過去の栄光を手放す。現在の自己ベストを更新する指標の作り方
おはようございます!
一緒にやり抜く限界突破パートナー、福井俊治(しゅんじ)です。
本日は、ビジネスや個人の人生において、常に「自己ベスト」を更新し続けるための目標設定と、その指標の作り方についてお伝えさせて下さい。
テーマは、過去の実績にぶら下がるのではなく、現在の自分にとって最適な評価基準を再定義し、行動をアップデートしていくための仕組みについてです。
「自己ベスト」という言葉を聞くと、陸上競技や水泳といったアスリートの世界の話だと捉える方が多いかも知れません。
しかし、この自己ベストの更新を狙うという姿勢は、スポーツ競技だけでなく、私たちビジネスパーソンの日々の行動や目標達成においても非常に重要な観点だと考えています。
大事なのは、過去のある時点で叩き出した最高記録(過去の栄光)を大事にキープすることではなく、あくまで「今の自分」を起点として、現在進行形で自己ベストを目指し続けるという姿勢です。
ビジネスの現場で多くの方とお会いしていると、過去の栄光を前面に出してコミュニケーションをとろうとされる方が一定数いらっしゃいます。
例えば、「過去に業界トップの売上を記録した」「ある時点で過去最高の収益を上げた」という実績をお伝えすること自体は、信頼を構築する上で素晴らしいことです。
しかし、それが本当に「過去の最高時点」で完全に止まってしまっており、現在では全くその数字が出せない、あるいは当時のノウハウが今の時代に通用しない状況であるならば、そのアピールの仕方は少し立ち止まって考える必要があります。
過去の自分に引きずられすぎて、現在の自らのアップデートを怠ってしまうという行動が、目標達成においては一番の足かせになるからです。
かく言う自分自身も、偉そうなことは言えません。
以前、オンラインミーティングのZoom越しにお会いした方が、事前に共有されていたプロフィール画像とあまりにもギャップがあり、「本当に同一人物だろうか」と戸惑ってしまったことがありました。
しかし、よくよく振り返ってみると、自分自身も過去5年以上、ずっと同じプロフィール画像を使い続けていたことに気づいたのです。
これもまた、現在の自分を適切にブラッシュアップして周囲に伝える努力を怠っていた一つの例だと反省しました。
もちろん、日々の活動の中でプロフィール写真を更新するというのは優先順位の下がる作業となってしまい、「また時間ができた時にやろう」と後回しになり、意識の底に沈むサブマリン・タスクになってしまいがちです。
しかし、それに気づいてしまった以上は、すぐにアクションに結びつけました。
(こうした失敗も、自分を責めるのではなく、タスク管理の仕組みから漏れていたという客観的なデータとして捉えて行動に移せば良いと考えています。)
では、過去の栄光を手放し、現在の自己ベストを更新し続けるためにはどうすればいいのでしょうか。
ここで重要になるのが、「比較する指標(評価基準)を変える」というアプローチです。
当然のことですが、私たち人間は年齢を重ねます。
フィジカルな体力や、徹夜で作業をこなすような力業においては、20代や30代の頃の自分を超えられないという事実が確実に発生します。
ビジネスの市場環境も変化するため、過去と同じ手法で同じ売上規模を叩き出すのが物理的に不可能になることもあります。
それが現実です。
しかし、そこで「もう過去の自分には勝てない」と諦める必要はありません。
若い頃の自分に勝つために、無理をして同じ指標(例えば、労働時間や単なる売上高)で戦い続けるのではなく、現在の自分に合った新しい指標を設定し、そこで自己ベストを叩き出せばいいのです。
自己ベストを目指す上で、目標は「定量的」なものと「定性的」なものの両面で考える必要があります。
まず、定量的な指標についてです。
例えば、過去のように「とにかく労働時間を投下して売上ボリュームを追う」という戦い方ができないのであれば、指標を「利益率」や「時間あたりの生産性」、あるいは「既存顧客の継続率」といった別の数値に切り替えます。
現在設定できる最適な数値を目標として置き、そこに向けてPDCA(計画・実行・評価・改善)のサイクルを回しながら目標達成に向かう。
計画を立てて満足するのではなく、実行した結果を客観的なデータとして振り返り、次のアクションに繋げていく。
この時、ただ頭の中で「今週は利益率が良かった」と感覚的に振り返るのではなく、専用のスプレッドシートなどを活用して、週末の週次計画のタイミングで数値をしっかりと可視化することも重要です。
感覚ではなく、事実ベースのデータに向き合うプロセスを通して、現在の自分の行動を改善していくことが大切です。
そしてもう一つ、非常に重要になるのが定性的な指標へのアプローチです。
売上や利益といった分かりやすい数値ではなく、「自分自身の幸福度」や「人生の充実度」、「家族との関係性」といった観点で自己ベストを目指す場合です。
定性的な目標は、他人と比較してどうこうできる話ではありません。
しかし、だからといって「なんとなく幸せになりたい」という曖昧な状態のままでは、具体的な行動に落とし込むことができません。
目標達成を考える際は、「どうなったら自分の幸福度は上がったと言えるのか」という理想の状態を、具体的な「成果目標」として定義する必要があります。
例えば、「家族との充実度を過去最高にする」というテーマであれば、それを測るための客観的な状態を定義します。
「週に4日は、19時までに帰宅して家族と一緒に夕食を食べる状態がキープできている」といった具合です。
ここまで理想の状態(成果目標)が明確になれば、あとはそれを達成するための「行動目標」へと落とし込んでいきます。
「週に4日、18時までに仕事を終えるためには、日中の業務をどう組み立てればいいか」「誰かに任せられるタスクはないか」と、具体的な行動ベースで計画を練り直すことができるようになります。
行動目標が決まれば、あとはそれを日々のスケジュールに落とし込みます。
自分の幸福度を上げるための重要な『第二領域』のタスクとして、あらかじめカレンダー上で「終業時間」や「家族との時間」を設定して予定してしまうのです。
そうやって、現在の自分にとって一番大切な指標にしっかりと向き合い続けることが、自己ベストの更新に繋がっていきます。
過去の栄光は、かつて自分が頑張った素晴らしい足跡ですが、それにしがみついてしまうと、今の自分の現在地を見誤る原因にもなります。
今の自分にとって何が足りていないか、そして何をもっと伸ばしていきたいかを見極める。
その上で、足りない部分を具体的な行動でアップデートして補っていくという姿勢を持ち続けることが、目標達成において不可欠なプロセスだと考えています。
人生のあらゆるフェーズにおいて、私たちは常に新しい評価基準で過去の自分を超えることができます。
もし今、過去の実績や古い指標に依存して、新たな目標に向けて行動が停滞している方がいらっしゃれば、ぜひ現在の自分に合った新しい指標を設定し直してみて下さい。
過去の栄光に引きずられるのではなく、今自分が目指したい最高の自己ベストを目標にし続ける。
それに向かって行動をアップデートしていくことで、より充実した生活が手に入っていくはずです。
今日も一緒にやり抜きましょう!
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