Don’tではなくDoで考える
■こんにちは!
こんにちは!
時速350Kmの未来を達成するコーチ、福井俊治(しゅんじ)です。
■振り返るとき過去に目を向けていないか
何か行動した結果を振り返るとき、どのような思考で振り返っているでしょうか?
ここでは上手く行かなかった場合の振り返りについて考えてみます。
何か上手く行かない場合、ついついできなかった結果に目を向けて、自分は〜してはいけなかったという思考に陥ってしまいます。
この考え方では、思考が過去に向いてしまい、前向きな行動につながり難いです。
この場合、上手く行かなかった行動をどうすれば上手く行くように改善できるかという観点で振り返ることがポイントです。
■F1ドライバーはDoにフォーカスする
F1ではドライバーは自らの走りをライバルと比較しながらセッションを進めて行きます。
ライバルとのギャップを確認して、自分が劣っている部分に改善が必要だと考えた時、どのような思考回路になるのでしょうか?
例えば、何故あのコーナーでライバルよりも0.3秒も遅いんだろうとか、なぜストレートでライバルより最高速が時速5Kmも遅いんだろうといったシーンです。
彼らは基本的に、コーナーの入り口で突っ込み過ぎてはいけなかったとか、最終コーナーで速度を落とし過ぎてはいけなかったといった反省はしません。
どうすればあのコーナーで0.3秒のギャップを縮められるか、あるいはどうすれば自分の最高速を伸ばせるかといった観点での問いかけを自らに行います。
すなわち、Don'tではなくDoで考えるということです。
そうすると、あのコーナーはこういうラインで走ろうとか、最終コーナーの脱出速度を高めてストレートのスピードアップに繋げようとか、改善行動につながるのです。
■コーチングでもクライアントにDoで考えてもらう
コーチングセッションにおいても、クライアントに内省して頂くときに気をつけないと、ついついこの〜してはいけなかったという視点に陥ってしまいます。
コーチングは明るい未来に目を向け、目標を達成するための行動を促すために実施するものです。
故に、コーチはどうすればその目標を達成できるかという前向きなアクションに目を向けて、クライアントに取り組んで頂けるようサポートする必要があります。
いつもそんなコーチングを提供できるよう精進して行きたいと思います。