2019年のトロ・ロッソを分析
こんにちは!
F1のある暮らしデザイナーのしゅんじです。
今日もチームレビューをお届けします。
2年目となるホンダ・パワーユニット搭載で兄貴分とのシナジーを期待するチームです。
レッドブル・トロ・ロッソ・ホンダ
シャシー:STR14
パワーユニット:ホンダ RA619H
ドライバー:#26 ダニール・クビアト(ロシア)、#23 アレクサンダー・アルボン(タイ)
昨年、マクラーレンに振られたホンダ・パワーユニットを搭載して、データ蓄積およびアップデートの末、今年のレッドブルとの提携に重要な役割を果たしたチームです。
タイトルスポンサーがレッドブルで、チーム名がイタリア語でレッドブルを意味するトロ・ロッソで、ホンダとの提携でエントリー名にもその名称が刻まれていることから、よくわからない呼び方になっているような気がします…
今年は同じパワーユニットを搭載することから、従来以上に兄貴分のレッドブルとのコラボレートが深くなっています。
今年のマシンSTR14は、外観上は昨年型STR13を今年のレギュレーションに合わせつつ、サイドポンツーン周りの処理をフェラーリ風にアレンジしたイメージです。
ただ、そのサイドポンツーン本体は昨年よりスッキリ、滑らかな処理となり、コンパクトな印象です。
見えない部分では、先に述べたようにレッドブルとのパーツの共用が進んでいると考えられ、昨年よりも確実に戦闘力は上げてくるでしょう。
ドライバーの一人は出戻りのクビアト。
かつてトロ・ロッソに所属し、2015年にセバスチャン・ベッテルのフェラーリ移籍と共にレッドブルへの昇格を果たしたものの期待の成果を出せず、2016年の序盤にマックス・フェルスタッペンと入れ替わる形でトロ・ロッソへと降格し、遂には2017年のシーズン終了を待たずにチームを追われたドライバーです。
昨年はフェラーリのシミュレータードライバーを務め、再びトロ・ロッソのシートを獲得しました。
イメージ的には昨年までドライバーを務めていたブレンドン・ハートレーに似た宿命を感じますが、悪くないドライバーだと思いますので何とか自分の居場所を確保して欲しいです。
もう一人はルーキーのアルボン。
昨年は下位カテゴリーF2で3位という微妙なポジションからの昇格です。
チーム的にダニエル・リカルドが移籍してしまいピエール・ガスリーをレッドブルに奪われ、ハートレーが期待通りの働きをしなかったことから、次代を起用せざるを得なかった台所事情があるのでしょうか。
チームとしては、激しくなる中団争いでも目立つ存在になることを期待します。
今日も一緒にF1を楽しみましょう!