ひとりで気づけない視点。目的から逆算して突破口を見出す仕組み
おはようございます!
思考の整理から、課題設定、実行推進までを寄り添う「ビジョン実現ストラテジスト」、福井俊治(しゅんじ)です。
本日は、自らビジネスを進めていく中で、どうしても行き詰まってしまった時の問題解決のアプローチについてお伝えさせて下さい。
テーマは、自分ひとりでは気づきにくい別の視点を取り入れ、当初の予定とは違うルートで確実に課題を解決していくための仕組みについてです。
現在自分は、『通常の3倍の速度!?「ジブン専用アクション」支援プラン』というサービスをご提供しています。
このプランでは、クライアントの方が現在抱えているお困りごとに対して、まずは課題を明確に設定し、それを解決するための具体的なアクションを決め、日々の実行を伴走支援しています。
ひとりでビジネスをされていると、やるべきことが多すぎて手が止まってしまうことや、どの順番で手をつければいいか分からなくなることがよくあります。
そのような状況に対して、プロジェクトマネジメントの観点から現在地を整理し、今日実行すべきタスクにまでブレイクダウンすることで、迷いなく行動できる状態を作っていくためのサービスです。
結果として、ひとりで悩んで立ち止まっている時間を大幅に削減できるため、おそらく通常の3倍の速度(笑)でビジネスを前へ進めていただけるような内容になっています。
日々クライアントの方々と相対している中で、このサービスを提供していて個人的にとてもやりがいを感じる(少し自己満足してしまう)瞬間があります。
それは、クライアントの方が持ち込まれたお困りごとに対して、真正面からの直接的な解決策を提示するのではなく、少し視点をずらした別の解決策をご提案し、ご納得いただけた瞬間です。
例えば、先日単発セッションをさせていただいた方で、このようなケースがありました。
その方はご自身のビジネスに加えて、チームメンバーと一緒に仕事を進める環境にいらっしゃる方でした。
日々の業務に追われて非常に忙しくされている中で、チームメンバーとのコミュニケーションの取り方に課題を感じていらっしゃいました。
ご自身のビジネスに対する考え方や思いをしっかりと伝え、メンバーの動き方やそれぞれの役割に対して理解を深めてもらった上で、自発的な行動改善を促したいという強い思いをお持ちでした。
そのために、メンバー全員と個別に面談を行う時間を設けて、一人ひとりに直接思いを伝える必要性を感じていらっしゃったのです。
しかし、それを全員に対して実行するにはあまりにも時間が掛かり過ぎてしまいます。
現実的に今のパンパンのスケジュールの中で、それだけの面談時間を新たに捻出することはできない。
かといって、コミュニケーションを取らなければチームの動きは良くならない。
これを今のビジネスにおける大きな課題として、ご相談をいただいたという状況です。
このようなお悩みに対して、解決策はいくつか考えられます。
一番直接的な解決策は、何とかして時間を捻出し、全員との面談時間を確保することでしょう。
そのために、今クライアントの方が抱えていらっしゃるタスクをいかに減らすか、他の人に任せられる業務はないか、あるいはもっと効率的に処理するツールはないか、といったアプローチで時間を生み出すことが、まずは解決策として頭に浮かびます。
実際、多くの方が時間がないと悩んだ時は、このように自分のタスクを削ったり、睡眠時間を削ったりして時間を絞り出そうとしてしまいます。
しかし、お話をじっくりとお伺いしている限り、全員との面談に必要な時間を見積もってみると、仮に今の状況からいくらかの時間を捻出できたとしても、到底必要な時間は確保できなさそうだという感触がありました。
一時的に無理をして面談をこなせたとしても、ご自身の心身のエネルギーがすり減ってしまっては、長くビジネスを続けることが難しくなってしまいます。
そのため、このタスクを削って時間を生み出すという直接的な方法では、現状の突破口にはならないと判断し、一緒に別の道を探ることにしました。
ここでプロジェクトマネジメントの視点として非常に重要になるのが、「そもそも何のためにそれを行うのか」という本来の目的に立ち返ることです。
これを意識しないと、いつの間にか面談を行うこと自体が目的になってしまう、いわゆる手段の目的化が起きてしまいます。
今回の場合、メンバー全員と個別面談をすること自体が目的ではありません。
本来の目的は、ご自身の思いを伝えること。
そして、それに従ってメンバーが自らの動き方を振り返り、行動改善をしていただくことです。
ですので、個別の面談という手段に固執するのではなく、別の方法でこの本来の目的を達成できないかという観点で、思考を整理するためのご提案をしました。
面談以外の方法で、思いを伝えて行動を変えてもらう仕組みは作れないでしょうか、という問いかけです。
そこから対話を重ねていく中で、クライアントの方ご自身から一つのアイデアが出てきました。
それは、個別に時間を取るのではなく、自チーム内全体でのミーティングを定期的に設定し、その中のコンテンツとしてご自身の思いを伝えるというアイデアです。
この方法であれば、メンバー全員に対して一気に思いを伝えることができます。
そして、ミーティングの中で見直してほしい観点や基準を適切に提示すれば、メンバーが独自にご自身の行動を振り返っていただくことも十分に可能です。
加えて、そのミーティングの場でメンバー同士で話し合う時間を設ければ、お互いの理解の相乗効果で学びも深まります。
他の人がどう行動改善していくかを共有し合うことで、お互いにとっての気づきにもなり、一人ひとりに個別に伝えるよりも、チーム全体の行動がさらに加速しそうです。
しかも、最初はクライアントの方が直接ミーティングの進行をコントロールした方が良いと思いますが、ある程度アジェンダや進行の型が固まってくれば、サブリーダー的なポジションの方に会の運営をお任せすることも可能になります。
そうすれば、クライアントの方ご自身の時間はさらに手放すことができます。
その上で、もし全体ミーティングだけではまだ動き方が分からないメンバーがいれば、その方とだけ個別に面談を行えばよいのです。
これなら、本当に手厚いサポートが必要なメンバーに対してのみ、ご自身の限られた時間を投下して確実なフォローを行うことができます。
このようなソリューションを対話の中から一緒に見出し、今回の課題に対する解決策としました。
最初に考えていた「全メンバーとの個別面談」というルートではなく、別の手段で目的を実現できる解を見出すという道を導き出したわけです。
クライアントの方からすると、そんな方法があったのかと、喜んで驚かれていました。
とはいえ、この全体ミーティングという解決策の最初のアイデアのきっかけは、クライアントご自身の言葉から出たものです。
自分は外部から特別な解決策を持ってきたわけではありません。
自分が行ったのは、目的を再確認する問いを投げかけ、クライアントから出てきた言葉の種を一緒に膨らませたり、実現するためのディテールを詰めたりして、具体的なタスクへと落とし込んだに過ぎないのです。
こんな感じで、セッションが始まった最初の時点ではまったくイメージできなかった解決策を、対話を通して見出すことは多々あります。
これこそが、自分が伴走者として関わらせていただく意味であり、この仕事の醍醐味だと思っています。
ひとりでビジネスの課題に向き合っていると、どうしてもこの方法しかないと思い込んでしまい、視野が狭くなってしまうことがあります。
それは決して能力が足りないからではなく、当事者として一生懸命にビジネスに向き合っているからこそ陥ってしまう構造的な問題です。
そのような時に、第三者のフラットな視点が加わることで、物ごとを立体的に見て、全く別の角度から解を見出せる場合があります。
どうしてもひとりでは気づけないことや、突破できない壁がある時は、ひとりで抱え込まずに、外部の力を上手く使いながら新たな視点を見出していただければと思います。
目的さえ見失わなければ、たどり着くためのルートは複数存在することも多いものです。
ご自身のビジネスを確実に前へ進めるために、一つの手段に縛られず、しなやかに解決策を見つけていきましょう。
今日も一緒にやり抜きましょう!
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