理想と現実のギャップを埋める。問題と課題の明確な境界線
おはようございます!
一緒にやり抜く限界突破パートナー、福井俊治(しゅんじ)です。
本日は、私たちがビジネスや人生の目標に向かって進む上で、非常に重要となる思考の整理について、お伝えさせて下さい。
テーマは、「問題」と「課題」の明確な違いについてです。
突然ですが、みなさんは「問題」と「課題」と聞いて、その明確な違いをお分かりになるでしょうか。
ビジネスの現場でも日常会話でも、この二つの言葉はしばしば混同して使われています。
意外とこの違いを、自分の中で明確に区別して理解できていない方も、多くいらっしゃいます。
しかし、自分が本当に達成したい目標(理想)があり、現在地(現実)との間にあるギャップを埋め、在りたい状態へ持っていくための行動を設計する上で、この二つの言葉の定義は極めて重要な意味を持ちます。
この境界線が曖昧なまま行動を始めてしまうと、頑張って動いているのに全く見当違いの方向に進んでしまったり、いつまで経っても成果に結びつかずに疲弊してしまったりする原因になります。
本日は、ご自身のプロジェクトを確実に前進させるための、この明確な違いをお伝えしたいと思います。
まず、「問題」とは一体何でしょうか。
一言で言えば、問題とは「解決するべき理想と現実のギャップ」のことです。
ご自身が掲げた目標と、現状の現在地との差分であり、誰が見ても客観的に判断可能な事実を指します。
例えば、非常にシンプルな例で考えてみましょう。
ご自身のビジネスにおける目標が「月商100万円」だとします。
しかし、現状の売上が「80万円」だとすると、そこにある問題は「月商が20万円不足している」ということになります。
ただ単に引き算をすればいいだけなので、非常にシンプルで分かりやすいですよね。
ちなみに、このように数値で判断できる状態が最も理想的ではありますが、ビジネスや人生の目標において、必ずしもすべてを数値で表現する必要はありません。
ただし、理想と現実のギャップが何なのかをちゃんと言語化できており、そのギャップが埋まった状態が「客観的に判断できる」レベルになっている必要があります。
ここが曖昧なままだと、問題解決に向けて具体的な行動を起こせませんし、何より後になって「ちゃんと解決できたのか」を判断することができません。
だからこそ、問題(ギャップ)は明確に定義する必要があるのです。
例えば、「顧客の不満を改善したい」という漠然としたテーマがあったとします。
このままでは抽象的すぎて、人によって解釈が変わってしまいます。
ですので、問題の捉え方として「担当者ごとの接客品質にばらつきがあり、均一になっていない」というような、客観的に評価可能な設定をするのが良いと思います。
では次に、「課題」とは何でしょうか。
それは、先ほど見出したギャップである「問題」を解決するために、自分たちが取り組むべきタスク(テーマ)が課題であると考えて下さい。
つまり、常に「問題」が先に存在し、その問題に対して「課題」が発生するという関係性になります。
ここで非常に重要なポイントがあります。
それは、一つの問題に対して、課題は必ずしも1対1ではないということです。
加えて、その課題を抽出する人の視点や経験によって、それが「良い課題」になることもあれば、そうでない的外れな課題になってしまうこともあるという事実です。
課題とは、問題を解決するための「打ち手」の方向性ですので、当然そこには効果的なものもあれば、そうでないものも存在します。
先ほどの「月商20万円不足している」という問題に対して考えてみましょう。
この問題を解決するために、どうやって20万円の売り上げを上げるかが「課題」になります。
売上を構成する客数と単価の関係を考えれば、「客数を増やす」あるいは「単価を上げる」といった手段が、それぞれの課題として抽出されます。
しかし、もしご自身のビジネスの現状として、「すでに客数はキャパシティの限界に達しており、これ以上増やすのは難しい。一方で、顧客単価をアップする余地はまだ十分に残されている」という裏情報(事実)があったとします。
その状況において「客数を増やす」という課題を設定してしまうのは、明らかな悪手です。
この場合、「どうやって客単価を上げるか」を考えるのが、筋の良い「良い課題」ということになります。
そして、その課題に対する具体的な打ち手として、セット売りを企画したり、上位のサービス(アップセル)を提案したり、という動きに繋がっていくわけです。
先ほどの顧客満足度の例で言えば、接客品質を均一にするという問題に対して、「外部のセミナーで学ばせる」であったり、「接客マニュアルを導入してレベルの統一を図る」といったものが、取り組むべき課題になります。
そして、ここで歩みを止めてはいけません。
先に挙げたような課題は、そのままの粒度ではまだ大きすぎて、明日からの具体的な行動に移すことができません。
なので、さらに細分化して、今日できる具体的なタスク(行動)にまで分解するわけです。
客単価を上げるためのセット売りという課題であれば、「どういうお客様にセット販売を提案するかの基準を決める」「セット商品のラインナップを決める」「明日使うための提案マニュアルを作成する」といった具合に、迷いなく実行できるレベルにまで落とし込みます。
ここまで分解できて初めて、私たちは感情やモチベーションに頼らずに、淡々と行動を起こすことができるようになります。
このようにして、まず客観的な「問題(ギャップ)」を定義し、そこから筋の良い「課題(打ち手の方向性)」を抽出し、さらにより具体的な日々の「タスク(行動)」に落とし込んで問題解決を図る。
これこそが、現場で結果を出し続けるための、実際のプロジェクトの動きになります。
問題を正しく捉えられていなければ、どれだけ行動量(タスク)を増やしても、決して理想のゴールにはたどり着けません。
逆に言えば、問題と課題を明確に切り分けることができれば、あきらめかけていた目標への道筋は、驚くほどクリアに見えてきます。
みなさんもぜひ、ご自身の日々の目標達成や問題解決の行動にこのフレームワークを当てはめて、現在地と向かうべき方向の検討をしてみて下さい。
今日も一緒にやり抜きましょう!
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