ホンダエンジン、2023年シーズンに向けさらなるパワーアップか?
こんにちは!
プロジェクトマネジメントコーチの福井俊治(しゅんじ)です。
昨シーズンドライバーズとコンストラクターズの両選手権を制覇したレッドブル。
そのマシンに搭載されていたレッドブル・パワートレインズのパワーユニット(PU)は言わずと知れたホンダ製です。
2021年シーズンをもって撤退したホンダではありますが、燃料変更やなどのレギュレーション対応や信頼性向上に向けた開発は継続して行っています。
特に、2022年シーズンに導入されたE10燃料(バイオエタノールを10%配合したガソリン)への変更はホンダにとって厳しい開発を強いられたようです。
出力低下に伴い、それを補うために行った変更がエンジンの負荷を高めてしまい信頼性の問題を抱える結果となったようです。
それでも、昨年中に開発を進め、その弱点を補うことができた結果として、レッドブルの両タイトルに繋がっているのは間違いありません。
しかし、ホンダはさらに開発を進め、2023年型のPUではその弱点を克服したようです。
その変更はエンジン本体を変更するのではなく、主に制御ソフトウェアの見直しで実現しているとのこと。
エンジン自体の構造は変わっていないため燃焼方法の微調整のレベルではないかと推測されますが、それでも信頼性とともにわずかながら出力アップも手に入れたようです。
フェラーリなどの他のメーカーほどの数値は出ないようですが、それでもドライバーズ選手権三連覇を狙うレッドブルとマックス・フェルスタッペンに取っては有難い話でしょう。
もうすぐバーレーンでのプレシーズンテストも始まりますので、実走での競争力が気になるところではあります。
とは言え、毎度のことですが、開幕前のテストでは各チーム三味線合戦になって手の内を見せませんので、実際に実力が分かるのは開幕戦となるのでしょうが。
今日も一緒にF1を楽しみましょう!