思考の死角をなくす。壁打ち相手の活用法

おはようございます!

一緒にやり抜く限界突破パートナー、福井俊治(しゅんじ)です。

本日は、私たちが目標に向かって進む中で、自分一人の思考の枠を越えてさらに良い結果を出すためのアプローチについてお伝えさせて下さい。

テーマは、自分と異なる視点を取り入れる壁打ちの重要性とその活用方法です。

ビジネスでも個人の目標達成でも、何か新しいことに挑戦する時、真面目で責任感の強い方ほどすべてを自分一人で考え、完結させようとする傾向があります。

特に起業したばかりの方や、プロジェクトの責任者として日々タスクに向き合っているような方は、「自分の力で何とかしなければ」というプレッシャーから、知らず知らずのうちに孤独な思考に陥りがちです。

もちろん、自分一人の力で情報を集め、深く思考して行動することは素晴らしいことですし、それである程度の成果を出すことは十分に可能だと思います。

しかし、どれだけ優秀で経験豊富な人であっても、自分一人だけの思考にはどうしても限界が存在します。

そこで本日は、自分以外の誰かを壁打ち相手として持つことで、もっと上手くできる可能性が広がるという事実を共有できればと思います。

壁打ち相手を持つことの大きな価値は、単純に物事を見る目線が増えるということです。

人間は誰しも、過去の経験や自分の得意な領域というフィルターを通して世界を見ています。

そのため、一人で考えているとどうしても視野が固定化され、思考の死角が生まれてしまいます。

長年同じ業界にいたり、同じ業務を繰り返していたりすると、業界の常識という名の思い込みが作られ、新しい選択肢が見えなくなってしまうことはよくある話です。

そこに自分とは違う価値観や経験を持つ相手の視点が入ることで、一気に視野が広がり、これまで自分一人では気づけなかったリスクや可能性に気づけるようになります。

自分が正面からしか見ていなかった物事を、横から、あるいは斜め後ろから見てもらい、自分には見えていなかった死角を客観的に照らしてもらうイメージです。

また、当事者特有のバイアスを外せることも見逃せないポイントです。

私たちは自分の事業やプロジェクトを進める際、どうしても利害関係や強い思い入れが存在します。

ここまで時間をかけて準備したのだから何とか形にしたいとか、どうしても自分が考えたこのアプローチで進めたいといった感情が入り込むと、現状を客観的に判断することが難しくなります。

これがいわゆるサンクコストへの執着を生み、引くべきところで引けなくなったり、無駄なリソースを投下し続けてしまったりする原因になります。

そこに第三者の目が入ることで、当事者としての利害を切り離し、完全にニュートラルな視点で現状を確認し、評価することができるようになります。

「そもそもその行動は当初の目的に合っていますか?」という、素朴だけれども本質的な問いを投げかけてもらうことで、ハッと我に返ることができるのです。

このニュートラルな視点からの客観的なフィードバックは、行動の軌道修正を図る上で非常に有効な手段になります。

ここで一つ意識して頂きたいのは、壁打ち相手は上司や上位者ではないということです。

もし相手が自分を評価する立場の人であったり、明確な上下関係が存在したりすると、どうしても正解を言わなければいけないとか、自分を良く見せなければいけないという意識が働き、本音での対話が妨げられてしまいます。

上司への報告や相談になってしまうと、それは壁打ちではなく承認を得るためのプレゼンになってしまうからです。

壁打ち相手は、あくまであなたとフラットな関係性であることが重要です。

指示を出したり答えを一方的に与えたりする存在ではなく、自分の思考を整理し、言語化するための鏡のような存在だと自分は考えています。

では、実際にフラットな壁打ち相手をどう活用すればいいのでしょうか。

効果的な壁打ちのポイントは、完成された美しいアイデアを持っていく必要はないということです。

むしろ、まだ言語化できていないモヤモヤした状態や、30%くらいの粗い完成度の段階でボールを投げてみることが大切です。

自分一人で壁に向かってボールを投げ続けるよりも、フラットで対等な関係を持つ相手にボールを打ち返してもらうことで、対話の中で自分の思考がどんどん整理されていきます。

自分が発した言葉を相手が別の表現で言い換えてくれたり、「それはつまりこういうことですか?」と要約してくれたりすることで、自分自身の本当の考えや、本来のゴールに気づかされることは多々あります。

実は自分自身も、定期的にマイコーチとお話しさせて頂く中で、自分の思考の癖や見落としていた事実にハッと気づかされることがよくあります。

一人で悩んで何日も進まなかったことが、フラットな壁打ちの時間を経てあっさりと解決の糸口が見つかり、一気にプロジェクトが前に進むという経験をしています。

時間を投資してでも、他者の視点を借りる効果は絶大です。

最後に、壁打ちをお願いする側にも大切な心構えがあります。

それは、もらったフィードバックに対して素直に耳を傾け、一度自分の意見を手放す勇気を持つことです。

せっかくニュートラルな視点で死角を指摘してもらっても、防衛本能が働いてしまっては意味がありません。

相手の言葉を一つの事実として受け止め、そこからどう行動するかを考える姿勢が求められます。

単なる雑談の相手や愚痴を聞いてくれる相手ではなく、一緒により良い改善策を見つけ、よりよい未来を作っていく『思考のパートナー』として活用するのが、目標達成を加速させる正しいアプローチだと思います。

みなさんの周りには、そんなフラットに話せる思考のパートナーはいるでしょうか。

もしいない場合は、そういった相手を見つけるところから意識して行動頂くのも良いかも知れません。

独りで抱え込まず、他者の視点を上手く借りながら、在りたい未来へ向かって進んでいきましょう。

今日も一緒にやり抜きましょう!

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