決断を具体的な「目標」に磨く視点が目標達成を支える
おはようございます!
ヴィジョン実現ストラテジストの福井俊治(しゅんじ)です。
ひとりでビジネスに向き合い、理想の未来を目指して日々努力を重ねていると、やりたいことをやると決断したはずなのに、いざ動こうとした時に何から手をつければいいのか迷ってしまうことがあるかも知れません。
気持ちの上では前に進む覚悟が決まっていても、目指す先がまだ漠然としていると、日々の忙しさの中で何を優先すればいいのか分からなくなってしまうこともあるのではないでしょうか。
本日は、心に決めた「決断」を日々の迷いのない行動へとつなげるために、達成可能な「目標」へと磨き上げていく5つの視点についてお伝えしたいと思います。
以前もお伝えしたように、できたらいいなという願望を手放して、やるという力強い決断の言葉に変えることは大切な一歩になります。
そして、その決断を現実の行動へとつなげるために欠かせないのが、決断を具体的な「目標」へと磨き上げていく作業であると考えます。
目標設定について学んだことがある方であれば、「SMART」(スマート)という言葉を一度は耳にしたことがあるかも知れません。
これは、目標を明確にするための次の5つの要素の頭文字を取ったものです。
・Specific(具体的にする)
・Measurable(数字で測れるようにする)
・Achievable(達成可能なレベルにする)
・Relevant(自分の価値観と関連づける)
・Time-bound(期限を設ける)
こうした言葉を目にした時、心の中でこんなふうに感じてはいないでしょうか。
すでに知っている考え方だけれど、実際の行動にはなかなか活かせていない。
なんだか事務的で難しそうだし、自分をルールで縛ることになりそうで気が進まない。
もしそう感じられたとしても、誰しも同じ気持ちを抱きやすいですし、自分自身も気持ちはよく分かりますのでご安心ください。
実は、この考え方を単に目標を管理するための事務的な枠組みだと捉えてしまっているケースが多いのかも知れません。
しかし、それでは本来の力を半分も活かすことができません。
この5つの視点の本当の目的は、自分を厳しいルールで縛り付けることではないのです。
ご自身が心からやりたいと決めた「決断」を、私たちの脳がこれなら実行できると認識できるレベルまで具体的に翻訳してあげることに価値があると考えます。
私たちの脳は曖昧な指示を嫌う性質があり、向かう先がはっきりしないとどう動けばいいか分からずに立ち止まってしまいます。
たとえば、ただ痩せるとだけ決めても、脳は具体的に何をすればいいのか判断できず、混乱して行動をストップさせてしまうのです。
これは日々のビジネスでも同じで、頑張るという決断だけでは、脳は何から手をつけていいか分からず迷いが生まれてしまいます。
しかし、「3ヶ月で体重を5キロ減らすために毎日15分の運動と週3回の30分のウォーキングを行う」というように具体的に言葉にしてあげると、脳はこれなら実行できると納得し、行動へと力強く後押ししてくれます。
つまり、この5つの視点は自分を縛るための窮屈なルールではなく、脳を味方につけて目標達成への道のりをスムーズにするための頼もしい道しるべなのです。
それでは、ご自身の決断を5つの視点から一つずつ丁寧に磨き上げていく方法を見ていきましょう。
紙の左側に自分が決断した言葉を書き出し、その右側にこれからお伝えする5つの要素を一つずつ当てはめて書き換えてみてください。
一つ目の視点は、Specific、つまり具体的にすることです。
目標は、誰が読んでも同じ情景を思い浮かべられるくらい具体的に表現してみましょう。
ただ痩せる、仕事を頑張るといった言葉だけではまだ曖昧さが残ってしまいます。
体重を5キロ減らして去年の夏に履いていたジーンズを楽に履けるようになるというように、五感で感じられるレベルまで具体化していくことが有効です。
二つ目の視点は、Measurable、つまり数字で測れるようにすることです。
目標に向かって進んでいるかどうかを、客観的な数字で測れるようにしてみましょう。
頑張る、努力するといった気持ちだけの言葉では、今どのくらい進んでいるのかが分からず途中で不安になりやすくなってしまいます。
体重を5キロ減らす、毎日15分運動する、本を50ページ読むなど、客観的な数字に落とし込んでみてください。
数字で見える化されることで、日々の達成状況が明確になり、前向きな行動を続けるエネルギーにつながっていきます。
三つ目の視点は、Achievable、つまり達成可能なレベルにすることです。
その目標が、今の自分にとって少し手を伸ばせば届く範囲にあるかどうかを確認してみましょう。
いきなり1ヶ月で20キロ痩せるといった無理のある目標を立てても、途中で挫折しやすくなってしまいます。
かといって、何の工夫をしなくても簡単に達成できる目標では張り合いが生まれません。
今の自分の力をベースに、本気で取り組めばギリギリ達成できそうだと思える絶妙なレベルに設定するのがコツです。
四つ目の視点は、Relevant、つまり自分の価値観と関連づけることです。
この視点は、目標に向かって歩み続けるためにとても重要な要素になります。
その目標は、自分が大切にしている価値観や人生全体の大きな方向性と本当につながっているでしょうか。
なぜ、自分はその目標を達成したいのでしょうか。
この問いに心の底から達成したいと答えられない目標は、途中で予定外の出来事が起きた時にエネルギーが切れてしまいます。
周りの人と比べて焦って立てた目標ではなく、自分の心の底からの「ワクワク」や、目の前の方や画面の向こうの方に喜んでもらいたいという思いと直結しているかを確認してみてください。
そして五つ目の視点は、Time-bound、つまり期限を設けることです。
いつかやるは、残念ながらいつまでも行動を始めないのと同じ結果になりがちです。
いつまでに達成するのかという、明確な締め切りを自分の手で決めてあげましょう。
今年の12月31日までに、3ヶ月後の6月30日までにといったように、具体的な日付を書き込んでみてください。
締め切りがあるからこそ、私たちの脳は集中力を発揮し、逆算して計画を立て始めるようになります。
こうして5つの視点を当てはめていくと、最初は痩せたいなという漠然とした願望だったものが、次のように生まれ変わります。
3ヶ月後の9月30日までに、週3回の運動によって体重を5キロ減らし、お気に入りのジーンズを再び履くことで自分に自信を取り戻す。
ビジネスの目標でも同じように、いつまでに、何をどれだけ続けて、どんな状態を実現するのかを明確な言葉にすることができます。
このように具体的で今すぐ行動したくなる「目標」に書き換えた言葉を自分の目で見て、心の中でしっかりと確認してみてください。
心に決めた思いを曖昧なままにせず、脳が迷わず動けるように具体性と数字や期限を与え、自分の大切な価値観と結びつけていく。
これまでの歩みで培ってきた力をベースに、ご自身の大切な決断を今日すぐ動ける「目標」へと磨き上げる一歩を今日からまた重ねてみてください。
今日も一緒にやり抜きましょう!
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