日付への感度を高める。確実な実行を支える情報の解像度
おはようございます!
一緒にやり抜く限界突破パートナー、福井俊治(しゅんじ)です。
本日は、日々の業務や目標達成のプロセスを進める上で、
「日付」に対する感度を高く持つ必要性について
お伝えさせて下さい。
テーマは、ファイルのバージョン管理やタスク期限の設定において、
情報の解像度を上げることが、
いかにプロジェクトの円滑な進行に直結するかについてです。
私たちは日々の業務の中で、
新しい企画書を作成したり、タスクのスケジュールを組んだりと、
日付をハンドリングする機会に数多く直面します。
自分は日頃、経営者や個人事業主の方々の
プロジェクトマネジメントのサポートを行っていますが、
実はこの「日付の扱い方」にこそ、
仕事の精度や目標達成のスピードを左右する重要なヒントが隠れていると
感じている部分もあります。
本日は、よくある2つの具体的なシーンを挙げてお話しします。
まずは、「ファイルの履歴管理」における日付の扱いです。
みなさんは、ご自身のファイルをどのように管理されていますでしょうか。
専用のシステムやツールでバージョン管理が自動化されている環境であれば、
人間が日付を意識する必要はないかも知れません。
しかし、スプレッドシートやドキュメントを手動で管理して
関係者と共有しているケースは、まだまだ多い状態と言えます。
ファイルの中に「更新履歴」のページを差し込んで
管理しているという方もいらっしゃるかも知れませんね。
ただ、これについては意外とページの更新漏れが発生しやすく、
運用的に気をつけないといけないポイントがあるのですが、
本日のテーマからは少し逸れるため、今回は割愛します。
手動管理する場合によく見かけられるのが、
ファイル名に日付を追加して管理するパターンです。
タイムスタンプでも管理は可能ですが、
エクスプローラーなどでは表示が切れていたり、すぐに見れないことがあるので、
ちょっと面倒くさいと思ってしまいます。
そうすると、ファイル名管理が比較的良かったりします。
この手動でのファイル管理において、
最も気をつけたいのが「ファイル名の付け方」です。
たまに見かけるのが、ファイル名に「最新」というような言葉を
添付してしまうパターンです。
「○○企画書_最新」といった形ですね。
ひどい場合だと、「○○企画書_最新_v2」のように、
最新にまでバージョンが発生してしまい
何に対しての最新なのかが全く分からない状態になっていることもあります。(笑)
一人で管理するのであれば、百歩譲って運用可能かも知れません。
しかし、複数人でファイルを共有する場合、
この「最新」という言葉は、事実上管理できないパターンに陥りがちです。
過去の「最新」ファイルと現在の「最新」ファイルが同時に存在してしまい、
どれが本当の最新の成果物なのか、分からなくなってしまいます。
また、月と日(例えば0813など)のみを添付するパターンもあります。
これも、後から振り返った時に、
過去の同じ日付のファイルと並んでしまい、混乱を招く可能性があります。
タイムスタンプを確認すればいいという意見もありますが、
そもそも何のためにファイル名に日付を入れたのか分からなくなりますし、
間違って上書き保存しただけでもタイムスタンプは更新されてしまうため、
パッと見の判断材料としては使いづらかったりします。
関係者間で間違いなく認識を揃えるためには、
ファイル名には必ず「年月日(YYYYMMDD)」を添付して
明確に管理する運用がおススメです。
「20260813_○○企画書」といった具合ですね。
日付という客観的なデータをつけることで、
誰が見ても一目で最新版がどれか判断できるようになります。
(もちろん、システムで自動化できるなら、それが一番です)
さて、次に「期限」に関する日付のハンドリングです。
目標達成に向けてタスクの期限を設定する際、
「8月末までに仕上げます」といったように、
ざっくりとした表現で語る方がいらっしゃいます。
しかし、この「8月末」というのは、具体的に何月何日でしょうか。
31日なのでしょうか。
それとも、週末休みを挟むから29日の金曜日になるのでしょうか。
人によって解釈がブレてしまう曖昧な表現です。
期限をざっくりとした「末日」などに設定してしまうと、
その前段にある重要なプロセスを見逃すことに繋がります。
タスクというのは、ただ作業をして終わりではありません。
多くの場合、成果物を誰かにレビューしてもらい、
フィードバックを受けて修正するプロセスが含まれます。
「誰に、いつレビューしてもらうのか」
「フィードバックを受けて、修正するための時間は十分に取れるのか」
こういったプロセスが考慮されていないと、
いざ月末になって土日を加味しきれていなかったことに気づき、
修正時間が足りずに週末の残業や徹夜で何とか乗り切る、
といったパターンに陥ってしまいます。
これでは、せっかくの計画が活かせず、
詰め込んで実行する苦しい進行になってしまいます。
さらに、期限が曖昧なタスクは、
意識の底に沈むサブマリン・タスクになりやすいという危険性も孕んでいます。
「月末までにやればいい」というふんわりとした設定では、
日々の緊急対応に追われる中で、容易に後回しにされてしまうからです。
計画の精度を高め、円滑な実行推進をするためには、
何年何月何日までという明確な日付を意識して、
そこから逆算してタスクを成果物ベースでブレイクダウンしていくことが
不可欠だと考えています。
(場合によっては、何時までに提出とかもあるかも知れません。)
もし、その日に予定していた成果物が終わらなければ、
以前お伝えした「即日再計画」の考え方を用いて、
明確な日付を持たせたまま能動的に別の日に再配置する。
そうやって常に日付と向き合うことが、確実な前進を生み出します。
とは言え、本当にちょっとした日付の表記や、1日の認識の違いで
大きく困るシーンというのは、限定的かも知れません。
しかし、プロジェクトマネジャーを補佐して
客観的な視点で課題解決をサポートするPMOの知見から見ると、
こういう細かな日付の部分をざっくりと管理してしまう方は、
目標設定や成果物の定義など、
他の部分でも管理が曖昧になっているケースが多いのが事実です。
情報の精度を高め、関係者間で間違いのない認識レベルに揃える。
そして、正しい方向へブレずに実行推進していく。
そのための第一歩として、
日付に対する感度を高めることは、地味に見えて
実はプロジェクトを成功に導くための強力な基礎になっていくはずです。
もし今、日々のタスクやファイルの管理において、
少しでも曖昧さを感じている方がいらっしゃれば、
まずは「年月日を明確にする」というシンプルな行動から
意図的に実践してみて頂ければと思います。
今日はいつもと少し違う観点になりましたが、
地味に大事な部分としてご理解頂ければ嬉しいです。
今日も一緒にやり抜きましょう!
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