思考を整理し実行に移す。プロジェクト推進の壁打ち相手を持つ効果
おはようございます!
一緒にやり抜く限界突破パートナー、福井俊治(しゅんじ)です。
本日は、ひとり社長や二代目社長としてご自身のビジネスを営むみなさまに向けて、事業のアイデアや課題を確実な「実行」へと移すための環境づくりについてお伝えさせて下さい。
テーマは、経営者が抱えがちな孤独なお悩みと、プロジェクトマネジメントの観点で課題を整理し推進していく「壁打ち相手」の必要性についてです。
スモールビジネスのオーナーや事業を承継された二代目社長の方々とお話しさせて頂く際に耳にするお困りごとがあります。
それは、今後の事業展開や社内の課題について、気兼ねなく相談し、思考を整理する相手がいないという事実です。
経営トップという立場は、構造上どうしても孤独になりやすいものです。
新しい事業のアイデアや組織の改善点についてモヤモヤとした考えがあっても、それをそのまま社員に話すのは難しい場合があります。
まだ固まっていない構想を伝えることで現場を無駄に混乱させてしまったり、社員は社長の言葉を「相談」ではなく「指示」として受け取ってしまうため、フラットな議論になりにくいという側面があるからです。
かといって、同業他社の経営者仲間に自社の内情や弱みをすべて腹を割って話すことには抵抗があるかも知れません。
結果として、すべての課題を自分一人の頭の中だけで抱え込むことになります。
頭の中で「あれもやらなきゃ」「この問題も解決しなきゃ」と悩んでいるうちに、課題の塊がどんどん大きくなり、どこから手をつけていいか分からなくなってしまいます。
特に、重要だけれど緊急ではない未来への投資、いわゆる『第二領域』の活動においては、この状態が大きな停滞を生み出します。
目の前の実務やトラブル対応といった『第一領域』のタスクが次から次へと降ってくる中で、ご自身の頭の中だけで新しいプロジェクトを推進しようとしても、どうしても行動へのブレーキがかかってしまうのです。
自分が提供しているような推進支援の視点から見れば、これはご自身のマネジメント能力が不足しているからでも意志が弱いからでもなく、単にアイデアを形にするための「課題整理」と「実行環境」が整っていないという事実があるだけです。
では、この状況から抜け出し、再びビジネスの歩みを加速させるためにはどうすればいいのでしょうか。
ここで一つの選択肢としておススメしたいのが、業務推進に対して直接の利害のない「壁打ち相手」の力を借りるということです。
この場合の壁打ち相手の役割は、単に愚痴を聞いたり、代わりに経営の正解を出したりすることではありません。
あなたの頭の中にある漠然としたアイデアやモヤモヤとした悩みをそのまま受け止め、それをプロジェクトとして推進できるように客観的な事実として整理するパートナーになることです。
人間は、頭の中だけで考えているうちは、どうしても感情や思い込みが混ざり合い、堂々巡りをしてしまいがちです。
しかし、安心して話せる相手に向かって言葉に出す(アウトプットする)ことで、まずは事実と感情を切り離すことができます。
第三者から「それは客観的な事実ですか?それとも今のご自身の不安からくる感情ですか?」と客観的な視点で問いかけられることで、問題の核心が見えてきます。
そして、見えてきた事実をベースに、大きな課題をプロジェクトマネジメントの視点で分解していくのです。
例えば「採用活動が上手くいかない」という漠然とした悩みがあったとします。
これをそのまま放置するのではなく、壁打ちを通じて「応募数が足りないのか」「面接への移行率が低いのか」といった事実を整理し、プロジェクトにおける現在のボトルネックを特定します。
その上で、漠然とした悩みを「明日は求人媒体の担当者にこの数値をメールで確認する」という、今日から取り組める具体的な小さなタスク(ベイビーステップ)にまで切り刻むのです。
何をどんな手順で進めればいいかがはっきりすれば、迷うことなく確実な一歩を踏み出すことができます。
さらに、定期的に壁打ち相手と現在地を確認するリズムを持つことで、プロジェクトを前に進めるための強力な「仕組み」が生まれます。
誰からも強制されない『第二領域』の活動において、「次の機会までにここまで進めておこう」という適度な緊張感は、行動を促すペースメーカーとして機能します。
一人で進めていると、ついつい脇道に逸れてしまったり、目の前の忙しさに流されて立ち止まってしまったりすることがあります。
そんな時に、「当初立てた計画の現在地はここですね」「今週は想定外の業務が入って進みませんでしたね」と、淡々と事実を共有できる存在がいるだけで、プロジェクトが途中で頓挫する確率は劇的に下がります。
計画通りに進まなかった時も、自分を責めるのではなく、その事実を受け止めて明日の計画をどう組み直すかというアジャイルな思考で、次のアクションを一緒に考えることができるのです。
この「実行」と「振り返り」のサイクルを回すことこそが、プロジェクトマネジメントの本質です。
そして何より大切なのは、その進めようとしているプロジェクトが、ご自身が心の底から成し遂げたい『プライム・ミッション』(最優先のやりたいこと)にしっかりと繋がっているかを確認することです。
壁打ちを通じて、ご自身の内発的な動機とプロジェクトの方向性がリンクしていることを再確認できれば、少々の壁にぶつかっても歩みを止めない、本質的な推進力が生まれます。
会社や事業をより良い方向に進めたいという強い思いや責任感があるからこそ、経営者のみなさまは一人で悩み、重い荷物を抱え込んでしまうのだと思います。
しかし、アイデアの創出から実行管理まで、すべてを自分一人で完璧にこなさなければならないと思い詰める必要はありません。
ご自身の推進力を最大化し、ビジネスを次のステージへと引き上げるために、課題整理やプロジェクト進行の相談ができる第三者の力を適切に借りる。
それもまた、経営者としての立派な環境づくりであり、『第二領域』への重要な取り組みだと考えています。
もし今、一人で考え込んでしまって足が止まっている方がいらっしゃれば、ぜひ第三者として客観的にものごとを俯瞰できる観点を持った壁打ち相手を見つけることを検討してみて下さい。
頭の中を整理してタスクに分解するだけで、驚くほど視界がクリアになり、再び歩み始めるためのエネルギーが自然と湧いてくるはずです。
今日も一緒にやり抜きましょう!
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