自分のハンドルは渡さない。心無い言葉に揺らがないための仕組み
おはようございます!
一緒にやり抜く限界突破パートナー、福井俊治(しゅんじ)です。
本日は、自らビジネスを進めていく中で、周囲の人の言葉に傷ついてしまった時の心の整え方についてお伝えさせて下さい。
テーマは、他人の価値観ではなく、自分自身の軸を取り戻して、行動を前へ進める仕組みについてです。
自らビジネスを立ち上げて、日々活動していると、順調な時ばかりではなく、時には心が折れそうになる出来事に直面することもあると思います。
自分も、先日少し心が揺さぶられるような出来事がありました。
身近な人から、「分相応に動いた方がいい」という言葉を投げかけられたのです。
それは、現在の自分のビジネスの状況や、これから挑戦しようとしている目標について、説明している時に反論のように返ってきた一言でした。
相手に悪気があったわけではないのかも知れません。
自分の今の現在地からすると、少し高すぎる目標を掲げているように見えたのだと思いますし、思ったような実績も出ていない現状に対して、相手なりの現実的な視点からのアドバイスだったととらえることも可能です。
心配してくれているからこその言葉だったのだと思います。
それでも、その言葉を聞いた瞬間、自分の心の中に失望感を感じ、言葉に詰まってしまった自分がいたのも事実です。
これまで一生懸命に積み上げてきた思いや、これから壁を越えようとする覚悟のようなものを否定されたような気持ちになり、また、自分を信じてもらえていない事実に少し固まってしまいました。
なぜ自分は、この言葉にこれほど傷ついてしまったのでしょうか。
相手の言葉が鋭かったからだと言ってしまえば、それまでかも知れません。
しかし、少し冷静になって自分自身の心の内側をニュートラルに観察してみました。
そこで気づいたのは、自分が傷ついた本当の理由は、相手の言葉そのものにあるのではなく、自分自身が「他人軸」で動いてしまっていた部分があったからだということです。
もし、自分が心から自分の目標に納得し、「自分軸」が完全に定まっていたのであれば、相手から何を言われても傷つくことはなかったはずです。
「この人からは、今の自分の現在地がそのように見えるのだな」と、一つの客観的な事実として受け止めそこで終わっていたと思います。
傷ついたということは、心のどこかで、その身近な人に「認めてほしい」「応援してほしい」という期待を持っていたということです。
相手の評価や承認を自分の行動のエネルギー源にしてしまっていたからこそ、それが得られなかった時に心がダメージを受けてしまったのだと考えます。
プロジェクトマネジメントのような観点で、この「分相応」という言葉を考えてみたいと思います。
分相応というのは、今の自分の能力や環境の枠内に収まるということです。
確かに、今の自分の現在地だけを切り取って客観的に見れば、分不相応な挑戦をしているように見えるのかも知れません。
しかし、ビジネスを育てていく過程というのは、常に今の自分の枠を少しずつ広げていく作業の連続です。
昨日できなかったことを今日できるようにする。
今の自分には少し手が届かないような目標を設定し、そこに向かって試行錯誤を繰り返す。
そうやって、自分の限界を突破していくからこそ、新しい価値を生み出し、お客様に喜んでいただけるサービスが作れるのだと思います。
つまり、相手が見ているのは「現在の自分の枠」であり、自分が見つめているのは「未来の自分の可能性」なのです。
見ている時間軸が全く違うのですから、そこに見解のズレが生じるのはある意味で当然のことだととらえられます。
みなさんも自らビジネスを育てていく中で、同じような経験をされることがあるのではないでしょうか。
特に、起業して間もない時期は、どうしても結果がすぐに出ないことも多く、周囲から心配されることも増えると思います。
一人でビジネスを始めようとする時、家族や友人など身近な人から「そのビジネスで本当にやっていけるの」「家庭もあるのだから無理をせず現実を見た方がいいんじゃない」といった言葉をかけられる場面も少なくないかも知れません。
そんな時、その言葉に傷つき、心が折れそうになってしまうお気持ちも分かります。
一人で孤独に頑張っているからこそ、一番近くにいる人には理解してほしいと思うのは自然な感情です。
しかし、そこで相手の言葉に引きずられて行動を止めてしまうのは、少しもったいないことだと思います。
周囲の人が見ているのは、あくまで「その人の価値観のフィルター」を通したみなさんの姿です。
みなさんがビジネスを通して成し遂げたい本当の思いや、お客様のためにどれだけの熱量で行動しているかというすべてを、他人が完全に理解することはできません。
他人の価値観である他人軸に自分のビジネスの舵取りを委ねてしまうと、相手の機嫌や評価によって、自分の進む方向がブレてしまいます。
これでは車を運転しているのに、助手席に座っている人にハンドルを握らせているような状態になってしまいます。
ビジネスという車を目的地まで安全に確実に進めるためには、運転席に座っているみなさん自身が、しっかりとハンドルを握り続ける必要があります。
助手席の人が「そっちの道は険しいからやめた方がいい」と言ったとしても、それは一つの意見として受け止め、自分が進むべきルートは自分で決断するという姿勢が大切になってきます。
プロジェクトマネジメントにおいて、トラブルが発生した時は、事実と感情を切り離して、状況を分析することが求められます。
心無い言葉を受けて傷ついた時も、このアプローチが有効です。
まず、自分が傷ついているという感情を否定せずにしっかりと認識します。
悲しかったという感情に蓋をしてしまうと、それは見えないストレスとなって後からパフォーマンスを低下させる原因になりかねません。
次に、その感情の原因がどこにあるのかを分析します。
多くの場合、身近な人からの言葉に傷つくのは「一番近くにいるのだから自分の努力を分かってくれているはずだ」という無意識の前提があるからこそ、それが覆された時に深い傷を負ってしまうのだと思います。
そして、最後に事実の切り分けを行います。
相手が「分相応に動いた方がいい」と言ったのは、相手の価値観と相手の持っている情報の範囲内で下された評価です。
それは、あなたのビジネスの価値や、あなた自身の可能性を決定づける事実ではありません。
事実として存在するのは、「相手はそのように発言した」ということだけです。
このように、段階を踏んで思考を整理していくと、感情の波に飲み込まれずに、少しずつ自分軸を取り戻すことができるようになります。
では、どうすればこの他人軸から抜け出し、自分軸をより強固にすることができるのでしょうか。
それは、ご自身がビジネスを立ち上げた時の「基本コンセプト」に立ち返ることだと思います。
誰のどんな悩みを解決したいのか。
自分はどのような未来を実現したくて、今の活動をしているのか。
その一番根底にある思いを改めて、ご自身の中で確認していただきたいのです。
周囲から、心無い言葉をかけられて傷ついた時は、「あ、今自分は他人軸になっていたな」と、気づくためのシグナルだととらえてみて下さい。
傷ついている自分を責める必要はありません。
身近な人に認めてほしかったんだな、とその感情をニュートラルに受け止めた上で、でも自分が本当にやりたいことはこれだった、と改めて自分の握っているハンドルをしっかりと握り直すのです。
ビジネスにおいて、耳を傾けるべき本当のフィードバックはお客様からの声です。
身近な人からの心配やアドバイスは、ビジネスの改善のためのデータではなく、ただの感想であることがほとんどです。
その感想に振り回されて、ご自身のサービスの軸を曲げてしまっては、本来届けるべきお客様に価値を提供できなくなってしまいます。
相手の意見は一つの参考情報として、後部座席に置いておけばいいだけのことです。
無理に相手を説得しようとしたり、反発したりする必要もありません。
ただあなたはそう思うのですね、と受け止め、自分のビジネスのハンドルは自分で握り続ける、と決意することが重要になってきます。
自分も今回の身近な人からの言葉を通して、まだまだ他人軸で揺らいでしまう未熟な自分がいることに気づかされました。
しかし、それに気づくことができたからこそ、再び自分の進むべき道をしっかりと見据え、行動を立て直すことができていると感じています。
一人でビジネスを進める道のりは、決して平坦ではありません。
時には、周囲の言葉に迷い、立ち止まりそうになることもあると思います。
そんな時こそ、ご自身の心の中にある本当の思いを大切にし、自分軸で行動を選択していっていただきたいと考えます。
今日も一緒にやり抜きましょう!
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