初期投資を最小化する。小さく試して取捨選択する仕組み
おはようございます!
一緒にやり抜く限界突破パートナー、福井俊治(しゅんじ)です。
本日は、新しい目標に向かって何かを始めようとする時の、「最初の一歩」の踏み出し方についてお伝えさせて下さい。
テーマは、行動を起こす際の心理的なハードルを下げ、まずは小さく試して取捨選択をしていくための仕組みについてです。
みなさんは、何か新しいことを始めようとした時に、行動を躊躇してしまったご経験はないでしょうか。
「せっかく始めたのに、もし続かなかったらどうしよう」
「やってみて自分に合わなかったら、費やした時間とお金が無駄になってしまうのではないか」
そうやって先のことを考えすぎてしまい、ついつい始めるのが億劫になって行動がストップしてしまう。
これは、ビジネスの現場でも個人の目標達成においても、非常によく見られる状態かと思います。
本日は、そうした停滞から抜け出し、とりあえず行動をスタートさせるためのヒントをお伝えします。
まず、そもそもなぜ私たちは新しいことを始める時に躊躇してしまうのでしょうか。
それは無意識のうちに、「始めたからには、ずっと継続的に取り組まないといけない」という
思い込みを持っているからだと考えています。
真面目な方ほど、やると決めたからには、最初から最後まで完璧にやり抜かなければならないと、自らに重いプレッシャーをかけてしまいがちです。
行動をやめてしまうことに対して「挫折」というネガティブな感情を抱き、「続かなかった自分はダメだ」と自分を責めることを恐れてしまう。
結果として、「失敗するのが怖いから最初から始めない」という、一番避けるべき停滞状態を引き起こしてしまいます。
しかし、始めたからといって、必ずしもすべてのことを継続しないといけないわけではありません。
世の中には無数の選択肢やアプローチが存在します。
その中で、自分に合うもの、合わないものがあるのは当然のことです。
ですから、何か新しいことを始めるということは、「自分の可能性を広げるためのテスト」や、「それが目標達成に有効な手段かどうかを確認する作業」だとニュートラルに捉えてもらえればいいかと思います。
実際にやってみて、楽しかったり効果があると感じれば継続すればいい。
少し違うなと思えば、その時点でやめて別の手段を探せばいいのです。
それは失敗ではなく、自分には合わないという客観的なデータが取れたと判断する。
それぐらいの軽い感覚で、まずは始めてしまってもいいのではないでしょうか。
ある意味で、最初の行動はすべて「トライアル(お試し)」という位置付けで取り組んでみるのがおススメです。
そして、そのトライアルの結果、「もう少し続けてみたいな」と手ごたえを感じたものだけを、正式なタスクや習慣として継続して取り組んでいく。
PDCA(計画・実行・評価・改善)のサイクルを回しながら目標達成に向かう際も、最初から壮大な計画を立てる必要はありません。
まずは最小単位で実行してみて、その結果を客観的なデータとして振り返り、続けるか、やめるかという次のアクションに繋げていく。
そうやって柔軟に再計画していくことが、プロジェクトマネジメント観点でも大切だからです。
では、トライアルを勝ち抜いて「少し続けてみよう」と思った時、次にどうすればいいでしょうか。
ここでもまた、「本格的に頑張らないといけない」と肩に力が入ってしまうことが多いと思います。
しかし、いきなり100%の力で頑張らなくてもいいというのが、ここでお伝えしたいポイントです。
具体的には、毎日何時間もストイックに時間をかけるのではなく、自分が無理なく取り組める最小限の範囲で継続してみる。
あるいは、継続的にやっていて少し辛くなった時は、思い切って一休みして、モチベーションが戻ってきた時に再度取り組んでみる。
自分を少し甘やかすくらいの感覚で、ご自身に合ったペースを模索していく期間があっても良いと考えています。
ここで、トライアルにおける「コスト(投資)」の考え方について、自分自身の実体験をお伝えさせて下さい。
自分は過去にトライアスロンに挑戦したいと考え、実際に「アイアンマン・ジャパン」というレースに出場し、無事に完走した経験があります。
しかし、その挑戦を始める際、自分の中には一つの懸念がありました。
それは、「アイアンマンに出場するレベルまで、本当に自分がトライアスロンという競技をやりたくなるか(継続できるか)」が、最初から明確にイメージできていなかったということです。
途中で「やっぱり自分には合わない」とやめてしまう可能性も十分にありました。
トライアスロンは、ウェアや道具を一式揃えるのにそれなりにお金がかかる競技です。
その中でも一番大きな投資になるのが、競技用のバイク(自転車)でした。
通常、トライアスロンの競技用バイクをまともに揃えようとすると、50万円前後かかるというのが一般的な相場かと思います。
しかし、自分が購入して、実際にアイアンマン・ジャパンのコースを走り切ったのは、なんと17,800円の通勤・通学用のロードバイクでした。
最低限のギアは備えていましたので、それなりに走ることはできます。
しかし、他の参加者が乗っている本格的なバイクと比べると、
まさにモーターバイクと三輪車ぐらいの圧倒的な性能差があったかも知れません。(笑)
なぜそこまで初期投資を抑えたかというと、「まずは最低限のコストでトライアルを実施する」という戦略をとったからです。
仮に、50万円の本格的なバイクを購入した直後に「やっぱり自分はトライアスロンに向いていない」と気づいてしまったら、金銭的なダメージもさることながら、精神的なダメージも計り知れません。
だからこそ、機材に大きな投資をするのではなく、自分の脚力でカバーできる範囲で何とかしようと考えたわけです。
結果として、アイアンマン・ジャパンを完走するまで競技を続けることができたため、後から振り返れば、もっと高い投資をしていても良かったのかも知れません。
しかし、自分としては、トライアスロンという競技を体験するという目的において、最低限の金額で一通りのプロセスを完走できたという満足感が非常に高く、最終的にはそこでトライアスロンを一旦引退するという選択をしました。
このエピソードからお伝えしたいのは、新しいチャレンジをするための初期投資(お金や時間)は、極力最小限に抑えてスタートを切るのが有効だということです。
現実問題として、私たちビジネスパーソンが持つ時間やリソースには限りがあります。
あらゆるものに100%の力で取り組んだり、すべてに十分な投資をすることは物理的に不可能です。
だからこそ、限られたリソースをどこに投下すべきかを見極めるために、メリハリをつけて投資をする必要があります。
何か新しいことを始めるということを考えた時に、「失敗したらどうしよう」と躊躇するのではなく、「仮にこれが無駄になっても許容できる」と思えるギリギリのラインで、時間やコストの初期投資を設定してみて下さい。
そして、実際に試してみて「これは自分に合っている」「もっと続けたい」と心から思えたのであれば、その段階で初めて、より良いツールや環境を整えるためのアップグレード(追加投資)を検討していけばいいのだと思います。
世の中には選択肢はたくさんあります。
可能な範囲で片っ端から試して、自分に合うものだけを残していく。
そんな風にゆるく始めて、実践の中で取捨選択をしていくという考え方がおススメです。
もし今、行動を起こすことにハードルを感じている方がいらっしゃれば、ぜひ本日の「まずは最小限で試す」という考え方を行動のヒントにしてみて頂ければと思います。
少し視点を変えるだけで、より身軽に新しい一歩を踏み出していけるはずです。
今日も一緒にやり抜きましょう!
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