逃げ道のあるストイック。感情を手放す絶対実行のシステム

おはようございます!

一緒にやり抜く限界突破パートナー、福井俊治(しゅんじ)です。

本日は、あきらめかけた大きな未来(プライム・ミッション)に到達するための、新しい行動の仕組みについてお伝えさせて下さい。

テーマは、自分の意志の弱さを責めるのをやめ、感情を排除した「逃げ道のあるストイック」なシステムをご自身の日常に導入することについてです。

これまでご自身でビジネスを推進する中で、大きな目標に向けてしっかりとした計画を立てたにもかかわらず、いつの間にか行動が止まってしまった経験はないでしょうか。

特に、ひとり社長や個人事業主のみなさんは、誰かに強制される環境がないため、全てを自分自身で管理しなければなりません。

真面目で責任感が強い方ほど、計画通りにできないと「やっぱり自分は意志が弱い人間なんだ」「モチベーションが続かないからダメなんだ」と、深い自己嫌悪に陥ってしまいます。

そして恐ろしいことに、一度でも計画が狂うと、まるで会社を無断欠勤してしまったかのような強烈な罪悪感を覚え、プロジェクト(自分の目標や人生)の手綱を完全に手放して、すべてを投げ出してしまうことがあります。

世の中にあふれる気合と根性を説く自己啓発本や、ハードルを極端に下げるだけのゆるい習慣化の本を何冊読んでも、結局自分を変えられず絶望している方もいらっしゃるかも知れません。

しかし、推進支援の現場でプロジェクトマネジメントの視点から見ていると、行動が止まる原因はあなたの意志が弱いからでは決してありません。

目標に対して「ストイック」であることの意味を、少しだけ誤解しているからです。

目標達成においてストイックという言葉を聞くと、多くの人が「歯を食いしばって苦しみに耐える精神論」や「休まずに頑張り続ける根性論」をイメージします。

しかし、自分が考える真のストイックとはそうではありません。

モチベーションという不確実なノイズに一切頼らず、「感情」と「行動」を完全に分離し、マイルール(システム)に従って淡々と実行し続けること。

これこそが、本当の意味でのストイックな状態です。

自分が長年身を置いてきた自動車開発の現場で例えさせて下さい。

ソフトウェア開発が遅れたり、テストで想定外のエラーが出たりした時、エンジニアが「モチベーションが上がりません」と落ち込んだり、「自分の意志が弱いから開発が進まないんだ」と自己嫌悪に陥ったりすることはありません。

ただ客観的な事実を受け止め、代替案を考え、システムに従ってプロジェクトを前に進めるだけです。

自分が過去に挑戦した本州縦断1,521Kmの走破にしても同じです。

一見途方もないようなプロセスにおいて、個人の気合や日々のやる気に依存することは最も危険なリスクになります。

絶対に立ち止まれない状況を完走するためには、感情を切り離す「パーソナル・プロジェクトマネジメント」とも呼べるシステムが必要不可欠なのです。

本日は、そのパーソナル・プロジェクトマネジメントのシステムを個人の日常にインストールするための具体的な手法をお伝えします。

それが「鉄の掟」と「戦略的逃げ道」をセットにしたフレームワークです。

厳格なルールを敷きつつも、プロジェクトマネジメントのプロジェクト管理技術に裏付けられた「絶対に自己嫌悪に陥らない合法的な逃げ道」をあらかじめ用意しておくのです。

具体的には三つのルールがあります。

一つ目は、実行と決裁(変更管理)のルールです。

鉄の掟として、決めた計画はいかなる理由があろうと絶対に実行して下さい。

しかし、現実のビジネスや生活では、顧客からの急なクレーム対応や体調不良など、実行不能な事態が必ず発生します。

その場合の戦略的な逃げ道として、「代替案の実行」「スケジュールの遅延」「タスクのスキップ」のいずれかを、自ら能動的に決裁(判断)して下さい。

受動的にサボってしまったと落ち込むのではなく、自らの意思で「今日は状況を踏まえてスキップすると決める」という決裁を単に下すのです。

そうすることで、プロジェクトマネジメント上は「適切に変更管理を実行した」とみなすことができ、行動の主導権を失うのを完全に防げます。

二つ目は、初動と環境(WBSとレギュレーション)のルールです。

鉄の掟として、行動を起こす際にやる気や感情に一切頼らないで下さい。

例外を1mmも許さず、行動を阻害する環境のノイズを排除することが求められます。

しかし、どうしても疲労が溜まっていて、体が重く思うように動けない日もあるでしょう。

その場合の逃げ道として、タスクを極小サイズまでダウングレードして下さい。

例えば「ブログを1記事書く」のではなく「PCの電源を入れるだけ」、ランニングなら「外に出ずとも靴を履くだけ」。

極端な話、その日に関しては、本当にそれだけで「完了(Done)」としても構いません。

ゼロとイチの間には、天と地ほどの差があります。

極小であっても自らアクションを起こし、完了させたという事実が、次の行動への抵抗を極限まで下げてくれます。

三つ目は、継続と評価(ベロシティとバーンアップ)のルールです。

鉄の掟として、目標地点に到達するまで、決してプロジェクトの歩みを止めてはいけません。

しかし、ここにも逃げ道があります。

歩みを止めないと言っても、毎日連続で行動し続ける必要はないということです。

途中で何度休んでピットインしようが全く問題ありません。

大切なのは、1日単位の連続記録(線)ではなく、1週間や1ヶ月という期間で振り返った時に、行動の総量(面積)がしっかりと積み上がっていることです。

長いスパンで面として評価することで、一日休んでしまったという一時的な感情の揺れを排除し、客観的に自分の現在地と進捗を測ることができます。

この「逃げ道のあるストイック」なシステムを導入すると、日常に劇的な変化が訪れます。

「できなかった自分を責める」という無駄な感情のプロセスが強制終了し、代わりに「現状の事実を踏まえて、では次にどうするかを決裁する」というプロフェッショナルな思考回路が定着します。

意志力という人間にとって最もあてにならないエネルギーから完全に解放されるのです。

そして、どんなに過酷で大きな目標に対しても、感情をブレさせることなく確実かつ冷静に到達できる、圧倒的な実行力を手に入れることができます。

ストイックな厳しさと、計算し尽くされた戦略的なやさしさ(逃げ道)の両輪を回す。

これこそが、あきらめかけた未来を確実なものにするための、最も現実的で強力なアプローチだと確信しています。

意志の力で自分を痛めつけるのは今日で終わりにしましょう。

ぜひ、ご自身の目標達成のプロセスにこのシステムを組み込んでみて下さい。

今日も一緒にやり抜きましょう!

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