いつまでに達成したいかを決めて挑戦する
■こんにちは!
こんにちは!
時速350Kmの未来を達成するコーチ、福井俊治(しゅんじ)です。
■目標達成のタイムスケールの決め方は?
目標に向かって行動を始めた時、そのタイムスケールをどのように考えていますか?
達成するまでにどれぐらい時間が掛かりそうか、という観点から時間を設定している方が多いかもしれません。
しかし、そのような考え方は必ずしも成功しないかもしれません。
人間は良くも悪くも、与えられた時間を最大限使って目標をやり遂げるものです。
時間が与えられれば与えられるほど、何かやることを見つけて実行し、無ければ無いなりに、やるべき事を削ったり、効率を上げたりして、時間内に収まるよう行動します。
すなわち、時間の掛け方はどれぐらい時間が掛かるかではなく、どれくらい時間を掛けるかがポイントになります。
■F1の開発競争ではターゲット日程から逆算する
F1においてはスピードが最大限に重視される世界です。
マシン単体のスピードもそうですが、マシンを開発したり、チーム体制を強化したりするスピードも同様に求められる世界です。
それは同じ高みに到達するとして、どれだけ速く到達できるかが問われる世界です。
そのため、F1ではどれくらい時間が掛かるかではなく、どれくらい時間を掛けるかからの逆算思考で計画を立てることが多いです。
事実、2016年にコンストラクターとしてF1復帰を果たしたルノー(今年からアルピーヌにリブランド)は、5年でワールドチャンピオンを獲得するという目標を掲げ参戦しました。
そのために必要な開発リソースやドライバーラインナップなど、チームの体制強化に必要な5ヵ年計画を立てて臨んだというわけです。
5年経った今、チャンピオンが取れるかというと決して達成できるわけではなさそうですが、中団の上位に位置する彼らの戦いは、5年計画があったからこそだと言えそうです。
■達成できなくてもターゲット日程で行動は加速する
このように物事に挑戦するときにターゲット日程を決めるのは重要なことです。
ルノーの例からも分かるように、それは必ずしも100%達成できないかもしれません。
しかし、それでも良いと思います。
なぜなら、設定した時間軸に向かって努力し、行動することで、時間設定がなく行動するよりも、確実にスピードが速く進捗することができるからです。
コーチングでも目標を語る際には、いつまでに達成したいかは必ず問われます。
ぜひ、目標達成のタイミングを検討する時は、いつまでに達成したいかを自らに問いかけて設定するようにしましょう。