践してみて、そこから次に向かってフィードバックするという非常に規律を伴う行動です。

イメージとしてはウォーターフォール型の計画と実行を超短期のサイクルで厳密に実践することに似ているかも知れません。

なので、あくまでも達成すべき目標と期間を区切った計画が明確に存在していて初めて成り立つものなのです。

計画を立てないことの言い訳としてアジャイルという言葉を使ってしまうと、プロジェクトは確実に迷走し、いつまで経っても本当に到達したい場所には辿り着けません。

成り行き任せで進むことは地図を持たずに歩き出すようなものであり、貴重なエネルギーと時間を浪費してしまいます。

アジャイル思考の本質は、見えない未来を無理に予測するのではなく、確実に見える近い未来を一つずつ制覇していくことにあります。

ここを勘違いせずに短期の目標達成をストイックに積み上げていくことで、最初は見通せなかったような大きなゴールに最終的に到達できることがこの手法の最大の特徴です。

最初は霧がかかっていて見えなかった山の頂上も、目の前の確実な足場を一つずつ固めて登っていくうちに気がつけば手が届く場所に現れるものです。

もし今、あなたが先の見通せない大きな計画や未経験のプロジェクトに挑戦しようとしているのであれば。

ぜひ、このアジャイルの本質を勘違いすることなく採用して、目標を達成して頂ければと思います。

繰り返しますが、決して成り行き任せにはされませんように。

ご自身の行動をしっかりとコントロールし、確実な一歩を積み重ねていくための枠組みとして機能させて下さい。

今日も一緒にやり抜きましょう!

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