目的から逆算する。生成AIに時間を奪われないための仕組み
おはようございます!
在り方から課題を設定する「ビジョン実現ストラテジスト」、福井俊治(しゅんじ)です。
本日は、自らビジネスを進めていく中で、便利な道具であるはずの生成AIとの向き合い方についてお伝えさせて下さい。
テーマは、生成AIに振り回されて逆に業務時間を増やさないための、目的から逆算して行動する仕組みについてです。
昨今、ビジネスの現場においてAIを活用し、業務効率を向上させることがごく当たり前の風景になってきたかと思います。
ひとりでビジネスを立ち上げて日々奮闘されている方々にとっても、限られた時間を有効に使うためにこの技術を取り入れている方は多いのではないでしょうか。
世の中にはこれを使わなければ時代に取り残されてしまうというような情報も溢れており、焦りを感じて一生懸命に活用しようと試行錯誤されている方もいらっしゃると思います。
しかし、ここで少し立ち止まって確認していただきたい事実があります。
それは、AIを活用することで、ご自身の実際の業務時間は本当に短縮されているかということです。
実は、効率化のためにAIを使い始めたはずなのに、思ったような回答を得るために何度も指示を書き直し、気づけばAIとやり取りをするためだけに膨大な時間を費やしてしまっている。
結果として、効率的に使えていない方はAIを使って業務効率をアップするどころか、AIを使うために時間を費やしすぎて業務時間全体がむしろ増えてしまっているという事例も少なからず見受けられます。
ご自身の現状はいかがでしょうか。
本来、ツールというのはプロフェッショナルな使い方をして自動化や効率化に繋げるためのものです。
しかし、使い方を見誤ると逆に効率を悪化させてしまう事態になることも多いものです。
「みんなが使っているから」「便利だと聞いたから」という理由で、実際の成果を評価しないまま使い続けていると、効率アップしているつもりで実はご自身の首を絞めているという可能性もあります。
まずはこの事実を、客観的な現在地として認めることが改善への第一歩になります。
ご自身としては、せっかく新しいツールを勉強して使っているのだから、効率化できていると思いたい気持ちがあるかもしれません。
現実を直視して「実は時間がかかっている」と認めたくないという心理が働くのも自然なことです。
現実を事実として認識しないことには具体的な改善には繋がりませんので、一旦はご自身のAI活用にかかっている時間を評価していただいた方が良いかと思います。
では、実際にAIを使ってしっかりと成果を出し、業務を効率化できている方は何が違うのでしょうか。
「プロンプト(指示文)の書き方が上手いからだ」「特別な工夫を凝らしたプロンプトを構築しているからだ」と思われるかもしれません。
もちろん、言葉遣いや指示の出し方のテクニックという側面もあるかとは思います。
しかし、自分は必ずしもそれだけではないと感じています。
結局のところ、AIを使いこなせるかどうかは、他のあらゆるビジネスの業務と同じように、「目的思考」に乗っているかどうかというのが重要ではないかと考えています。
何のためにそのAIを使って、何を目的としたアウトプットを出力しようとしているか。
その目的を達成するために、どのような指示を出せばよいのか。
この目的のための行動というところにフォーカスできていれば、出力結果がそこまで変な結果になることは少ないと思っています。
一方で、AIとのやり取りに時間がかかりすぎている方には、共通のパターンがあるようにも感じます。
それは、最終的なゴールが不明確なまま、「とりあえず何かを出力させてみよう」と見切り発車で指示を出してしまうパターンです。
そして、出力された内容を確認し、なんとなくのイメージで修正を繰り返し、何度もやり取りを重ねることで自分がイメージするゴールに近づけていこうとするアプローチです。
しかし、ここも目的思考でないと、ゴールに到達するのが非常に難しかったり、仮にゴールに到達できてもかなり行ったり来たりの遠回りになることがあると思います。
AIの怖いところは、こちらが曖昧な指示を出しても、それなりに整った文章などのアウトプットを作って返してくる点にあります。
そのため、目的が不明確なままだと、AIが出力したもっともらしい内容に引っ張られてしまい、ご自身が本来求めていることに対して、ブレてしまう危険性もあります。
結局のところ、目指すべきアウトプットをちゃんと意識する必要があるということです。
これがない限り、AIから出力された結果に対して、その妥当性を都度思いつきで評価することになり、効率的な使い方というのはさすがにできないというのが実態だと思います。
では、目的思考に基づいた使い方とはどのようなものでしょうか。
それは、まず狙っているアウトプットを事前に明確にすることです。
その上でAIに出力をしてもらい、最初に設定した「狙っているアウトプット」と、AIが「出力した結果」のギャップを確認します。
そして、そのギャップ分析の結果をもとに、次のアクションとして指示を出し、そのギャップを徐々に埋めていくという行為ができれば、そこまで手戻りが発生しないのではないかと思います。
やり取りに時間がかかってしまうのは、このギャップ分析という工程をやっていないがゆえに、何が正解か分からないまま、ひたすら思いつくままにプロンプトを出し続けることになるからだと言えそうです。
自分がどこに向かっているのかが分からないまま歩き続けても、目的地にはたどり着けません。
やはり何事においても、目的思考を持つことが基本になります。
目的に対して正しい方向に進んでいるか。
目的に対して正しい手段で行動できているか。
これを評価しない限りは、いつまで経ってもゴールに近づくことはできません。
これは、生成AIのような道具を使う行為においても、日々のビジネスのタスクを進める上でも、全く同じことが言えるのではないでしょうか。
道具に使われるのではなく、ご自身が道具を使う側でなければなりません。
ぜひ、ご自身の行動が目的思考になっているか、それに基づいてアウトプットを出せているかということを意識していただければと思います。
そうすることで、日々の行動で無駄打ちがないように心がけられるはずです。
みなさんがAIを駆使してご自身にとって本当に必要な課題に迷いなく取り組み、本来の力を発揮できるような環境づくりができるのではないかと思います。
今日も一緒にやり抜きましょう!
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