2019年のレッドブルを分析
こんにちは!
F1のある暮らしデザイナーのしゅんじです。
今日もチームレビューをお届けします。
いよいよ個人的に最大注目のチームが登場です。
アストンマーチン・レッドブル・レーシング
シャシー:RB15
パワーユニット:ホンダRA916H
ドライバー:#33 マックス・フェルスタッペン(オランダ)、#10 ピエール・ガスリー(フランス)
シャシーデザインはかつてウィリアムズ、マクラーレンでもチャンピオンマシンを創出してきたエイドリアン・ニューウェイ。
外観上は正常進化が感じられ、それほど大きな変化は見られないRB15ですが、コンパクトなホンダ・パワーユニットによりエンジンカウルは絞り込まれた仕上がりに見えます。
ルノー・パワーユニットから、昨年トロ・ロッソで熟成させたホンダ・パワーユニットへと載せ替えたRB15は、ホンダ復帰以降初の優勝を手に入れるマシンと言っていいでしょう!
昨年はパワーサーキットを苦手としていたレッドブルですが、手に入れたホンダパワーでオールラウンドで戦えることを期待していると思います。
ドライバー陣にも大きなメスが入ったチームです。
まさかの移籍となったダニエル・リカルドに変わってチームリーダーに据えられるのは若きマックス・フェルスタッペンです。
若いながらも抜群のレース勘を持つドライバーですが、良くも悪くも自分の軸が通っており、それを譲らない姿勢に好みが分かれるキャラクターではないでしょうか。(特に、日本では…)
そんな彼ですが、ヨーロッパでの人気は高く、どこのサーキットでもオランダのナショナルカラーであるオレンジの集団を見かけますね。
昨年も2勝を挙げた彼がホンダで何勝するかが気になります。
もう1人はガスリーです。
日本のスーパーフォーミュラを経験し、昨年トロ・ロッソ・ホンダからF1デビューを果たした若者ですが、実はフェルスタッペンより年上です。
リカルドのまさかの離脱により、昇格を果たしたシンデレラボーイ的な感は否めなくありません。とはいえ、トロ・ロッソでの走りは自己最高4位など十分な実績とも言えます。
しかし、チームメイトがフェルスタッペンでは、残念ながら正面から撃破するには今は力不足感があります。
ただ、ホンダ・パワーユニットに慣れている彼ですから、それを武器に成長続けながらフェルスタッペンにも引けを取らない走りを魅せて欲しいと思います。
今年のこのチームの目標はトップ2と戦うことでしょうが、まだまだメルセデスとフェラーリに対してチャンピオン争いを挑むには辛いでしょうね。
全てはホンダのパワーと信頼性次第でしょうか。
現実的には来年の戦いに向けて地力を付けるシーズンとなりそうです。
今日も一緒にF1を楽しみましょう!