やり残しをゼロにする。タスク管理における即日再計画の仕組み

おはようございます!

一緒にやり抜く限界突破パートナー、福井俊治(しゅんじ)です。

本日は、日々のタスク管理において、
計画通りに進まなかった時の向き合い方と、
確実に目標達成へと歩みを進めるための
実践的な管理手法についてお伝えさせて下さい。

テーマは、未完了のタスクを単なる失敗として扱うのではなく、
客観的なデータとして捉え、即座に再計画へ繋げる仕組みについてです。

ビジネスの現場で日々奮闘していると、
朝立てた計画が突発的なトラブルや急ぎの依頼によって、
午前中で崩壊してしまうことも珍しくありません。

ToDoリストを作って管理しているはずなのに、
1日の終わりにリストを見直すと未完了のタスクがたくさん残っている。

そんな状態が続くと「今日も計画通りにできなかった」と、
ご自身を責めてしまうことはないでしょうか。

もっと詰め込んでやることを増やさなければ。

もっと自分の行動を律して時間を削り出さなければ。

そうやって解決策を無理な「がんばり」に求めてしまうのは、
ビジネスの最前線に立つ方であれば、少なからず陥りがちな状態です。

しかし、このタスクのやり残しが発生するのは、
決して能力や意志の問題ではないと考えています。

従来のタスク管理の方法そのものに、
やり残しを生んでしまう構造的な落とし穴があるからです。

その落とし穴とは、大きく分けて以下の3つです。

1つ目は、頭の中にタスクを置いたままにして忘れ去ってしまうこと。
(自分はこれを、意識の底に沈むサブマリン・タスクと呼んでいます。)

2つ目は、期限や自分のキャパシティを無視して、1日にタスクを詰め込みすぎること。

そして3つ目が、「今日できなかったタスク」をそのままスルーしてしまうことです。

これらを物理的な仕組みとして防ぎ、
プロジェクトマネジメントの技術を個人の目標達成に応用したアプローチが、
自分がサポートの中でお伝えしているタスク管理手法になります。

本日はそのエッセンスとして、特別なフォーマットがなくても
日々の業務にすぐ取り入れられる3つのステップを共有したいと思います。

まず一つ目のステップは、
「将来のタスクを一元管理し、1日の上限を10個に絞る」ということです。

私たちは、あれもこれもやらなければと、
際限なく「今日やるべきことリスト」に予定を詰め込んでしまいがちです。

しかし、人間の処理能力や1日の時間には当然ながら限界があります。

そこでまずは、まだ実行日が決まっていない将来のタスクや保留中のタスクを、
タスク・デッキと呼ばれる一つの場所にすべて書き出して一元管理します。

そして、週末の週次計画のタイミングなどで、
そのデッキから次週の各曜日へとタスクを引っ張ってきて割り振ります。

この時、各曜日のタスク上限を必ず「10個」と明確に区切ることが重要です。

本当に重要な『第二領域』のタスクを確実に前に進めるためには、
まずはキャパシティの上限を設定する必要があります。

10個という枠を作ることで、「絶対に今日終わらせるもの」と
「明日でもいいもの」の優先順位を見極める能動的な姿勢が生まれてきます。

二つ目のステップは、
「タスクを成果物ベースで捉え、実績を記号で視覚化する」ということです。

タスクを設定する際は、「○○について検討する」といった曖昧な状態ではなく、
「検討して、アクションリストを完成させる」というように、
具体的な成果物ベースで定義しておくことが大前提となります。

その上で、1日の終わりに、その日設定した10個のタスクがどうなったかを、
客観的な事実として評価します。

この時、頭の中だけで感覚的に振り返るのではなく、
必ず「完了(■)」「仕掛中(◪)」「未着手(☒)」の3つの状態に分類し、
スプレッドシートなどに記号を書き込んで視覚化します。

このように視覚的なデータに変換することで、
「今日はあれができなかった」という主観的な焦りの感情と、
「このタスクが未完了である」という客観的な事実を、
論理的に切り離すことができます。

感情のノイズを挟まずに、現在の進捗をフラットに把握する重要なプロセスです。

そして、三つ目のステップであり、最も大切なルールが
「未完了タスクの即日再計画」です。

1日の終わりに仕掛中や未着手のタスクが残っていた場合、
避けておきたいことがあります。

それは、「明日がんばってやろう」と曖昧なまま放置(スルー)することです。

未完了という事実は、決して失敗ではありません。

「今日はこの成果物を終わらせる時間が足りなかった」という、
次に活かすための客観的なデータです。

ですから、その日のうちに必ず、
「この未完了タスクを、明日以降のどこに再配置するか」を決定します。

ここが、この管理手法のパズルのような面白いところです。

各日のタスク上限は「10個」と決まっているため、
今日の未完了タスクを明日にそのまま移動させると、
明日のタスクが11個や12個になってしまい、キャパオーバーを引き起こします。

そうならないために、明日の予定の中にあった優先順位の低いタスクを
明後日にずらしたり、あるいは一旦タスク・デッキに戻したりして、
常に1日のタスクが10個以内に収まるように、
全体をパズルのように組み替える(再調整する)必要があるのです。

これを翌日に持ち越さず、
その日のうちに再計画して完了させてから1日を終える。

モヤモヤを残さず、スッキリとした状態で眠りにつくことが、
翌日からの確実な行動へと繋がっていきます。

この仕組みを回し始めると、
タスク管理に対する捉え方が大きく変わってくるはずです。

未着手のタスクは、自分を責める材料ではなく、
翌日以降の作戦会議のための、フラットな判断材料になります。

計画が崩れることを前提として、
日々淡々と現在地を確認し、パズルのように軌道修正を繰り返していく。

プロジェクトマネジャーを補佐して客観的な視点で課題解決をサポートする
PMOのような役割を、自分自身のタスク管理の中に取り入れる感覚です。

これこそが、不確実な状況下でも着実にゴールへと近づいていく
プロジェクトマネジメントの基本であり、
個人の目標達成においても有効なアプローチになると考えています。

もし今、日々のタスク管理において、
終わらないタスクに停滞感を感じている方がいらっしゃれば、
まずは将来のタスクを一元管理し、1日の上限を絞り、
未完了タスクをその日のうちに再配置するというプロセスを
意図的に実践してみて頂ければと思います。

感情に流されず、事実に基づいた再計画を能動的に積み重ねていくこと。

それが、大きな目標を達成するための強力な基礎になっていくはずです。

今日も一緒にやり抜きましょう!

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