2019年のフェラーリを分析

こんにちは!

F1のある暮らしデザイナーのしゅんじです。

昨日に続いてチームレビューをお届けします。

今日は昨年中盤までのチャンピオン争いを大いに盛り上げつつ、終盤大失速してしまった伝統の赤いチームです。

スクーデリア・フェラーリ・ミッション・ウィノウ

シャシー:SF90

パワーユニット:フェラーリ064

ドライバー:#5 セバスチャン・ベッテル(ドイツ)、#16 シャルル・ルクレール(モナコ)

過去2年、良い姿を魅せながら、終わってみればチャンピオンには力不足である事をメルセデスに見せつけられたフェラーリです。

このチームも新車SF90の全体的な見栄えは昨年から大きく変わっていない印象です。

一番大きなインパクトを受けたのはやはりカラーリングでしょう。(笑)

ついにフェラーリも流行りのマット塗装に変更です。

個人的にフェラーリはピカピカなグロス塗装が似合うと思いますし、このチームは最後までグロスを捨てないチームではないかとすら考えていたのですが違いましたね…

もっとも、マットにした理由は、新チーム代表のマッティア・ビノットによれば重量軽減のためであって、デザイン的な意味はないとのことでしたが。

個人的に気になっていたのがミラーの位置です。

昨年唯一ヘイローに取り付けて空力的効果を見出していたチームでしたが、今年はサイドポンツーンのエントリーダクト付近のウイングと合わせた形状にしています。

しかし、ミラーの位置が遠いです!

かつてチキンウイングと一体化したミラーは視認性の問題から禁止されましたが、それを彷彿とさせる位置だと思います。

今年は各車この傾向があるようですね。

さて、ドライバーに話を移しましょう。

ベッテルは3度目の正直ということで、今年こそタイトルを奪取したいところでしょう。

先週のバルセロナテストでも精力的に走り込み、初日のトップタイムを皮切りに良いタイムを出しているようです。

シーズン後半以降に比較的メルセデスが得意なサーキットがありますので、そこでの開発ペースを維持しつつ、勝てるレースで勝ち、勝てないレースでは最大限のポイントを回収するという基本を守り続けるしかないのでしょうね。

新加入のルクレールは、昨年ザウバー(現アルファロメオ・レーシング)で十分な実績を残したものの、まだまだ実力未知数での加入であることは否めません。

台風の目となるかどうか。

ただ、チームとしてはしばらくベッテル優先で運営して行くそうです。

今年はもしかしたらチームオーダー発令を頻繁に見ることになるのかも知れませんね。


今日も一緒にF1を楽しみましょう!

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