F1は二段階性のバジェットキャップ導入を検討中?

こんにちは!

F1のある暮らしデザイナーのしゅんじです。

開発費低減、そして小規模チームの競争力維持のために2021年から導入される予定のバジェットキャップ(予算制限)。

本来は各チームの開発コストを平等にするために一律の上限枠を設けるという思想ですが、フェラーリは二段階性を求めているようです。

開発費をより使える大規模チームと、抑えめにした小規模チーム向けといったイメージです。

これでは、各チームのマシンの戦闘力の差はますます開いてしまうのではないか、と懸念される方もあると思います。

その考え方のベースにあるのは、自前ですべてを開発するフェラーリ、メルセデス、レッドブルといったトップチームと、レギュレーションで認められている範囲で買い物をしてマシンを仕上げているハース、レーシング・ポイント、アルファ・タウリといったチームの開発コストの差を問題視しているようです。

要は、自前開発には開発費が必要だが、買い物するだけの人は開発費が少なくても困らんだろうという話。

しかし、これを導入すると、今現在Bチーム的な立場にいるチームは、上位チームが開発費をどんどん注ぎ込んで開発する以上、ずっと今の位置から抜け出せなくなります。(望んでいるチームもありそうですが…)

それは確かに現状でも変わらないのかも知れません。

ロジック的にはフェラーリの言い分を理解するものの、このスポーツの構造を考えると二段階にするのは良くないのではないかというのが自分の考えです。

もう来年の話ですが、どんな決着がつくんでしょうね。

今日も一緒にF1を楽しみましょう!

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