信頼関係を最適化する。当たり前を積み重ねるコミュニケーション

おはようございます!

一緒にやり抜く限界突破パートナー、福井俊治(しゅんじ)です。

本日は、私たちがビジネスを進める上で欠かせない
他者との関わり方についてお伝えさせて下さい。

テーマは、特別なスキルよりも前に求められる
「当たり前のことを当たり前にやること」の重要性についてです。

日々ご自身でビジネスを展開されているみなさんであれば、
クライアントや協業パートナーとのやり取りの中で、
様々な方とコミュニケーションを取られていると思います。

会社や上司というペースメーカーを持たない私たちは、
自由な環境を手に入れた一方で、
すべての行動の責任を自分自身で負わなければなりません。

その中で
「素晴らしい成果を出しているな」
「この人とはずっと一緒に仕事をしたいな」
と思える方は、
例外なくこの当たり前のことを当たり前にこなしていると自分は感じています。

しかし、客観的な視点から現実をお話しすると、
この当たり前が意外とできていないケースに直面することが多々あります。

実は自分も最近、
いくつかの事例でそのように感じる出来事がありました。

例えば、メッセージのやり取りをしていて突然音信不通になる。

協業の相談をしていて、提案時に
「ぜひ何か一緒にやりましょう」
と大いに盛り上がったのに、
いざ次回の打ち合わせを調整しようと連絡するとパッタリと返信が来なくなる。

あるいは、
やり取りの中で先方の勘違いがあり調整が滞っていた件について、
過去のやり取りの事実を含めて丁寧に提示したところ、
ご自身の勘違いには一切触れず、
何事もなかったかのようにその後のやり取りを進めてくる。

みなさんも似たようなご経験はないでしょうか。

もちろん、人間ですから日々の忙しい業務に追われて、
うっかり連絡を漏らしてしまうことはあるでしょう。

自分には見えない、
先方なりの切実な背景や事情があるのかも知れません。

ビジネスにおいて計画通りに進まないことや、
ミスが起きること自体は仕方のない事実です。

しかし、コミュニケーションを受け取る側の視点に立つと、
見えない事情を勝手に推測してあげることはできません。

目の前に提示された対応という事実だけを客観的に受け止めるしかないのです。

そして、そうした不誠実な対応を一度でも受けると、
相手に対して「少し警戒した方がいいかもしれないな」と、
自分の中で静かにブラックリスト行きのカウントを始めてしまいますよね。

ここで少し、自分が昔携わっていた
自動車のガソリンエンジンの制御開発の話で例えさせて下さい。

エンジン制御の中に「ノック制御」というものがあります。

これは、エンジンに過負荷を掛けてしまうノッキングという異常燃焼の物理現象を回避し、
エンジンそのものを保護するための仕組みです。

ざっくりとした考え方をお伝えします。

エンジンは、
本来であれば一番燃費や出力の効率が良いポイントで燃料に点火して動かしたいものです。

しかし、その高効率な領域でノッキングを検出した場合、
システムは即座に効率を落としてでも異常を回避できる安全な領域へと
点火のタイミングをずらし、エンジンを保護します。

もし、それでもノッキングが収まらなければ、
さらに効率を犠牲にしてでも安全側にシフトさせます。

逆に、ノッキングが収まり安全が確認できれば、
また少しずつ元の効率の良い領域へと戻していく。

状況を常に把握しながら、
この調整をひたすら高速で繰り返しているのがノック制御のイメージです。

実は、人と人との信頼関係の構築も、
このノック制御と全く同じ構造だと思っています。

冒頭でお話ししたような当たり前のことができていない事象は、
人間関係におけるノッキングです。

このノッキングが発生すると、
私たちは無意識のうちに自分自身のビジネスや感情を保護するために、
相手との心の距離を離し、安全な領域へとシフトします。

一発で完全にNGにして取引を停止するわけではありません。

しかし、最高の関係性からは相手を外し、
警戒モードでコントロールしながらお付き合いをするわけです。

「この人には重要なプロジェクトは任せないでおこう」
「返信が遅いから、期待値を下げて対応しよう」
というように、
無意識のうちに提供する価値にブレーキをかけてしまいます。

そして、相手からのノッキングがあまりに頻発するようであれば、
最終的にはエンジンが壊れる前に完全に距離を置き、
お付き合いそのものを止めてしまいます。

ビジネスを進める上で、お互いに100%の信頼を置き、
最速で最高の効率を出せる関係性を築くことは、
目標達成を加速させる強力な推進力になります。

しかし、そのためには
「連絡を返す」
「間違いを認める」
「約束を守る」
といった、
当たり前のことを当たり前にやるという日々の地道な積み重ねが必要不可欠なのです。

自分は大丈夫だろうか。

相手の行動を反面教師として客観的に受け止めた時、
自分も知らず知らずのうちに、
誰かに対してノッキングを起こすような行いをしていないかと、
強く身が引き締まりました。

私たちは自分の処理能力を過信し、
無数のタスクに手を出してキャパシティが溢れると、
つい他者への連絡といった基本を後回しにしてしまいがちです。

本来やるべき重要なタスクが雑務の底に沈んでしまうように、
他者への誠実な対応すらも日々の忙殺の中で見失ってしまうのです。

だからこそ、自分の行動を客観的に律する仕組みが必要になります。

みなさんも、ご自身のビジネスを最短距離でゴールへ導くために、
特別な一発逆転の手法を探す前に、
まずは足元の当たり前のコミュニケーションがしっかりできているか、
ご自身の視点で客観的に見つめ直してみて下さい。

もしノッキングを起こしていると気づいたら、
自己嫌悪に陥る必要はありません。

事実を素直に受け止め、
今日からまた少しずつ点火のタイミングを修正していけば良いのです。

その地道な姿勢の継続こそが、
周囲からの強固な信頼を集め、
あきらめかけていた未来へとご自身を引き上げる最も確実な土台になるはずです。

今日も一緒にやり抜きましょう!

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