すべてはクライアントのために

■こんにちは!

こんにちは!

時速350Kmの未来を達成するコーチ、福井俊治(しゅんじ)です。


■クライアントのためにセッションはある

コーチング・セッションはすべてクライアントのために提供されるべきです。

すべてのセッションの時間をクライアントのために費やすのはもちろんです。

それだけではなく、そのセッションで話す内容、アジェンダや、何かを話すタイミングもクライアントのペースで進めて行きます。

そして、場合によっては当初想定していたアジェンダから外れてでも、クライアントの話したいことを話して頂くのがコーチング・セッションだと考えています。

要は、その時のクライアントの状態や、話すことによって生じる心情の変化などを踏まえ、その時にクライアントが一番話したいことを話して頂くということです。

ここがコーチング・セッションがクライアントに寄り添ったテーラーメイドと言われる所以だと思います。


■アルファタウリがルーキー角田にお膳立て

ここでF1におけるテーラーメイドな対応の事例についてお伝えします。

今年2021年に7年ぶりの日本人レギュラードライバーとしてF1デビューを果たした角田裕毅。

彼は、所属チームのアルファタウリの計らいにより、プライベートテストを実施してもらいました。

それは、レースデビュー前どころか、シーズン前の合同プレシーズンテストが行われるさらに前に行われました。

その距離実に1000Km以上、レース3戦分以上の距離を走り込みました。

それは角田のためにチームが用意した貴重な走行機会であり、マシンであり、経験を積む場だったといえます。

すべてはルーキードライバーが、デビューイヤーで気持ち良くスタートダッシュを決めるためにお膳立てをしてもらったものと言えます。


■コーチもクライアントのお膳立てを

このようにコーチもクライアントに対してお膳立ての心構えが必要です。

冒頭に述べたようにコーチング・セッションはすべてクライアントに提供する思いを持って臨む必要があります。

時間の使い方や、問いの投げかけなど、臨機応変にクライアントの状況を見極め、クライアントが在りたい状態で居続けられるようにケアしながら進めます。

コーチはクライアントの伴走をするのが役割の一つではありますが、その役割を果たすためにもクライアントが自分らしく居続けるサポートをするべきです。

そんな場を提供できているか、という自戒の念を込めて今日は綴ってみました。

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