フィードバックの沼を抜ける。仮説を持って行動を選択する

おはようございます!

一緒にやり抜く限界突破パートナー、福井俊治(しゅんじ)です。

本日は、目標達成やプロジェクトを前に進める際の
PDCAの回し方についてお伝えさせて下さい。

テーマは、あふれる改善点やフィードバックに対して、
やみくもに手を動かすのではなく、
しっかりと仮説を持って向き合うことの重要性についてです。

ビジネスでもプライベートでも、
新しいチャレンジを実行し、PDCAを回して前進していくことは
目標達成における絶対的な基本ですよね。

しかし、このPDCAを回すプロセスにおいて、
一つ気を付けないといけないことがあります。

それは、実行した結果として周囲からフィードバックを得た時に、
改善できることが山のように見つかってしまうという状況です。

特に、何か新しいことを始めたばかりの頃は、
いただいた直接的な指摘だけでなく、
そこから派生して自分自身で気になったことも含め、
無数の改善余地が抽出されると思います。

すると、手を付けた方が良いと思えるタスクが次々と発生し、
気づいた先から、どんどん手を付けてしまいたくなるものです。

自分も、とにかく行動量でカバーしようと、
手当たり次第に動いてしまったこともあります。(汗)

もちろん、スピード重視で気づいたことを
すぐに改善していく姿勢はとても大切です。

そのスピード命の精神や行動力自体は、
ビジネスにおいて高く評価されてしかるべきだと思います。

しかし、ただ手当たり次第にスピードを上げればいい、
という訳ではないのが、プロジェクト推進の難しいところです。

ここで少し、方向修正の例え話をさせて下さい。

改善点が見つかる状況というのは、ある意味、
本当は「北」に行きたいと思っていたのに、
自分が「東」に向かって進んでいたという事実に気づく瞬間に似ています。

進むべき方向が確実にずれていたことに気づいた時、
焦ってそのままのペースで進み続けても、
ゴールからは遠ざかる一方になってしまいます。

これは補正しないといけないな、と立ち止まる瞬間ですね。

そして、そのずれた原因を見出し、
正しい方向へ進路を補正していくのが改善活動になります。

では、なぜこの改善活動を、
気づいた先から順番に処理していくのが良くないのでしょうか。

行動して改善すれば、きっと今よりは良くなるはずですから、
マルかバツかで言えば、マルであるようにも思えます。

しかし、ここで意識しないといけないのは、
向かいたいゴールは「北」であり、
いまは「東」に進んでしまっているという客観的な事実です。

もし、一発で真北に補正できる明確な手段が見つかったのであれば、
急いでそれを実行すればいいでしょう。

しかし、現実のビジネスにおいて、
そんな明確な正解が最初から用意されていることは少なく、
多くの場合、考えられる改善策は複数存在します。

ある改善策を実行すれば、北北東に方向を補正できるかも知れません。

しかし、別の改善策では東北東までしか補正できないかも知れません。

もっと微差のレベルでしか変わらないこともあるはずです。

つまり、これは単なる行動量の問題ではなく、
その改善策が「北へ向かうために効果的か否か」という
打ち手の質に関わってくるのです。

限られたリソースと時間の中で成果を出すためには、
当然ながら、効率的で効果的な打ち手を選んで対応していく必要があります。

ただ、ここで多くの方がこう思われるはずです。

「そんな正解が最初から分かっていたら、いま困ってないよ」と。

はい、本当におっしゃる通りです。

正解が分からない未知の領域で、
どうやって効率的な打ち手を探せばいいのか。

その答えが、得られたフィードバックから
「自分なりの仮説を立てる」ということになります。

今現在、どうやら自分は東に進んでしまっているらしい。

その原因は、今回のフィードバックの結果から客観的に見て、
きっと○○だと考えられる。

それであれば、方向を北へ戻すための対策として、
数ある選択肢の中からまずは△△を実行するのが良いだろう。

このように、自分なりに検討して狙いを定め、
意図を持って打ち手を決定するのです。

ここで非常に重要なのは、
その仮説が最初から絶対に合っていなければならない、
ということではありません。
(もちろん、合っているに越したことはないのですが…)

それよりもはるかに大切なことは、
自分なりの明確な「狙い」を持って行動し、
次の結果が出た時に、その狙いがどうだったかを
ニュートラルに評価するということです。

この仮説がないまま、やみくもに行動だけを変えてしまうとどうなるか。

運良く北側に補正できることもあれば、
逆にさらに東側へと悪化してしまうこともあります。

結果としてジグザグに動き回り、
なぜ良くなったのか、なぜ悪くなったのかという理由が分からないまま、
無駄な労力だけを繰り返す事態に陥ってしまうのです。

仮説を持って、何が狙いなのかを定める。

行動した結果、その狙いは達成できたかを客観的に評価する。

もし達成できなかったのであれば、
何が想定と違っていたのかを分析し、
また新たな仮説を持って改善策を練り、再度検証する。

このプロセスを繰り返していくことによって、
仮に最初の仮説が間違っていたとしても、
徐々に真北へと進路を取れるようになっていくのだと思います。

せっかく貴重な時間とエネルギーを使って行動するのであれば、
その結果を正しく評価し、
次への確実な改善へと繋げていきたいものです。

もし今、目の前にあふれる改善点に追われて、
仮説検証が十分できていないと感じる方がいらっしゃれば、
まずは一度立ち止まり、思考を整理して仮説を立てる時間を
意図的に設けてみて頂ければと思います。

今日も一緒にやり抜きましょう!

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