結果論に振り回されないリスクヘッジの鉄則
おはようございます!
一緒にやり抜く限界突破パートナー、福井俊治(しゅんじ)です。
本日は、ビジネスを進める上で避けては通れない、
不確実な状況下での意思決定についてお伝えさせて下さい。
テーマは、結果論に振り回されないリスクの捉え方と、
確実に目的を達成するための判断基準についてです。
みなさんも日々業務の中で、
数ヶ月先、あるいは数週間先のスケジュールを立てて、
そこに向けて準備を進められていると思います。
しかし、どれだけ綿密に計画を立てて準備をしても、
天候や外部環境の急激な変化によって、
予定通りに事が運ばなくなるケースは必ず発生します。
コントロールできない事態に直面した時、
状況をどう客観的に判断し、どのような選択をするのか。
本日は、自分の最近の体験を共有しつつ、以下お伝えさせて頂きます。
ひとつの参考にしてください。
実は自分も先日、
台風が接近する日に東京へ出張する予定が入っていました。
当初の計画では、
早朝の電車に乗って茨城から東京へ移動し、
午前中に自分が主催するオンラインコミュニティの会合を実施する。
その後、午後からは自らのスキルアップのための学びの場にリアルで参加し、
夜遅くに自宅へ帰宅するという、
かなりタイトなスケジュールを組んでいました。
しかし、出張が近づくにつれて天気予報が怪しくなってきました。
最新の予報を確認すると、
自分が行きと帰りに移動する時間帯が、
ちょうど台風の影響が最も大きくなると予測される時間帯と
見事に重なってしまっていたのです。
ここで自分は、一つの決断を迫られました。
もし、これが自分一人だけで完結する予定であったり、
単に誰かの話を聞きに行くだけの予定であれば、
多少の遅延を覚悟で向かうという選択もあったかも知れません。
しかし、この日の午前中の予定は、自分が主催する会合です。
万が一にも交通機関の遅延で自分が遅刻し、
参加してくださるみなさんにご迷惑をお掛けするわけにはいきません。
主催者が不在のまま時間が過ぎていく状況は、
参加される方の貴重な時間を奪うだけでなく、
これまで築いてきた信頼関係を一瞬で崩してしまう可能性があります。
この最悪のリスクを確実に回避するのであれば、
選択肢は限られてきます。
前日から東京に入って安全に宿泊するか、
あるいは出張そのものを見送るかの二択です。
直前のスケジュールを調整してみたものの、
どうしても前日に移動するための時間的な余裕は生み出せませんでした。
そのため、非常に残念ではありましたが、
今回の東京出張はキャンセルするという決断を下したのです。
そして、その後の結果がどうなったかをお話しします。
結果論としては、
自分が移動を予定していた時間帯の台風の影響は、
事前の予測で言われていたほど大きくはありませんでした。
もしかしたら、予定通りに早朝の電車に乗っていれば、
多少の雨風には見舞われたとしても問題なく東京に到着し、
すべての予定をこなせていたかもしれないという状況です。
この結果だけを外から見れば、
もったいないことをしたなとか、
過剰に反応しすぎたのではないかと思われるかも知れません。
しかし、客観的な視点から振り返ってみても、
自分としては出張を見送って正解だったと確信しています。
たしかに、物理的には移動できたかもしれないという結果は残りました。
しかし、自分が東京移動に利用している常磐線特急は、
もともと風の影響を非常に受けやすい路線であり、
実際その日も遅れが発生していました。
本当に目的地に定刻までに行き着けたかどうかは、
誰にも分からない、非常に判断が難しいところだったのです。
そして、移動できたかどうか以上に、
さらに重要な理由があります。
それは、見えない疲労とパフォーマンスの低下です。
仮に遅延を乗り越えてギリギリ時間に間に合ったとしても、
道中の車内で感じるであろう焦りは計り知れません。
本当に間に合うだろうか。
もし電車が止まったら、
参加者の方にどう連絡して代替案を提示しようか。
そんな不安を抱えながら移動することは、
著しく脳のエネルギーを消費します。
自分が主催する会合において、
参加者の方々に最高の価値を提供し、
100%のパフォーマンスを発揮しなければならない時に、
移動のストレスですでに心身のエネルギーがすり減ってしまっている。
あるいは、事前の準備を見直す心のゆとりすら失われている。
この見えないリスクを取ることは、
ビジネスを責任を持って進める上で、
決して適切ではないと感じたのです。
たまたま台風の影響が小さく、
無事に到着できたかもしれないというのは、
あくまで運が良かっただけの結果論に過ぎません。
日々のビジネスやプロジェクトにおいて、
この結果論で自分の判断を正当化することは、
非常に危険な罠だと自分は考えています。
準備不足や無謀な計画であっても、
たまたまうまくいったという成功体験を得てしまうと、
次も何とかなるだろうという根拠のない楽観主義を生み出します。
その結果論に基づく油断が、
いずれ取り返しのつかない致命的な失敗を引き起こすかも知れません。
リスクヘッジの本来の観点からすれば、
最悪の事態を想定して見送るという厳しい決断を下し、
その制限された状況の中で、いま何ができるかを考える方が、
長期的に見て妥当な判断だと思いました。
出張をキャンセルした後、
自分はただ残念がって終わるのではなく、
すぐにアジャイルな軌道修正を図りました。
午後からリアルで参加する予定だった学びの場については、
別日にオンラインで開催される日程に
振り替えて頂くことができました。
リアルな場で直接参加し、
その場の空気感を感じながら学べなかったことは少し残念ですが、
結果的に、自分がやりたいと考えていた学び自体は、
一通り達成できたという状況です。
ビジネスの世界では、
ギリギリのラインを狙ってリターンを最大化するのも、
確かに一つの戦略だと思います。
自分ひとりの責任で完結する挑戦であれば、
あえてリスクを取って突破口を開くことも必要でしょう。
しかし、今回のように他者を巻き込み、
関係者への影響や自身のパフォーマンス低下が懸念される場合は、
安全策を取るのもまた正しい判断だと思います。
要は、リスクが現実のものとなった時に、
その状況がもたらすダメージを、
自分自身が最後まで受け止めることができるのかどうか。
その影響の大きさと発生する確度を客観的に照らし合わせて、
冷静に判断する必要があると思います。
計画通りに進まないことは日常茶飯事です。
その時に、行けるかもしれないという希望的観測で動くのではなく、
最悪のシナリオを許容できるかどうかを基準にする。
客観的な観点で見極めることが大切です。
みなさんも日々のビジネスにおいて、
結果論に振り回されることなく、
確かな基準を持ってリスク管理やリスクヘッジをしてみて下さい。
その客観的な判断の積み重ねが、
あなたの行動に対する強い推進力になるはずです。
今日も一緒にやり抜きましょう!
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