ありたい姿を描き、やれることから実行する!
こんにちは!
時速350Kmの未来を達成するコーチ、福井俊治(しゅんじ)です。
先日、読書をしていて、大変興味深い記述に出会いました。
そこには、今では世界的な一大ホテルチェーンのオーナーであるヒルトンが、駆け出しの頃は実はベルボーイだったという話がありました。
ヒルトンと言えば、F1とも関連が深く、最近ではマクラーレンのスポンサーをしている高級ホテルですね。
そのオーナーが、一介のベルボーイからホテル業務を始めたという話は興味をそそられます。
しかし、それに対しヒルトン本人は、特に意に介さず、ホテルチェーンのオーナーになるべき人物が、たまたまベルボーイからキャリアを始めただけという表現で説明をしています。
ここでまた、F1に関するお話をさせて頂きます。
現在、F1ドライバーは世界でたった20人しかなれない超狭き門です。
その全員が子供の頃から将来はF1ドライバーになると思って育ったと言っても過言ではない、というのは驚かないでしょう。
それくらい彼らは今のポジションを手に入れるために子供の頃からコミットしていたのです。
その時、彼らの取り得る範囲で最善の行動は、レーシングカートでドライビングを学ぶことになります。
そのため、ほぼ全員がレーシングカート出身のドライバーです。
まれに、元F1ドライバーでインディ500を2度制した佐藤琢磨のように、カートを経験せずにマイナー・フォーミュラからレースデビューするドライバーもいます。
それでも、一般的にはカートを最初のステップに選んでキャリアの階段を上り始めます。
ホテルチェーンオーナー、F1ドライバーどちらの事例も同じです。
やりたいことをクリアにイメージし、それに向かって今取り得る手段が何か、最善策はどれかを与えられたリソースの中から選択して実行していることになります。
これはまさしくコーチングの考え方に合致します。
ありたい姿を明確にし、それを手に入れるために実行できる手段を検討し、そこからまず何に着手するかをコーチと一緒に導き出すのがコーチングセッションです。
ぜひこのような考え方を通して、自分が将来ありたい姿に向けて、現時点の最善の一歩を踏み出して頂きたいと思います。