気合と根性を手放す。目標達成をプロジェクト化する思考法

おはようございます!

一緒にやり抜く限界突破パートナー、福井俊治(しゅんじ)です。

本日は私たちが目標に向かって進む際、どうしてもぶつかってしまう「行動の停滞」についてお伝えさせて下さい。

テーマは、気合や根性という不確実なものを手放し、ご自身の目標達成を「プロジェクトマネジメント化」するアプローチについてです。

ビジネスや人生において、やるべきことは頭では分かっているのに、なぜか行動が伴わずに足が止まってしまう。

そんな自分に対して「やっぱり自分は意志が弱い人間なんだ」「どうしてもモチベーションが続かないからダメなんだ」と、自己嫌悪に陥ってしまっている方はいらっしゃらないでしょうか。

あるいは、とにかく行動力はあるけれど、空回りばかりでなかなか結果に繋がらず、ただただ疲弊してしまっているという方もいるかも知れません。

日々、ご自身で事業を営むひとり社長や、現場で奮闘されるビジネスパーソンの方々と接していると、こうした悩みを本当によく耳にします。

真面目で責任感が強い方ほど、目標達成できない理由を自分の内面に求め、自分を責めてしまいがちです。

しかし、推進支援の現場でPMOの視点からプロジェクトを見ていると、それは大きな誤解だと断言できます。

目標が達成できないのは、あなたの意志が弱いからではありません。

単純に、目標を達成するための「仕組み」が欠如しているだけなのです。

ビジネスの現場において、個人の気合や根性、あるいはモチベーションといったものに依存して目標を追うことは、実は最も危険なアプローチです。

人間の感情やモチベーションというものは、日々の体調や天候、あるいは周囲のちょっとした一言によって簡単に上下する、極めて不確実なものです。

そんな不安定な土台の上で重要なゴールを目指すこと自体に、構造的な無理があります。

では、どうすれば気合や根性に頼らずに目標を達成できるのでしょうか。

自分が強くおススメしているのが、個人の目標達成プロセスに、プロジェクトマネジメント(PM)の技術を適用することです。

自分がなぜ成果を出せていないのかという現在地を見誤らないために、まずは「目標の解像度」と「行動量」という二つの軸で、ご自身の現状を客観的に診断してみて下さい。

停滞の真のボトルネック(阻害要因)は、大きく4つのタイプに分類できます。

■ タイプ1:陸に上がったペンギン(解像度:低 × 行動量:低)

この状態は、そもそも最終的なゴール(要件)が曖昧なため、自分の実力の使い所が分からず、能力を発揮できていない状態です。

「いつか起業して成功したい」「もっと売上を上げて自由になりたい」といった漠然とした思いはあるものの、具体的に何をどうすればいいのかが見えていません。

この場合の処方箋は、PMで言うところの「要件定義」を行うことです。

まずは、ご自身が最終的にどうなりたいのか、ゴールを明確な言葉で定義する。

その上で、そこに至るまでのプロセスをWBS(作業分解構成図)という形で細かく分解し、今日できる具体的な小さなタスクにまで落とし込む。

こうすることで、何から手をつければいいのか分からないという迷いを消し去り、最初の一歩を強制的に起動させることができます。

■ タイプ2:ハートのないロボット(解像度:高 × 行動量:低)

やるべきこと(WHAT)や目標の数値は明確に見えているのに、なぜか体が動かない。

これは、目的(WHY)の解像度が極端に低く、プロジェクトそのものが形骸化してしまっている状態です。

世間体や周囲からの期待に合わせて数字を追うことだけが目的になり、心からの内発的な動機が失われています。

この状態に対する処方箋は「プロジェクト憲章」を策定することです。

自分は何故それを実行するのか。何のために、誰のために、最終的にどんな価値を生み出したいのか。

迷った時に必ず立ち返る絶対的な判断基準を設けることで、止まっていたエンジンに再び火を入れ、WBSを再構築していくのです。

■ タイプ3:猪突猛進のイノシシ(解像度:低 × 行動量:高)

行動力は人一倍あり、とにかく休まずに動いている。

しかし、動き出しの方向性がズレているため、気づいた時には全く違う目的地にたどり着いてしまっている状態です。

行動すればするほど本来のゴールから遠ざかり、知らず知らずのうちにプロジェクトを炎上させてしまっています。

このタイプに必要な処方箋は、具体的にどうなったら達成なのかという「完了条件」を厳密に定義することです。

そこから逆算して、いつまでに何をするかというマイルストーンを置き、その有り余る行動力を正しい目的地へと向かわせるための軌道修正を行います。

■ タイプ4:百獣の王ライオン(解像度:高 × 行動量:高)

目標も明確で、行動量も伴っている。現状の動きに一見すると全く問題はない状態です。

しかし、実は全てが個人の高い能力と気合に依存している可能性があり、その場合、体調不良や想定外のトラブルが起きた瞬間に、突然プロジェクトが停滞するリスクを抱えています。

ビジネスの目標達成というものは、自分が過去に経験した本州縦断1,521Kmの道のりのように、途方もない距離を走り抜く長距離レースです。

この過酷な道のりを完走するための処方箋は、個人の能力に依存しない「システム」を実装することです。

定期的に現状と計画のズレをモニタリングし、アジャイルにPDCAを回して軌道修正をかけ続ける仕組みを導入することが不可欠になります。

ご自身の現在の状況は、どのタイプに当てはまっていたでしょうか。

自分がなぜ成果を出せていないのかを客観視し、真のボトルネックがどこにあるのかを特定することが、限界突破の第一歩になります。

繰り返しますが、あなたが動けなかったのは意志の弱さのせいではありません。

目標と行動を繋ぐための、正しい仕組みを持っていなかっただけです。

「自分がダメなんだ」という自己嫌悪を手放し、個人の目標達成にプロジェクトマネジメントの手法を掛け合わせることで、私たちは気分や感情に左右されることなく、淡々と確実にプロジェクトを前進させる「再現性のある実行力」を手に入れることができます。

これまで気合や根性だけで乗り切ろうとして何度も挫折し、諦めかけていた未来の目標。

その大きな壁の突破口は、正しい現状分析と、プロのPM技術を用いた確実なステップの先に必ず存在します。

自分を責めるのは今日で終わりにして、ご自身の目標達成をどうプロジェクト化していくかという事実にフォーカスしてみて下さい。

今日も一緒にやり抜きましょう!

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