先生と生徒の関係を手放す。答えを一緒に創り出す伴走の仕組み
おはようございます!
一緒にやり抜く限界突破パートナー、福井俊治(しゅんじ)です。
本日は、自らビジネスを立ち上げて進めていく中で、専門家や外部のサポートを受ける際の「関係性の作り方」についてお伝えさせて下さい。
テーマは、一方的に教えを乞う「先生と生徒」の関係を手放し、対等な立場で答えを一緒に創り出していくパートナーシップの仕組みについてです。
世の中でコンサルティングやサポートのサービスを提供されている方を見ていると、ご自身のクライアントのことを「受講生」と呼んでいる場面をたまにお見かけします。
もちろん、あらかじめ決められたカリキュラムがあり、その動画やテキストのコンテンツを順番に学んでいく形式の講座であれば、参加されている方は間違いなく受講生です。
しかし、そういった形式ばかりではなく、実際には一対一で個別の課題に向き合う「伴走型」のサービスを提供されているにもかかわらず、クライアントのことを受講生という呼び方で統一されている方がいらっしゃいます。
その方のビジネスのスタイルですので、それを非難するつもりは全くありません。
ただ、個人的にはその「教える側と教えられる側」という明確な上下のスタンスに対して、少し違和感を覚えるところがあります。
自分の場合で恐縮ですが、個別でサポートをさせていただいているクライアントに関しては、「先生と受講生」といったような関係性にはならないように常に意識しています。
クライアントとは、教える・教えられるという関係性ではなく、「対等な関係」でありたいと考えているからです。
同じ目標に向かって現在の課題を共有し、その解決策を一緒に考え、実行を共にするパートナーという位置づけです。
こちらから一方的に「これが正解だからこの通りにやりなさい」と何かを教え込むというスタンスではありません。
ともに悩み、ともに解決策を模索し、ともに実行していくという関係性こそが、目標達成において非常に重要だと考えています。
そもそも、ビジネスにおいて何かしらのプロジェクト(例えば新しいサービスの立ち上げや、集客の仕組みづくりなど)を推進するにあたって、外部の人間が「一方的に教える」という状況を成立させるのは、構造的に難しいと考えています。
なぜなら、プロジェクトを前に進める過程で発生する課題というのは、これまでに経験したことのない初めての出来事であることが一般的だからです。
ビジネスの現場ではよく「プロジェクトは生ものである」と言われます。
それは、どうやって目標に到達するかという道のりが、実行しようとしているご本人の特性であったり、その時の市場環境であったり、あるいはご家庭の状況などの周辺環境に応じて、刻一刻と変化していくということを意味しています。
最初に完璧な計画を立てた時点での前提条件があったとしても、実際にビジネスを進めていくと、「今週は思いがけない用事が入って作業時間が取れなくなった」「想定していたターゲット層に発信してみたら、少し違う反応が返ってきた」といったような、予測できない事態が普通に発生します。
そのような生々しい状況の中では、あらかじめ用意されたマニュアル通りの対応ではなく、その時々での個別の状況確認や、柔軟な軌道修正の判断が常に求められるというのが一般的な現実です。
そのため、こちらから一方的に「一般論としてはこうすればいいですよ」というビジネスのセオリーはお伝えできたとしても、それが現在クライアントが直面している目の前のプロジェクトに100パーセント合致して機能するかどうかは、誰にも明確には言えないと考えています。
だからこそ、サポートを受ける側も「受講生」という受け身の立ち位置になっていただくのではなく、一緒に課題を解決する「パートナー」としての立ち位置をしっかりと認識していただく必要があります。
「この先生にすべて教えてもらおう」「言われた通りにやっていれば成果が出るはずだ」というスタンスでいると、自分のビジネスであるにもかかわらず、どこか他人事になってしまいます。
そうではなく、「自分のビジネスを良くするために、この人の力を借りて一緒に解決し、前に進んでいこう」という主体的なスタンスで臨んでいただくことが不可欠です。
加えて、伴走する側の自分がご提供できるのは、プロジェクトマネジメントの手法であったり、課題解決のための論理的なアイデアであったり、立ち止まらないためのリスク管理の考え方といった「枠組み」の部分です。
しかし、実際のプロジェクトの中で「本当は何を達成したいのか」「誰にどのような価値を届けたいのか」といったビジネスの核となる目標や思いは、すべてクライアントご自身にお伺いしないと、自分の中には答えがないものばかりです。
クライアントご自身が自分のビジネスを「自分ごと」としてしっかりと捉え、自らの責任で前に進めようという意思がない限り、プロジェクトが勝手に前進していくことはありません。
その主体的な意思という土台があった上で、具体的な行動に落とし込む方法に悩んだり、複数の選択肢の前で迷ったりした時に、一緒に解決策を練り上げていくのが伴走の本来の姿です。
例えば、現在の計画に従って実行した場合に、「どのような課題が発生しそうか」「何か見落としている点はないか」といったタスクの洗い出しを、第三者の客観的な目線からお伝えすることはできます。
リスクに関しても、一般的なプロジェクト管理の考え方をベースにしながら、「この状況ならこういうリスクが考えられますね」「もしそうなった場合は、慌てないようにこういうリカバリー策(プランB)を用意しておきましょう」と、そのプロジェクト特有の前提を共有しながら一緒に考えることができます。
一人で悩んでいるとどうしても視野が狭くなってしまいますが、対話を通して一緒に考えを整理していくことで、確実に前に進んでいくというプロセスが重要になります。
このように考えると、やはりクライアントが自ら主体となってビジネスを進めていき、足りない視点や知識を外部の人間がサポートし、助け合いながら答えを見つけていくという関係性が、最も健全だと考えています。
そのようなパートナー関係の中で、クライアントが着実に前進できる状況を作っていくことが、自分にとっての最大のソリューションだという風に考えています。
もし今、ビジネスを進める中で、思うように行動が進まずに誰かのサポートを受けようと検討されている方がいらっしゃれば、ぜひ「先生と生徒」ではなく、「対等なパートナー」として一緒に歩んでくれる方を探してみて下さい。
また、ご自身がお客様を個別にサポートする立場になられた時も、このパートナーシップの考え方を少し意識していただくと、お互いにとってより良い結果に繋がっていくのではないかと思います。
そんな前向きなクライアントの方々と日々やり取りできることを、心から楽しく感じている今日この頃です。
今日も一緒にやり抜きましょう!
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