動き続ける安心感を手放す。行動の精度を高める余白の作り方
おはようございます!
一緒にやり抜く限界突破パートナー、福井俊治(しゅんじ)です。
本日は、私たちが目標達成に向けて日々行動する中で、無意識のうちに陥りがちな落とし穴とその抜け出し方についてお伝えさせて下さい。
テーマは、むやみに行動量を増やすのをやめ、一つ一つのアクションの精度を高めるための余白の作り方です。
私たちは何か高い目標を掲げて前に進もうとする時、とにかく行動しなければという強い思いに駆られます。
スケジュール帳に予定がぎっしり詰まっていて、朝から晩までタスクをこなしていると、自分が目標に向かって確実に前進しているような充実感を覚えます。
しかし、目標達成という観点から事実を客観的に見つめた時、ここに大きな罠が潜んでいます。
それは、ただ動いていること自体に安心感を覚えてしまい、その行動が本当に目的に直結しているかどうかの確認が疎かになってしまうという罠です。
実は最近、自分自身がこの動いて安心してしまう状態に陥っていることに気づかされました。
日々のプロジェクトマネジメントの業務やクライアントの方々へのコーチング、そして新しいコミュニティの立ち上げなど、ありがたいことに多くの活動に関わらせて頂いています。
毎日が慌ただしく過ぎていき、目の前のタスクを全力でこなすことには確かな充実感がありました。
しかし、ふと立ち止まって冷静に状況を見渡した時、行動量ばかりが多くなっていて、本来最も力を注ぐべき重要なアクションの精度が落ちているのではないかという疑念が湧いてきたのです。
忙しく動き回っていると、自分自身の現在地を確認するための振り返りの時間を十分に取ることができません。
振り返りの時間がないということは、自分の行動の方向性が本来のゴールからズレていたとしても、それに気づくタイミングが遅れてしまうということです。
せっかく限られた時間とエネルギーを投下しても、それが的を射ていなければ期待する成果には繋がりません。
ただ不安をかき消すためにスケジュールを埋め、動いて安心していてはダメなのだと、自分自身の最近の行動を通して痛感させられました。
この状態から抜け出すために絶対に必要なものがあります。
それは、スケジュールと心の中に意図的な余裕を作ることです。
車のハンドルをイメージして頂くと分かりやすいかと思います。
車のハンドルには、少し動かしてもタイヤが反応しない遊びと呼ばれるゆとりの部分が必ず設けられています。
もしこの遊びが全くなく、ミリ単位の手の震えやわずかな力がすべてダイレクトにタイヤに伝わってしまったら、車はまっすぐ走ることすらできず非常に危険です。
適度な遊びがあるからこそ、私たちは路面のちょっとした変化を柔軟に吸収し、安全に目的地まで車をコントロールすることができます。
個人の人生や日々の活動においても、これと全く同じことが言えます。
スケジュールに遊びがなく、常に100%の力でタスクを詰め込んでいる状態は、ハンドルの遊びがない車を運転しているのと同じです。
予期せぬトラブルや体調の変化といったちょっとした路面の変化に対応できず、軌道修正を図ることも難しくなります。
人生という長期的なプロジェクトを上手く進めるためには、この遊びという名の余裕がどうしても不可欠なのです。
では、その遊びを確保するためにどうすれば良いのでしょうか。
答えはシンプルで、勇気を持って行動量を減らすことです。
たくさん動くことで得ていた安心感を手放し、やらないことを決めてスケジュールに空白を作ります。
そして、減らした行動量の分だけ、残した一つ一つのアクションの精度を極限まで高めていくことに自分のリソースを集中させます。
これまで10個のタスクを慌ただしくこなしていたのなら、本当に重要な3つのタスクに絞り込みます。
そして、空いた時間を使ってその3つのタスクの質を徹底的に磨き上げたり、そもそもこのアプローチで問題が解決するのかをニュートラルに検証する時間に充てたりするのです。
行動量を減らすことは、決してサボることでも停滞することでもありません。
より遠くまで正確に飛ぶために、一度立ち止まって方向を確認するプロフェッショナルとしての戦略的な選択です。
もちろん、これまで常にフル稼働で動いてきた人が、明日から急に行動量を減らして余裕を作るのは現実的には無理だと思います。
長年の思考の癖や習慣はすぐには変わりませんし、スケジュールに空白ができることへの恐怖感も必ず伴います。
だからこそ、まずは意識して少しずつ余裕を入れていく決断をすることが第一歩になります。
自分自身も、これまでの行動スタイルを一朝一夕には変えられませんが、今後の活動において意図的にスケジュールに遊びを持たせることにしました。
目指したい理想のバランスは「20%ルール」です。
Googleなどの企業が導入していることで知られていますが、業務時間の20%を本来の担当業務とは直接関係のない自由な活動や研究に振り分けるという仕組みです。
私たち個人の活動においても、自分の持ち時間の20%くらいは目の前のタスク処理から完全に離れ、自分の思考を深めたり、新しい視点を取り入れたりするための余裕として確保しておきたいものです。
その20%の余白があるからこそ、残りの80%の行動の精度が飛躍的に高まり、結果として100%以上の大きな成果を生み出すことができます。
この余白の時間は、必ずしもビジネスや目標達成に直結することである必要はありません。
実は自分も最近、毎朝のルーティンであるランニングは欠かさず続けているものの、それ以外の純粋な趣味の時間が全く取れていない状態が続いていました。
毎朝走ることは自分を整えるための大切な定常運転ですが、それとは別に心から没頭できる趣味の時間を持つことも、人生のハンドルに遊びを取り戻すための非常に重要な要素だと気づきました。
これからはそういった趣味の時間にも意識して時間を振り分け、心とスケジュールのゆとりを少しずつ取り戻していきたいと考えています。
何か新しい挑戦をしている時や、早く結果を出したいと焦っている時ほど、私たちは立ち止まることへの恐怖を感じます。
しかし、ただ手足を動かしているだけで満足していないか、定期的に自分自身に問いかける必要があります。
行動量を減らして余裕を作るのは勇気のいることですが、その余裕があなたの行動の精度を高め、確実に在りたい未来へと導く羅針盤になってくれます。
もし今、忙しさに追われて振り返りの時間が取れていないと感じている方がいらっしゃったら。
あえて歩みを少し緩め、意図的に日常の中に20%の遊びを作ってみて下さい。
その余白の時間が、あなたの行動をより確実なものにしてくれるはずです。
ぜひ、みなさんも行動計画を見直して余裕を生み出す努力をしてみて下さい。
今日も一緒にやり抜きましょう!
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