未来の解像度を上げる。『プライム・ミッション100』の描き方

おはようございます!

一緒にやり抜く限界突破パートナー、福井俊治(しゅんじ)です。

本日は、私たちが人生の中で重要なプロジェクトを推進していくために不可欠な、目標の棚卸しと可視化についてお伝えさせて下さい。

テーマは、自分のやりたいことを網羅的に描き出すフレームワーク、『プライム・ミッション100』の作成とその活用法です。

日々の業務や目の前のタスク処理に追われていると、時間は本当にあっという間に過ぎ去ってしまいます。

プロジェクトマネジメントの世界において、プロジェクトを成功に導くために最も重要なのは、最初に「何を実現したいのか」という要求定義を明確にすることです。

これは、個人の人生やビジネスの目標達成においても全く同じことが言えます。

自分が本当は何を求めていて、どこに向かいたいのかという全体像のスコープがぼやけたままでは、日々の行動の精度を高めることはできません。

そこで自分は、人生で達成したいことや実現したい状態を言語化したリストのことを、『プライム・ミッション100』と呼んでクライアントの方々にも作成をおススメしています。

いろいろと思いを巡らせて自分の中にある願望をすべて抽出して頂くために、あえて「100」という分かりやすく少しハードルの高い数字を選んでいます。

しかし、この100という数字そのものに絶対的なこだわりがある訳ではありません。

思考のストッパーを外して頂くための目安ですので、結果的にこれより多くても少なくても全く問題ありません。

ただ、このリストにおいて一つだけ重要なルールがあります。

それは、一度作って終わりにするのではなく、最低でも毎年必ずアップデートすることを想定して作成するということです。

あなたの経験や環境の変化、価値観の成長とともに、目標も当然変化していきます。

『プライム・ミッション100』は、今の自分を縛るための固定されたルールではなく、あなたの変化とともに柔軟に育てて行く生きたリストだという前提を持って頂ければと思います。

さて、いざ「やりたいことを思いつく限りすべて書き出してみて下さい」と言われても、白紙のノートを前にすると意外と手が止まってしまうものです。

仕事熱心な方ほどビジネスの目標ばかりが並んでしまったり、逆に趣味のことしか出てこなかったりと、どうしても思考に偏りが出てしまい、網羅的にリストアップすることは非常に難しい作業になります。

そこで、思考の偏りを防ぎ、多角的な視点から自分の内面を掘り下げるためのガイドラインとして、8つの軸で考えて頂くことをおススメしています。

以下の8つのカテゴリーに沿って思考を巡らせることで、ご自身でも気づいていなかった隠れたミッションが必ず見えてきます。

それぞれについて、少し具体的に解説します。

仕事・事業(ビジネス・キャリア)
ビジネスへの向き合い方や、ご自身のキャリアを通して達成したいことを描く項目です。
例えば、新規事業の立ち上げ、既存ビジネスの組織化、理想とする働き方の実現、あるいは明確な引退時期の決定など。
現在手掛けている業務の延長線上だけでなく、中長期的にどういった価値を社会に提供するプロフェッショナルで在りたいかを言語化します。

経済・資産(ファイナンス)
お金や物質的な豊かさに関することです。
目標とする具体的な売上高や報酬の額、将来に向けた投資計画、安心できる老後資金の確保などが含まれます。
また、ずっと手に入れたいと憧れているクルマや時計といった「モノ」への純粋な欲求も、自身のモチベーションを高める大切な要素としてここに遠慮なく書き出します。

健康・肉体(フィジカル)
すべての行動の基盤となる、自らの肉体を整えるための項目です。
自分自身の経験からも言えますが、高い目標を達成し続ける実行力には、必ずベースとなる体力が必要です。
フルマラソン完走などの具体的な体力作りの目標から、日々の食事改善、定期的な身体のメンテナンス、睡眠の質の向上など、パフォーマンスを維持するための土台を描きます。

知性・自己投資(インテリジェンス)
自身の知的好奇心を満たしたり、知識レベルのアップデートを目指したりする項目です。
新しい語学の習得、現在のビジネスを加速させる新しいスキルの獲得、月に何冊本を読むといった読書習慣の形成、あるいは専門分野のさらなる深掘りなど。
自分というシステムをバージョンアップさせるための投資計画です。

精神・メンタル(マインド)
自らの内面を整え、揺るぎない心を育むための事柄です。
日々のストレスコントロールの手法、判断に迷った時に立ち返る自分の軸となる価値観の言語化、情報過多な日常から離れるデジタルデトックスの実施、あるいは深い自己探求の時間を持つことなど。そして、それらを習慣化することなどが該当します。
外的要因に振り回されない、ニュートラルな精神状態をいかに保つかを描きます。

家族・パートナー(リレーションシップ)
その名の通り、自分を支えてくれる家族や大切な人たちとの接し方です。
配偶者や子供たちとどのように充実した時間を過ごすか、両親への親孝行の形、定期的な家族旅行の計画、あるいは共に暮らすペットとの豊かな生活空間の構築など。
仕事の成功と同じくらい、あるいはそれ以上に大切な、人間関係の幸福度を高めるための項目です。

趣味・ライフスタイル(プライベート)
仕事の役割や責任から完全に離れ、自分個人のこだわりを純粋に体現する項目です。
心から没頭できる余暇の楽しみ、訪れてみたい国内外への旅行、毎戦欠かさずチェックするF1観戦(笑)、特定の食文化への深い探求、あるいは理想とするこだわりの住環境の実現など。
人生のハンドルに適度な「遊び」を持たせ、エネルギーを充填するための大切な活動です。

社会貢献・コミュニティ(ソーシャル)
自分の持っているリソースを使って、社会にどう貢献していくかに思いを馳せる項目です。
地域社会への具体的な還元活動、支援したい団体への寄付、あるいは価値観を共有できる新しいコミュニティへの参加や、自らが主宰となるコミュニティの創設など。
自分個人の枠を超えて、周囲にどのような良い影響を与えていきたいかを描きます。

以上が8つの軸になります。

まずは、各項目間のバランスが悪くても全く構いません。

この8つの視点を行ったり来たりしながら、思考のストッパーを外し、一旦ご自身が達成したいことや叶えたい状態をすべて紙やドキュメントに書き出してみて下さい。

そして、すべてを吐き出し終わったら、次の重要なステップに進みます。

書き出したリスト全体を俯瞰し、その中から「今年達成したい事(いま現在の自分にとって達成する最も優先順位が高い事)」のトップ10を抽出してみて下さい。

私たちの時間は有限です。

100個すべてを同時に進行させようとすると、リソースが分散してしまい、結局どれも中途半端に終わってしまいます。

PMOとしてプロジェクトを推進する際も、必ずバックログ(やるべき項目リスト)の中から優先順位の高いものだけを切り出し、一定期間の実行スコープを確定させます。

このトップ10の抽出は、まさにその実行スコープの確定作業です。

今年も残すところあと約8カ月あります。

ぜひ、抽出したこのトップ10を確実に今年達成できるように、日々の行動計画に落とし込み、この後の8カ月間を戦略的に過ごして頂ければと思います。

いずれにしても、まずは日常の慌ただしさから意図的に離れ、まとまった時間を確保して、一度ご自身のやりたいことをすべて脳内から吐き出してみて下さい。

自分の内側に眠っていた多様な願望が可視化され、今後の明確な道筋が見えた時、きっとこれからの活動に対するワクワクが止まらなくなるはずです。

今日も一緒にやり抜きましょう!

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