3年目の角田はブレイクできるか?
こんにちは!
プロジェクトマネジメントコーチの福井俊治(しゅんじ)です。
いよいよ2023年シーズンも開幕が近づいてきました。
バーレーンでのプレシーズンテストも始まり、各チーム開幕戦に向けてラストスパートといったところでしょうか。
さて、そんな2023年シーズンの注目の一つは、3年目を迎え、チームで最もF1経験のあるドライバーになった角田裕毅の走りでしょう。
F1の下位カテゴリであるF2を2020年のわずか1年で卒業して2021年にアルファタウリからのデビューを手に入れた彼には間違いなくポテンシャルがあると思います。
しかし、期待されながらもルーキーイヤーはミスやメンタル面での弱さが目立ち、残念ながら期待に応える走りはできませんでした。
昨年は、チームメイトのピエール・ガスリーに迫る走り魅せる場面もありましたが、いかんせんアルファタウリのマシンに競争力がなく、これまたあまり良い結果を残せませんでした。
そして、3年目です。
ガスリーはアルピーヌに移籍し、抜けた穴をルーキーであるニック・デ・フリースが埋めることになりました。
ルーキーとは言え、F2とフォーミュラEでチャンピオン獲得の実績を持つ彼は厳しい競争相手になると見られています。
トラックサイドエンジニアであるジョナサン・エドルズによると、角田に今年求められるのはレースペースとレースを組み立てる力のようです。
1周の速さではお墨付きを得ているようですが、まだまだ300Kmの走行に関しては課題があるということなのでしょう。
ガスリーが抜けた分、チームをリードする役割も期待されることになります。(完全には期待されてはいないようですが…)
いずれにしても、安定した速さで結果に繋げる走りが求められます。
今年が正念場とも見られているシーズンですので、角田が一皮むけて、日本でF1が盛り上がることを期待します。
今日も一緒にF1を楽しみましょう!