「人間万事塞翁が馬」な話 その2
おはようございます!
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音速で夢を実現するストラテジスト、福井俊治(しゅんじ)です。
もう一つの「人間万事塞翁が馬」実例ストーリー
先日、セルジオ・ペレスの事例で、「人間万事塞翁が馬」を地で行くストーリーをお伝えしました。
なかなか、普通の人生において、そんなジェットコースターのようなことはないと思いますが、F1でもう一つの事例もお伝えしたいと思います。
4度のワールドチャンピオン、アラン・プロストが経験したお話です。
舞台は1984年モナコGP
1984年のモナコGPをご存じでしょうか?
勝ったのはアラン・プロスト、2位にはアイルトン・セナというモンテカルロを得意とする二人が優勝を争ったレースなのですが、そう単純な話ではないのです。
このレースは雨に見舞われ、最終的にはコンディションの悪化を理由に31周目で赤旗中断となり、そのまま終了しました。
このため、規定周回数を満たせずレース不成立となり、レギュレーションによりハーフポイントレースとなりました。
この赤旗がプロストに有利な判断を下されたとして物議を醸したのでした。
レースはプロストがトップを走っていたものの、2位のセナが雨を味方にプロストに迫っていた状況でした。
そして、そのまま継続していたらモナコとはいえ、セナがプロストを逆転していた可能性が高かったと判断されたからです。
結局は、先の通り、プロストが勝ち、セナが2位のハーフポイントレースとなました。
当時のポイントシステムではプロストが9ポイントのところ4.5ポイント、セナが6ポイントのところ3ポイントを獲得して終わりました。
その後の結果を変えたかもしれない一戦だった
ところで、この1984年はF1史上最少ポイント差でチャンピオンが決まったというのはご存じでしょうか?
実に、その差0.5ポイントで同じマクラーレンのニキ・ラウダがプロストを破って自身最後となる3度目のタイトルを獲得したのでした。
ここであくまで一つの例として考えて頂きたいのですが、もし、赤旗で物議を醸した先のモナコGPが継続されていたらどうなっていたでしょうか?
確かに、プロストはセナに抜かれていたかもしれません。
しかし、ハーフポイントではなく、フルポイントを獲得できていたかもしれません。
そうすると、優勝してハーフポイントの4.5ポイントではなく、2位でフルポイントの6ポイントを獲得できていたことになります。
この場合、最終的に1ポイント差でラウダを上回り、プロストが初のワールドチャンピオンに輝いていた計算になります。
そう考えると、プロストはモナコでの1勝と引き換えに、1度のチャンピオンを失ったことになります。
これはあくまで一つの考え方です。
しかし、そんな風に考えると、何が起こるのがプロストにとって幸せだったかは微妙ですね。
このように人生では何が好転するか分からないものです。
とりあえず、目の前の結果を受け止めるとともに、その時点でできることをやり続けるしかないと思います。
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