2019年のルノーを分析
こんにちは!
F1のある暮らしデザイナーのしゅんじです。
今日もチームレビューをお届けします。
ワークスチームの一角を占めるフランスのチームです。
ルノーF1チーム
シャシー:R.S.19
パワーユニット:ルノーE-Tech 19
ドライバー:#3 ダニエル・リカルド(オーストラリア)、#27 ニコ・ヒュルケンベルグ(ドイツ)
2015年にロータスを買収して、2016年からワークスとして復帰して早4年目のルノー。
まぁ、買収と言っても、かつての自身のチームを買い戻した格好になりますが。
昨年、2017年のコンストラクターズ6位から遂に念願のベスト・オブ・ザ・レスト(上位3チームは別次元の速さなので残りの中のベストの意)である4位を手に入れたルノー。
今年は本社直轄となる体制へと変化してチーム名からスポール(スポーツ部門)が外れました。
この体制を受けて、1回くらいは優勝争いを演じたいところでしょうが、現実的には表彰台狙いが目標になると思われます。
このチームも他と同様に大幅な変更は見られないマシンですが、リアウイングの翼端板に特徴がありそうです。
大きなスリットに空力的な処理が施され効率向上を図っているようです。
このチームの最大の注目は、ルノー・パワーユニットの進化具合でしょうか?
昨年はカスタマーであるレッドブルを含めて、スピードがない、壊れると、苦労した部分ですが、ここがどう進化しているかですね。
ドライバーに目を転じると、昨年から継続のヒュルケンベルグと、レッドブルから電撃移籍のリカルドのコンビです。
ヒュルケンベルグは評価が非常に高いドライバーですが、これまで残念ながらマシンに恵まれず、結果に繋げることが出来ませんでした。
そういう意味では、今年もまだちょっと厳しいかな?
それでも優勝7回を誇るリカルドという新たな指標を得て、彼の能力が正しく計られるのではないでしょうか?
そのリカルドは、レッドブルよりも将来性があると見込んでルノーを選択しました。
そのため今期に過剰な期待は抱いていないとは思います。
この移籍が、ルイス・ハミルトンのようにチームの進化で連勝街道を後押しされるものになるのか、フェルナンド・アロンソのようにチーム力の低下とともに失敗に終わるのか…
いずれにしても、今季のルノーのドライバーラインナップは強力な布陣ですので、どんな結果をもたらすか興味があるところです。
今日も一緒にF1を楽しみましょう!