振り返りは過去の反省ではなく未来の作戦。事実と向き合い次へ進む仕組み
おはようございます!
思考の整理から、課題設定、実行推進までを寄り添う「ビジョン実現ストラテジスト」、福井俊治(しゅんじ)です。
本日は、自らビジネスを進めていく中で、計画通りに行動できなかった時の「振り返り」の捉え方と、それを次に繋げるための仕組みについてお伝えさせて下さい。
テーマは、できなかったという事実から目を背けず、それを未来の行動のための参考情報として活用していくプロジェクトマネジメントのアプローチについてです。
現在自分は、クライアントの方々とのセッションを通して、お困りごとに対する解決方針をご相談の上、具体的に何を実行するか、そしていつまでに実行するかを決めて終えるようにしています。
具体的なタスクと期限が明確になることで、クライアントの方としては日々の業務に戻った際に、何から手をつければいいのかと悩むことなく、すぐにアクションに取り掛かることができます。
迷いなく行動できる状態ができれば、当然ビジネスが前へ進むスピードも上がり、結果が出るのもその分早くなります。
そして、次回のセッションでその実行結果を確認し、その事実を踏まえて、また次の具体的な行動を決めていく。
伴走支援においては、この行動と確認のサイクルを繰り返すことで、ビジネスを確実に前へ進めるお手伝いをしています。
とはいえ、ビジネスを進める日々の中で、いつもご自身の計画通りにすべてが完璧に進むわけではありません。
様々な理由から、セッションで決めたアクションが期日までに実行できなかったという方も当然いらっしゃいます。
そのような場合、次回のセッションでは、そのまま無かったことにして新しい課題に進むのではなく、その実行できなかった事象に対する「振り返り」をしっかりと行います。
ここで大前提としてお伝えしたいのは、この振り返りの時間は、できなかったご自身を責めて苦しませるのが目的ではないということです。
プロジェクトマネジメントにおける振り返りの本来の目的は、できなかったという事実としっかり向き合い、何が原因で行動が止まってしまったのかを把握し、その原因を取り除くために今後はどうするかを話し合うことです。
極端な話、突発的なご家族の体調不良や、どうしても避けられない急な業務が入ってしまって手がつかなかったのであれば、それはご自身だけに原因があるわけではありません。
その場合は、単純にスケジュールを仕切り直して、「またここからやりましょう」という判断にもなります。
しかし、もし行動が止まってしまった理由が、タスクの難易度が高すぎた、あるいはやってみると思っていた以上に時間がかかる作業だったといった、今後も発生しそうな原因であるならば、ここでしっかりと対策を検討しなければなりません。
そこを見過ごしてしまうと、今後も同じ理由でビジネスの歩みが止まってしまうことになるからです。
そのため、このプロセスは丁寧に行い、次回も同じ状況に陥らないようにするための重要なステップとして位置づけています。
ところで、この振り返りの作業をする際に、少し気をつけておきたいことがあります。
それは、アクションが実施できていなかった場合に関して、「今回はできませんでした」という結果の一言だけで終わらせてしまう方が時々いらっしゃるということです。
しかし、ビジネスを前へ進めるための振り返りとしては、これでは少し不十分だと考えています。
現状の解像度をもっと上げないと、本当の意味での振り返りにはなりません。
例えば、決めていたアクションの中に5つの作業工程があったとします。
その場合、最初の1つ目から全く手がつかなかったのか、それとも順調に進んでいたけれど3つ目の工程で何かつまずく要素があって止まってしまったのかによって、次に打つべき対策の考え方は全く変わってきます。
一生懸命ご自身のビジネスに向き合っているからこそ、悪い結果や進んでいない状況には、できればあまり向き合いたくないものです。
その心理的な痛みを感じたくないがゆえに、結果として5つ目の工程まで完了していないという事実だけをとって、「できませんでした」とざっくりと済ませようとしてしまう気持ちはとてもよく分かります。
しかし、ここで痛みを避けて現状をちゃんと分析しないと、どこでつまずいたのかという止まった原因も分かりませんし、どうすれば進められるのかという改善にも繋がりません。
ここでしっかりと解像度を上げて振り返っておかないと、また次も同じところで足踏みをするという繰り返しになってしまうことも多いものです。
ちなみに、伴走者という第三者がついているセッションの場でさえ、痛みを避けてざっくりと終わらせてしまいたくなる状態なのです。
これをひとりでビジネスに向き合っている状況で行おうとすると、さらに難易度が上がります。
ご自身ひとりで進めていると、できなかった課題に対して「もう触れないでおこう」と無意識に避けてしまい、そのまま放置してしまう方も多いのではないかと思います。
その結果どうなるかというと、放置された課題はご自身の意識の底にゆっくりと沈んでいく「サブマリン・タスク」になってしまいます。
そして、日々の忙しさに紛れてすっかり忘れてしまい、気づいた時にはすでに対応の期限を超過していて、どうしようもなくなっているという状態になりがちです。
意識の底に沈んだ未完了のタスクは、目に見えなくても確実にご自身のエネルギーを奪い、他の業務のパフォーマンスを下げる要因にもなります。
そうならないためにも、ご自身の活動を定期的にしっかりと振り返り、現状を把握してネクストアクション(次の行動)を決める習慣化が、ひとりでビジネスを進める上では非常に大事だと考えています。
「振り返り」という言葉を聞くと、どうしてもやれていないご自身の事実を受け入れる辛さが先立ってしまうのかもしれません。
真面目な方ほど、振り返りを「反省会」のように捉えてしまいがちです。
時には「終わったことはもういいじゃないか。前を向きたい」とおっしゃる方もいらっしゃいます。
しかし、プロジェクトマネジメントにおいて重要なのは、過去の事実と客観的に向き合って、今後同じ停滞が起きないようにすることです。
過去がどうだったか、ご自身がどれくらい頑張れなかったかを反省したいわけではなく、純粋に「今後どうするのか」という未来の話をするための時間なのです。
振り返りにおいて、終わった話や過去の失敗は、未来の行動の精度を上げるための単なる参考情報として必要なだけです。
そこに過剰な感情や自己否定を乗せる必要はありません。
事実をただの事実として受け止め、そこから未来のための具体的なタスクを導き出す。
この思考の流れを身につけることができれば、立て直しが可能な事は多いのです。
まずは、振り返りは過去を責めるものではなく、未来をより良くするための仕組みであるということをしっかりとご理解いただければと思います。
そして、ご自身のビジネスの現在地を知るための適切な振り返りをおこない、これからの未来に備えていただければと思います。
みなさんが迷いなく課題に取り組み、本来の力を発揮できるような環境づくりができるのではないかと思います。
今日も一緒にやり抜きましょう!
【お知らせ】
タイプ診断を実施して、あなたが動けない原因を分析します。
また、タイプ診断の結果をベースにあなたの現状に応じた次の一歩をご提案します。
●もや晴れセッション(60分)
↓
サービス改善のための生の声収集にご協力いただく代わりに、
通常5,500円を無料で提供させて頂いております。
ご自身の思考を整理する鏡として、ぜひお気軽にご活用ください!
👇ご協力いただける方は、こちらからお申し込みをお待ちしております!
本ブログをメルマガにて配信中!
ご登録頂くと毎日自動配信されます。
●毎日インストールする「やり抜く力」の実践論
Amazon Kindleで電子書籍を提供しています。
Unlimited契約の方は無料でお読み頂けます。
●目標達成大全
●人生で大切なことはすべてフォーミュラ1が教えてくれた
●一歩踏み出せなかったあなたが夢を実現する27のアイデア


