現在地への不満を手放す。タクシーから学ぶアジャイルな目標達成
おはようございます!
一緒にやり抜く限界突破パートナー、福井俊治(しゅんじ)です。
本日は、私たちがビジネスや個人の目標を達成していくための道のりについて、少し身近な例え話を用いてお伝えさせて下さい。
テーマは、目標に向けて確実な一歩を踏み出すための「目的地」の伝え方と、自分らしいルートの描き方についてです。
先日、コーチをされている方とやり取りをさせて頂く中で、ハッとさせられる気づきがありました。
それは、「目標達成の道のりは、タクシーを利用する感覚と非常に似ている」という事実です。
みなさんがタクシーに乗った時、運転手さんにまず何を伝えるでしょうか。
当然ですが、「〇〇駅までお願いします」とか「〇〇ホテルへ行って下さい」といったように、これから向かいたい具体的な目的地をお伝えすると思います。
そうやって行き先が明確になって初めて、タクシーはメーターを倒し、車を前に進めることができます。
しかし、ことご自身のビジネスや人生の目標達成において、実はこの「目的地」を自分自身の内面にいる運転手に伝えていない方が、驚くほど多いそうです。
目的地を伝えない代わりに何をしているかというと、現在の状況に対する不満をひたすら語ってしまっているのです。
「今の事業は目の前の実務に追われるばかりで、全く先の見通しが立たない」
「今の環境はしがらみが多くて、本当にやりたいことができない」
あるいは、「前に挑戦したあのプロジェクトは散々な結果だった」という過去の失敗談を語り続ける。
これはタクシーに乗り込んで、「今自分が立っているこの交差点は本当に空気が悪くて嫌だ」「前回行ったあの場所は最悪だった」と、運転手さんに愚痴をこぼしているのと同じ状態です。
これでは、タクシーは1ミリも前に進むことができません。
運転手さん(ご自身の脳や、あるいは一緒に事業を動かすためのリソース)からすれば、「現在地に不満があることや、過去のつらい経験はよく分かりました。それで、結局のところあなたは『どこに行きたい』のですか?」と聞きたくなってしまうと思います。
目標を具体的に設定しない、あるいは未来の行き先を描かないというのは、まさに内面でこんな状況が起こっているということです。
向かうべき方角が分からなければ、どちらにアクセルを踏んでいいのか判断のしようがありません。
「そりゃあ、いつまで経っても目的地に着かないよね」と、非常にハラ落ちする事実だと思います。
では、どうすればタクシーを動かせるのか。
まずは、行き先を伝えることです。
もちろん、最初から「〇〇区〇〇町の〇番地まで」と明確な住所を伝えられれば、それに越したことはありません。
しかし、新しい挑戦や『第二領域』(緊急ではないが未来にとって重要な活動)に向かう際、最初からそこまで具体的な解像度でゴールが見えていることの方が少ないと思います。
そんな時は、完璧な行き先でなくても構いません。
あまりメジャーではない場所にタクシーで向かう時、「とりあえず、あのランドマークの方向に向かって走って下さい」と大まかな目印を伝えることがあると思います。
そして、その周辺に近づいて実際の景色が見えてきたら、「もう少し先に行ってから、次の交差点を左折して下さい」と、追加で具体的な情報を伝えていく。
これは、ビジネスやプロジェクト推進においても全く同じことが言えます。
ウォーターフォール型の開発手法のように、最初から寸分の狂いもない完璧な事業計画(ルート)を立てようとするから、足が止まってしまうのです。
まずは大まかな方角を定めてタクシーを走らせてみる。
そして、行動したことで見えてきた新しい景色(事実)をベースに、さらに具体的な行き先へとルートを調整(アップデート)していくアジャイル思考のアプローチが、結果として最も確実な前進を生み出します。
タクシーが走り出したら、次は「どのように進むか」というルートの選択になります。
ある程度ご自身に知見のある領域であれば、「あそこの道はいつも混むから、〇〇通りを抜けて行ってね」と、具体的なルート指定ができると思います。
しかし、初めて向かう未知の領域であれば、まずは一般的なカーナビの案内に従って進むしかない場合もあります。
それは、まずは先人のノウハウや標準的なフレームワークを素直になぞってみるプロセスに似ています。
そして、カーナビ通りに進んで見知った道に出たら、そこから先はご自身の経験を活かして独自のルートを指定すればいいのです。
結局のところ、私たちが自分自身の内面に抱えているタクシーの運転手に対して、どのような目的地の指示を与えるかによって、ビジネスの進み方は大きく変わってきます。
そして、その進み方や進んで欲しいルートの正解は、人によって全く異なります。
同じ目的地に向かうにしても、高速道路に乗って最速で到着したいと思う方もいれば、一般道をゆるゆると進みながらその過程を楽しみたい方もいらっしゃるでしょう。
高速道路は、お金を払う代わりに時間を買います。
これはビジネスにおいて、外部の専門家に依頼したり、便利なツールを導入したりして、資金を投じてでも一気に事業を加速させるフェーズに似ています。
一方で、一般道は時間はかかりますが、手元の資金を抑え、道中にある道の駅に立ち寄って新しい出会いや学びを楽しむことができます。
これは、まずはご自身の手で試行錯誤を繰り返し、じっくりと一次情報を蓄積していくフェーズと言えるかも知れません。
道中の景色を楽しみたい人は、最初から高速道路に乗ってはいけません。
手元の資金を少しでも温存したいと考える人も、無理に高速に乗る必要はないと思います。
一方で、とにかく急いで結果を出したいという状況にいるのであれば、迷わず高速に乗った方がいいでしょう。
このように、目指す行き先、そこまでの行き方、そして求めるスピード感などによって、自分らしいタクシーの動かし方は一人ひとり変わってきます。
どれが正解で、どれが間違っているということはありません。
大切なのは、その選択が、ご自身が心の底から成し遂げたい『プライム・ミッション』(最優先のやりたいこと)にしっかりとリンクしているかという事実です。
もし今、ご自身のビジネスや人生が前に進んでいないと感じる方がいらっしゃれば、少し立ち止まって考えてみて下さい。
運転手さんに対して、現在地の不満ばかりを伝えていないでしょうか。
完璧な住所が分からなくても、まずは「あっちの方角へ」と、今日踏み出せる小さな一歩(ベイビーステップ)を伝えてみる。
ぜひ、ご自身の価値観に合った、自分らしい運転手への指示の出し方を模索してみて下さい。
その明確な指示と行動の積み重ねが、必ずあなたを望む未来へと連れて行ってくれるはずです。
今日も一緒にやり抜きましょう!
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