最初につまずく原因は能力不足ではなく適応力不足

一緒にやり抜く限界突破パートナー、福井俊治(しゅんじ)です。

最近急に暑くなってきましたね。

みなさんは体調など崩されてはいないでしょうか。

毎朝12km程度走っている自分にとっても、
この急激な気温の変化は体にかなりの負担が掛かります。

特に、急激に気温が上がってくると、
パフォーマンスが驚くほど変わってしまいます。

これは暑熱適応といって、
体が暑さに慣れているかどうかが大きく影響しているのです。

当然のことですが、季節の変わり目は、
体がまだ十分な暑さに慣れていません。

そのため、気温の高い環境下で走り始めると、
体からの放熱が間に合わなくなります。

放熱できないまま走り続けると、
内部に熱がこもって体に蓄熱してしまいます。

そうすると、思うようにペースが上がらないのです…

いつもの自分ならもっと楽に走れるはずなのに、
暑く、バテ気味になり、パフォーマンスは明らかに下がってしまいます。

ですが、何日か我慢して暑い中で走り続け、
体が暑さに慣れてくると、状況は変わります。

汗腺がしっかりと働いて適切に放熱できるようになり、
本来のパフォーマンスが少しずつ戻ってくるのです。

もちろん人間の体ですから、
暑さに対する絶対的な限界は存在します。

それでも適応する前と後では、
暑さの感じ方や、体の動きが全く違ってきます。

毎年のことではありますが、
この季節の変わり目は、
体が慣れるまでいつも本当に大変です。

そして、この日々のランニングで感じる現象は、
ビジネスの世界においても
全く同じことが言えるのではないかと考えています。

ビジネスの現場でも、
この季節の変わり目のように
新しい状況や、未知の環境に直面する瞬間が多々あると思います。

新しいプロジェクトの責任者として、
実行を任されたとき。
これまでの延長線上にはない、
新しい事業を立ち上げようと決意したとき。

あるいはご自身のキャリアを広げるために、
これまで避けてきた重要な課題に踏み出したとき。

そんなとき自分の思う通りに全く事を運べなくて、
ガッカリすることがあるかも知れません。

これまでの経験や知識がなぜか通用せず、
一歩も前に進んでいる感覚が得られない。

計画通りに実行できず、
周囲の期待に応えられていないのではないかと焦りばかりが募る。

そのような苦しい状況が続くと、
自分には根本的に能力がないのではないかと
深く落ち込むこともあるかも知れません。

真剣に目標に向き合っている人ほど、
現状とのギャップに苦しみ自分を責めてしまいがちです。

しかし、そんな時こそ、
どうか先ほどの暑熱適応の例を思い浮かべてみて下さい。

季節の変わり目に上手く放熱できなくとも、
環境に慣れることで、体は適切な放熱ができるようになります。

すなわち、新しい環境で
最初に上手くパフォーマンスを発揮できなかった最大の原因は、
能力不足ではありません。

単に、その新しい環境の空気感や実務のスピード感に
まだ体が慣れていなかったからという話になるのです。

その証拠に、先のランニングの例で言えば、一度環境に慣れることで、
ちゃんと放熱して元のペースで力強く走れるわけですからね。

ビジネスの実行フェーズにおいても全く同じです。

新しい環境や挑戦で最初から上手くいかないからと言って
自分には能力がないと諦める必要は全くありません。

それは能力の限界ではなく、
単なる適応のプロセスに過ぎないのです。

まずは、自分がまだこの新しい環境に慣れていないだけなんだなと
客観的に現状を捉えることが非常に大切だと思います。

能力不足だと自分を否定してしまうと、
そこから先へ実行を続ける気力すら失われてしまいます。

適応力不足であると認識できれば、
あとは時間と経験を重ねて慣れていけばいいだけだと
心がずっと軽くなるはずです。

一緒にやり抜く限界突破パートナーとして、
自分はこれまで多くの方の実行支援に関わってきました。

単なる励ましではなく、
一緒に汗をかきながら前へ進むコンサルティングを通じて、
見えてきたことがあります。

それは目標達成を諦めてしまう方の多くが、
能力の限界ではなく、
適応の途中で歩みを止めてしまっているように見える点です。

みなさんがこれまで培ってきた素晴らしい能力は、
新しい環境に適応した後に必ず大きく花開くと信じています。

どうか最初の壁の前で、
ご自身の可能性を閉ざさないで下さい。

ここまでは新しい環境の変化に対する
適応のプロセスのお話でした。

しかし、目標達成を考えたときに、
お伝えしたい重要なポイントが実はここから先にもあります。

この環境に慣れるということですが、
一度慣れたら、あとはずっと自由で安泰というものでは決してありません。

適切な負荷が掛かる状況に意図的に身を置き続けないと、
また改めて慣らす必要が生じてしまうのです。

再びランニングの例で考えてみましょう。

過酷な夏の暑さに適応した体も、
秋から冬そして春へと季節を経ることで次第に暑さを忘れてしまいます。

涼しく快適な環境に長く留まることで、
苦労して手に入れた適応能力は失われてしまうのです。

ゆえに、また翌年の梅雨明けには、
本格的な暑さに向けた厳しい適応サイクルを
一からやり直さなければなりません。

ではこれをビジネスの世界に置き換えてみると、どうなるでしょうか。

ビジネスの世界には、
自然界のように強制的に訪れる四季というものは存在しません。

放っておいても勝手に厳しい夏が来たり、
冬が来たりするサイクルはないのです。

ということは、自分が意識して環境を選ばなければ、
ずっと快適な環境に留まることができてしまいます。

快適な環境にいる限り、
厳しい負荷を体感することは絶対にありません。

居心地の良い慣れ親しんだ環境にずっと留まっていると、
適応力も次第に衰えていきます。

そして、高い負荷に耐える実行力も、
気づかないうちに少しずつ失われていくのです。

大きなチャンスが巡ってきたときや、
本当に達成したい高い目標に向けて動こうとしたとき、
その時に備えて、

自分自身を適切な負荷が掛かる環境に
意図的に置き続けることが極めて重要になってきます。

ビジネスにおいてはこの自ら環境を選ぶ姿勢が、
成長と目標達成の鍵を握ります。

快適な場所に留まるのではなく、
自ら少し背伸びをするような挑戦的な環境を意図的に選ぶこと。

日々の忙しさに流されるのではなく、
緊急ではないけれど将来にとって非常に重要な『第二領域』の課題に対して、
自ら負荷をかけて取り組むこと。

意識して自分を負荷が掛かる環境に置き続けることで、
適応力と実行力は常に高い状態に保たれます。

まずは新しい環境に飛び込み、
その環境にしっかりと慣れること。

そして、無事に慣れた後も、
その快適さに安住するのではなく、
適切な負荷がかかる環境に自ら身を置き続けること。

負荷の高い厳しい環境下でも、
当たり前のように高いパフォーマンスを発揮できる状態を
常にキープしていくこと。

これが、本当に手に入れたい未来を掴み取るための
確実な道のりだと確信しています。

何か新しいことに挑戦しようとしているときや、
実行の壁にぶつかって苦しいとき。

決して能力が足りないのではなく、
今は適応の時期なのだとご自身を信じてあげて下さい。

そして、慣れた後は、
自ら次の挑戦となる環境を選び取って下さい。

その負荷を乗り越え
目標を達成するための実行を全力で応援しています。

時には、厳しい環境に身を置くこともありますが、
その先には必ず大きく成長した自分自身が待っています。

ビジネスの成功と目標達成に向けて、
一緒に走れることを心から楽しみにしています。

今日も一緒にやり抜きましょう!

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