すべての機会から学びは得られる

こんにちは!

時速350Kmの未来を達成するコーチ、福井俊治(しゅんじ)です。


先日、久々にトレイルを走りに行ってきました。

その時に、新調したザックを背負って走っていました。

この日は夏の暑い日だったことと、この新調したザックが身体にフィットしなかった(下りで暴れ過ぎて水筒が落ちるくらい…)ことから、まともに走れませんでした。

結局、当初想定したコースは走らず、途中で諦めて引き返してしまったのでした。

ただ、悪い中でも良かった点を見出すことができます。

まず一つは、ザックが身体に全く合っていないと言う事実が分かったことです。

良くない事なんじゃないの?と思われるかも知れませんが、考えてみて下さい。

これがいきなり100Kmレースに出場する際に新調していたら、とてもレースどころではなく、完走できなかったでしょう。

練習で確認できて、交換が必要だと理解できた事は非常に良いことです。

もう一つは、最近実施していた脚力強化がちゃんと機能していたと分かったことです。

身体に合わないザックを背負っていても、以前走っていた時のタイムと同等か、それ以上で走れていたので、強化が着実に身に付いていると理解できたのです。

途中で引き返すことになっても、この理解により、方向性が間違っていなかったことが分かります。

このように、どんな状況からも良いことや、学びは得られるものです。

例えば、F1においても、同様の事例があります。

とあるレースで、自チームのマシンがサーキットに適合していなかった時、そのレースではダメージリミテーションを行うことがあります。

要は、チャンピオンシップを争う上で、最低限ダメージに抑えるという考え方で、レース戦略で勝つのは諦めて、獲得可能な最大限のポイントを持ち帰ることに集中する訳です。

そんな状況の中でも、持ち込んだマシンがライバルのマシンに比べて、優れている点を見出し、その優位性をレース戦略に反映するのです。

あるいは、マシンの劣っている点に関しても、例えば改善したにもかかわらず十分ライバルに追いつけなかった場合、そのギャップがどれぐらいかを現場で確認しておくのです。

このような客観的な事実から、次回の改善へとつなげることができます。

例えその時は良くない状況に置かれていたとしても、そこから学べることが必ずあります。

いつでも学びを得るぞ、という心構えがあれば、学ぶ機会はいつでもあるのです。

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