自分の価値観を知ることが迷わない目標をつくる
おはようございます!
ヴィジョン実現ストラテジストの福井俊治(しゅんじ)です。
ひとりでビジネスに向き合い、理想の未来を目指して日々努力を重ねていると、自分がこれからどの方向へ進めばよいのか迷ってしまうことがあるかも知れません。
周りで活躍している方が掲げる大きな目標や華やかな成果を目にして、自分も同じ場所を目指さなければいけないのではないかと焦りを感じることもあるのではないでしょうか。
目標に向かって着実に行動を続けていくためには、今の自分を認めて日々の小さな達成感を積み重ねることが大切ですが、それと同じくらい重要になるのが、自分がどこへ向かうのかという方向性を定めることです。
本日は、周りに振り回されず自分らしい目標へ進んでいくための指針となる「価値観」についてお伝えしたいと思います。
目標を立てる上で土台となる「価値観」とは、自分が人生やビジネスにおいて何を大切にし、何を優先して生きていきたいかという自分だけの行動指針のことです。
いわば、自分が進みたい方向を指し示してくれる「コンパス」のような役割を果たすものだと考えます。
では、なぜ目標を達成するために自分の価値観を知る必要があるのでしょうか。
たとえば、十分なエンジンと頑丈な船体を持つ船に乗って海へ出るところを想像してみてください。
前に進むための力がどれだけ備わっていたとしても、手元に方角を示すコンパスがなければ、どこへ向かえばよいのか分からず海の上を漂うことになってしまいます。
風や波に流されるままに進んでいけば、たまたまどこかの島にはたどり着けるかも知れませんが、自分が本来行きたかった場所とは違うところに到着してしまう可能性が高いのではないでしょうか。
日々のビジネスや目標設定においても、これと全く同じことが言えると考えます。
自分の中に判断の基準となるコンパスを持たないまま走り出してしまうと、周りの情報や流行に流されてしまい、自分が本当に望んでいる場所を見失いやすくなってしまうのです。
世の中には、年商1000万円を達成することや、SNSで多くのフォロワーを集めること、タワーマンションに住んで華やかな暮らしを送ることなど、一見すると魅力的に映る目標がたくさんあります。
そうした目標を掲げて生き生きと活動している方を見ると、ビジネスをする上では自分もそこを目指すべきなのではないかと感じることがあるかも知れません。
しかし、もしその目標が自分の価値観、つまり自分の心が指し示す方向と合っていなかったとしたらどうなるでしょうか。
目標に向かって取り組んでいても途中で苦しくなって行動が止まってしまったり、たとえ多くの時間や労力をかけて目標を達成できたとしても、心が満たされずに何かが違うという虚しさが残ってしまったりすることは少なくありません。
それは、本来なら北にある穏やかな場所を目指したかったはずの船が、周りの流れにつられて南に行ってしまい、望まないにぎやかな島へたどり着いてしまったような状態であるとも言えます。
自分自身の心が望んでいない場所では、どれほど形の上で成果が出たとしても本当の満足を得ることは難しいのです。
実は、自分自身も以前は、自分が本当に何を大切にしたいのかを深く掘り下げないまま、世間で良しとされる基準や目先の数字ばかりを目標にしてしまっていたことがありました…
周りから見れば順調に進んでいるように見える場面でも、自分の気持ちがついていかず、何のために頑張っているのか分からなくなってしまった経験があります。
その時に実感したのは、どれほど立派に見える目標であっても、自分の価値観と重なっていなければ、長く走り続けるための推進力は生まれてこないということでした。
では、どうすれば自分の価値観というコンパスを見つけることができるのでしょうか。
決して難しく考える必要はなく、いくつかのシンプルな質問に自分自身の言葉で答えてみることから始めることができると思います。
ここで、まずはノートとペンを用意して、次の5つの質問についてご自身のこれまでの歩みを振り返りながら考えてみてください。
● 自分が心から充実していると感じるのはどんな時ですか?
● これまでの人生で最も誇らしいと感じた経験は何ですか?また、その時に大切にしていたことは何でしたか?
● もし、お金の心配が一切ないとしたら、どんなことに時間を使いたいですか?
● 自分がどうしてもこれだけは許せないと感じることは何ですか?
● どんな人を見ると、こんな風になりたいと憧れますか?その人のどんな部分に惹かれますか?
これらの質問に答える時は、立派な言葉にまとめようとしたり、ビジネスとして正解らしき答えを探したりしなくても大丈夫です。
お客様から感謝の言葉をいただいて嬉しかった瞬間や、家族とゆっくり過ごしている時間、あるいは自分のペースで丁寧に仕事を進められた日など、日常の具体的な場面を思い浮かべながら素直に書き出してみてください。
また、自分が嬉しかったことや憧れることだけでなく、これだけは許せないと強い違和感を覚えることの裏側にも、自分が本当に守りたい価値観が隠れています。
たとえば、約束や時間を守らない対応がどうしても許せないと感じるのであれば、それだけ自分が誠実さや信頼関係を何より大切にしているという裏返しであるとも言えます。
誰かに一方的にやり方を押し付けられることに強い負担を感じるのであれば、自分の裁量で決められる自由や主体性を重んじているのかも知れません。
こうして質問に対する答えを一つずつ書き出していくと、成長、貢献、安定、自由、挑戦、家族、誠実、調和など、自分にとって重要なキーワードがいくつか浮かび上がってくるはずです。
その浮かび上がってきた言葉の重なりこそが、みなさんの価値観の輪郭になります。
自分の価値観の輪郭が見えてくると、どのような目標を立てれば自分が無理なく力を発揮できるのかがはっきりと分かってきます。
たとえば、安定や家族との穏やかな時間を最も大切にする方が、生活のすべてを仕事に優先して常に変化と挑戦が求められるような目標を立ててしまっては、続けること自体が苦しくなってしまいます。
逆に、自由や自分のペースを何よりも求める方が、厳しいルールと管理に縛られながら毎日決まった作業をこなすような目標を目指しても、幸せを感じることは難しいのではないでしょうか。
途中で行動が止まってしまう時は、自分の能力や努力が足りないからではなく、立てた目標と自分の価値観がズレているだけというケースが多いのではないでしょうか。
自分の価値観と目標の方向性が一致して初めて、日々の取り組みに納得感が生まれ、自然と前へ進む推進力につながっていくと考えます。
みなさんが持っている価値観には、良い・悪いも、正しい・間違いもありません。
他の誰かと比べる必要のない、みなさん一人ひとりの中にある行動指針が正解といえます。
まずは自分のコンパスが指し示す方向を知り、その方角にある「目的地」を見つけることが、自分が本当に目指すべき目標をつくる土台になります。
自分だけのコンパスさえあれば、ビジネスの進め方や日々の時間の使い方など、人生の岐路に立った時にもどちらの道を選ぶべきかを自分の価値観が力強く教えてくれるようになります。
周りの声に心が揺れそうになった時は、ぜひ一度立ち止まり、これまでの自分の目標や考え方を自分の価値観に照らし合わせて見直すことを試していただければと思います。
ご自身の心が納得できる目標を描き、一歩ずつ着実に理想の未来を形にしていきましょう。
今日も一緒にやり抜きましょう!
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