リカルド、再びレッドブルで翼を授かるか?

こんにちは!

プロジェクトマネジメントコーチの福井俊治(しゅんじ)です。


今年、レッドブルに復帰したダニエル・リカルド。

と言っても、彼の役割は残念ながらレギュラードライバーではなく、リザーブドライバーとしての復帰となります。

もともとリカルドはジュニア時代からレッドブルファミリーで、2011年にレッドブルの後ろ盾の元、HRTのリザーブドライバーのポジションを手に入れ、シーズン途中で同チームのナレイン・カーティケヤンのシートを手に入れてF1デビューを飾っています。

その後、2012年と2013年はトロ・ロッソで順調にシーズンを過ごし、2014年にマーク・ウェバー引退に伴いレッドブルへと昇格し、以降2018年までレッドブルに所属していました。

2019年からはルノーへ移籍。

ここで初めてレッドブルを離れたことになります。

ルノーは2020年まで所属し、2021年からはマクラーレンへと再び移籍。

しかし、マクラーレンで苦労したリカルドは2023年までの契約がありながらも、2022年をもってチームを追われ、先の通り、2023年はレッドブルのリザーブドライバーとなったのでした。

リカルドの業務は、シミュレータでのマシン開発作業とプロモーションが中心と見られています。

レッドブルのことを良く知りながらも、ルノーやマクラーレンという比較的歴史のあるチームで苦労も含め時間を重ねてきたリカルドの経験はマシン開発に大いに役立つと考えられます。

昨年の中盤以降は独走状態を保っていたレッドブルですが、今年はメルセデスの復活やフェラーリの反撃も予想され、昨年ほどは楽ができない状況だと思われます。

ここで、リカルドがマシン開発に貢献することが、レッドブルでのレギュラーシート獲得というよりは、他チームからのオファーをもらえる機会を創出するのではないかと思います。

レッドブルのマシン開発が、リカルドにとって他チームに飛び立つための翼を授かる場となるかどうか今シーズンの行方が見ものです。


今日も一緒にF1を楽しみましょう!

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