2019年のウィリアムズを分析

こんにちは!

F1のある暮らしデザイナーのしゅんじです。

今日もチームレビューをお届けします。

チーム分析の最後を飾るのはかつての名門ながら昨年厳しい1年を過ごしたチームです。

ロキット・ウィリアムズ・レーシング

シャシー: FW42

パワーユニット:メルセデス M10 EQ Power+

ドライバー:#88 ロバート・クビサ(ポーランド)、#63 ジョージ・ラッセル(イギリス)

1975年にF1デビュー、グランプリ114勝、コンストラクターズ・チャンピオン9回、ドライバーズ・チャンピオン7回を誇る名門チームです。

しかし、最後にチャンピオンに輝いたのは1997年で、そこから遠く離れたポジションへと転落してしまっています。

そして、昨年は遂にコンストラクターズ最下位というチーム創設以来の低成績に終わりました。

今年の中団から下位チームは、好材料を持つチームが多いため、その争いが激しさを増すことが予想されていますが、ウィリアムズに関してはあまり良い環境変化はなく、一歩引いたポジションに甘んじるかもしれません。

事実、新車FW42も完成が遅れています。

本来、バルセロナテスト前にシェイクダウンをする予定でしたが、この予定がキャンセルされるに止まらず、バルセロナテストの3日目の午後にしか走り出せなかったのですから状況は深刻です。

それ以降も、お世辞にも順調とは言えない状況です。

マルティニ離脱後のタイトルスポンサーを獲得できたとは言え、今年は厳しいシーズンになりそうです。

ドライバーはというと、注目するのはクビサです。

2011年のシーズン前のラリー参戦中に右腕切断の事故に合い、F1復帰は絶望的と見られていた彼。

しかし、その後、リハビリを続け、ハコ車のレースやラリーに復帰し、遂にはF1まで辿り着きました。

色んな思惑のある中での起用の感は否めませんが、事実としてF1ドライバーに復帰したその努力に敬意を評したいと思います。

グランプリ優勝経験も持つ優秀なドライバーですから、チーム復活に向けて尽力して欲しいです。

もう一人のラッセルはルーキー組の一人です。

昨年のF2でチャンピオンを獲得したメルセデスの育成ドライバーです。

今年はF1での経験を積み、今後のワースクスチーム昇格への足掛かりにする年でしょう。

特に、クビサの経験を吸収して急速学習出来れば、来季バルテリ・ボッタスのシートを奪うことも夢ではない?


今日も一緒にF1を楽しみましょう!

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