解釈とはすなわち脳の意味付け

こんにちは!

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時速350Kmの未来を達成するコーチ、福井俊治(しゅんじ)です。

事実は受け止め方次第

ある事実を捉える時、それをどのように受け止めるかという考え方について共有したいと思います。

事実は紛れもなく実際に起こった事柄ではありますが、その受け止め方はどう解釈するか次第になります。

それは自らがどう解釈したか、言い換えれば脳がどう解釈したかの主観的事実でしかないとも言えます。

どうせ主観的な事実でしかないのであれば、ポジティブな捉え方をして自らが前進する活力にした方が良いとも言えます。

プロストは得した?損した?

ここでF1での事例をベースにお話をさせて頂きます。

1984年のモナコGPは激しい雨の中で決勝が開催されました。

トップを走行していたアラン・プロストを戦闘力の劣るトールマンでファステストラップを出しながら猛烈に追い上げていたのがアイルトン・セナでした。

余談ですが、雨のセナ伝説はここから始まったのでした。

それはさておき、雨の中での続行は危険との判断でこのレースは中断され終了しました。

しかし、規定周回数を満たさなかったため、ハーフポイント(チャンピオン争いの獲得ポイントが半分)のレースとなったのです。

タイム差から判断すると、そのまま行けばセナはプロストを抜いて初優勝していたとされるレースです。

一方で、このシーズンはニキ・ラウダとプロストとのチャンピオン争いが激しく、最終的には史上最少の0.5ポイント差でラウダがチャンピオンを獲得したのでした。

このモナコGPでプロストは優勝し、セナは2位でした。

これは事実です。

これをプロストは勝利数を重ね、セナが初優勝を逃したという見方もできます。

一方で、プロストはこの勝利でチャンピオンを逃したという見方もできます。

何故なら、レースが続行されてハーフポイントでなければ、仮に優勝できずに2位だったとしても、最終的に獲得ポイントはラウダを上回っていたからです。

この事実を捉えても、どう解釈するかでその後の思考展開が変わってきます。

どうせなら自分に有利な解釈が良い

冒頭でお伝えしたように解釈とは所詮脳の主観的な事実でしかないのであれば、同じ解釈をするのであればポジティブな方が良いと言えます。

すなわち、自分の認識がポジティブになり、その後の行動につながるような意味付けをした方が自分にとって都合が良いという事です。

どうせなら積極的に自分に有利なように事実を解釈して、後の行動につなげていくという考え方もありではないかと思います。

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