ついつい人と比べてしまうあなたへ
■こんにちは!
こんにちは!
時速350Kmの未来を達成するコーチ、福井俊治(しゅんじ)です。
■ついつい自分を他人と比較してしまう
自ら高い志を持って行動していればいるほど、自分のパフォーマンスが気になるあまり、ついつい誰かと自分を比べてしまうという事は無いでしょうか?
よく言われることではありますが、人と自分を比較しても、何も良い事は得られません。
それは自身を取り巻く背景や、目指すべき目標が異なっているから、そもそも比較する条件が異なっているということ。
あるいは、自分から見えている世界が、比較対象の人物像の全てではないからです。
ただ、そんな事は分かっていても、ついつい比べてしまうのが人の性です。
■ガスリーと比べてしまう角田の心情は?
ここで、F1でついつい自分と他の人を比較してしまっている事例を紹介します。
今年7年振りの日本人F1ドライバーとしてデビューを果たしたアルファタウリの角田裕毅。
彼はスーパールーキーとの呼び声も高く、将来のチャンピオン候補とまで言われていました。
デビュー早々は順調で、チームメイトのピエール・ガスリーと遜色のない走りを披露するほどでした。
事実、開幕戦でポイントゲットするなどその非凡な才能を発揮していたのです。
そんな彼も、シーズンが進むにつれて、実力者ガスリーとの力の差が徐々に明らかになって行きます。
ガスリーは昨年のイタリアGPのウイナーであり、トップチームのレッドブルをドライブしていた経験もあるドライバーです。
そんな彼のパフォーマンスを自らと比較して、角田はそのギャップに苦しんでいるようです。
それは徐々に焦りにつながり、ペースを崩していきます。
練習走行でマシンを壊し、その修理に時間を取られ、そのために練習時間が減り、マシンを熟成させられないまま予選や決勝に臨んで、成績が振るわないという悪循環が続きました。
このように他人と自分を比較する事は、自らを追い込む結果になり、決して良い結果につながらないことがわかります。
■比較に意味があるのは自分自身のみ
人生において、ついつい比べてしまう気持ちはよくわかります。
しかし、着目すべきは自らの成長であり、比べるべきは過去の自分と、現在の自分とのギャップです。
自身で内省する際に、その観点に着目して成長を感じて頂ければと思います。
もし、自分独りでの振り返りが難しいということであれば、ぜひコーチを頼って下さい。
コーチの言葉に従って内省し、自分の行動がいかに自らを成長させてきたかを改めて見直す機会にして頂ければと思います。
人と比べなくてもあなたは十分能力を持っていると信じてください。