未来への歩みを止めない。第二領域の壁を越える仕組みづくり
おはようございます!
一緒にやり抜く限界突破パートナー、福井俊治(しゅんじ)です。
本日は、私たちが中長期的な目標を達成する上で避けては通れない、重要だけれど緊急ではない活動への向き合い方についてお伝えさせて下さい。
テーマは、いわゆる『第二領域』のプロジェクトを進めようとする際に私たちが直面する壁と、それを乗り越えるためのアプローチについてです。
ご自身でビジネスをされていたり、新しいスキルの習得やコミュニティの立ち上げなど、少し先の未来に向けたプロジェクトに取り組んでいると、必ずと言っていいほど直面するお困りごとがあります。
「やらなければいけないと頭では分かっているのに、どうしても目の前の業務を優先して後回しにしてしまう」
「いざまとまった時間を確保しても、何から手をつけていいか分からず手が止まってしまう」
「成果がすぐに見えないため、モチベーションが続かずフェードアウトしてしまう」
「自分一人で進めていると、今のやり方が正しいのか不安になり迷いが生じる」
このような状況は、私たちが『第二領域』の活動を進めようとする際に立ちはだかる、非常に強力で普遍的な壁です。
みなさんの中にも、こうした日常の引力に負けそうになり、ご自身の計画に対して焦りや自己嫌悪を感じてしまった経験がある方は多くいらっしゃるかも知れません。
しかし、まず大前提としてお伝えしたいのは、これらの壁にぶつかり足が止まってしまうのは、決してご自身の能力が足りないからでも、意志が弱いからでもないということです。
自分が提供しているようなPMOの視点から見れば、それは単にプロジェクトとしての実行環境が整っていないという事実があるだけです。
トラブル対応や日々のルーチンワークといった緊急性の高い第一領域のタスクは、放っておいても外部からのプレッシャーや明確な締め切りがあるため、自動的に私たちの行動を喚起してくれます。
一方で『第二領域』には、誰かから強制される明確な締め切りがありません。
そのため、意識的に自らをマネジメントする仕組みを持っていなければ、日常の業務に飲み込まれてしまうのはある意味で当然のことなのです。
意志の力や気合いだけで長期間のプロジェクトを完遂することは、人間の構造上、非常に困難だと考えています。
だからこそ、気合いに頼らない仕組みづくりが必要になります。
では、この状況をどのように打破し、着実に歩みを進めていけば良いのでしょうか。
一つ目のアプローチは、目標の解像度を極限まで上げ、行動のサイズを小さく切り刻むということです。
例えば「本を出版するための原稿を書く」や「新規サービスの企画書を完成させる」といったタスクは、そのままでは塊が大きすぎて、脳が実行を拒否してしまいます。
どこから手をつけていいか分からないという迷いが、行動を先延ばしにする最大の原因です。
だからこそ、自分が今日確実に消化できるサイズのベイビーステップにまで、タスクを分解する必要があります。
「今日は目次を1章分だけ箇条書きにする」「パソコンを開いてWordファイルを立ち上げ、タイトル案を3つだけ書き出す」といったレベルまで具体化するとともに、やるべきことのハードルを下げるのです。
実行スコープを極端に小さく確定させることで迷いをなくし、まずは今日の一歩を踏み出せたという小さな事実と自己コントロール感を取り戻すことが非常に大切になります。
この小さな実績の積み重ねが、少しずつ前進する推進力に変わっていきます。
二つ目のアプローチは、計画通りに進まなかった時の事実と感情の切り離しです。
『第二領域』の活動を進めていると、想定外の緊急対応が割り込んでくることは日常茶飯事です。
今日やろうと決めていたタスクができなかった時、「また自分は計画通りに進められなかった」「なんてダメな人間なんだ」と感情的に落ち込んでしまうのは非常にもったいないことです。
この感情のループに入ると、ますます次の行動へのエネルギーが奪われてしまいます。
できなかった時は、単に今日は突発的な業務が発生して、想定していたリソースを投下できなかったという事実を淡々と受け止めるだけです。
アジャイル思考の観点で言えば、計画からのズレは失敗ではなく、状況が変化したという新たな事実の発見に過ぎません。
自分を責めるのではなく、その事実をベースに明日の計画をどう組み直すか、前向きに改善を図る姿勢こそが重要だと考えています。
事実と感情を切り離すことが、プロジェクトを途中で挫折させないための大きな鍵になります。
三つ目のアプローチは、一人で抱え込まずに他者の力を借りてペースを維持する環境を作ることです。
先ほどもお伝えした通り、『第二領域』には強制力がありません。
だからこそ、意図的に外部の力を活用して、自分の中に疑似的な締め切りと、進捗を報告するリズムを構築するのです。
自分がPMOの視点を取り入れた推進支援にこだわっているのもまさにそのためです。
一人ではついつい脇道に逸れたり、立ち止まったりしてしまう重い計画も、定期的に伴走者と現在地を確認するリズムがあれば、驚くほど景色が変わり始めます。
「今週はここまで進めました」「ここは予定通りいきませんでした」と、事実を共有できるペースメーカーの存在は、プロジェクトの生存確率を劇的に上げてくれます。
軌道修正が必要な時に、客観的な事実に基づいてアドバイスをもらえる環境があるだけで、迷う無駄な時間を大幅に削減できます。
すべてを一人で完璧にこなさなければならないと思い詰める必要はありません。
より得意な人や専門的な視点を持つ人に頼ることも、立派な自己管理の一つです。
そして最後に、これらすべてのアプローチの根底にある最も大切な要素についてお伝えします。
それは、あなたが取り組もうとしているその『第二領域』の目標に対して、ご自身が心の底からハラ落ちしているかどうかです。
世間の常識や誰かの期待から無意識に借りてきた目標ではなく、自分自身が本当に成し遂げたい『プライム・ミッション』(最優先のやりたいこと)であると確信できているか。
このハラ落ち感がなければ、どんなにタスクを分解しても、どんなに優れた伴走者が背中を押しても、本質的な推進力は生まれません。
逆に言えば、自らが設定した目標に心からコミットし、その達成に向けて自己責任でリソースを投下する覚悟が決まっていれば、少々の壁にぶつかっても必ず道は開けます。
自分の中の納得感を醸成することこそが、すべての行動の源泉になります。
みなさんが現在抱えている『第二領域』の目標は、みなさん自身の未来を形作るための最も大切な投資です。
日常の引力に負けそうになった時は、本日おススメしたような事実ベースの視点と、環境づくりのアプローチを少しだけ意識してみて下さい。
最初から完璧な計画は必要ありません。
まずはご自身の納得感を大切にしながら、今日できる最小の一歩を積み重ねていく。
その地道な歩みが、確実にご自身の目指す未来へと繋がっていくはずです。
そんな意識を持って進めて頂ければと思います。
今日も一緒にやり抜きましょう!
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