コーチングの真価は気づきをもたらすこと
こんにちは!
時速350Kmの未来を達成するコーチ、福井俊治(しゅんじ)です。
今日はコーチングとは何かということについてお伝えさせて頂きたいと思います。
コーチは、基本的にクライアントに何かを教える立場にはありません。
コーチングセッションの中での対話を通して、クライアントに気づきをもたらすことを目的としています。
ここがコーチング最大の特徴だと言えます。
クライアントは自ら考え、自身にとっての最善の答えを導き出すのです。
コーチはクライアントにその力があると信じ、そのためのきっかけを質問や内省という形で提供します。
ちなみに、F1でも同じようなことが行われます。
例えば、経験の浅いドライバーが、ベテランのチームメイトのタイムに近づきたいと考えた時、データを比較・分析することがあります。
コーナリング速度やアクセル開度、ブレーキングポイントなどのデータを比較するのです。
ある意味、理想と考えられるチームメイトの走行状態と、現在の自分との違いを見て、理想に近づくために何をすればいいか自ら考え、行動に繋げる訳です。
ブレーキが早すぎることがデータから読み取れた時、「あのコーナーの手前ではもう少しブレーキングポイント遅らせよう」という気づきが得られる訳です。
コーチングセッションでも同じです。
クライアントが思い描く理想の姿に向けて、現状とのギャップを正しく認識し、どのような行動に繋げるかをコーチングセッションを通して気づいてもらうのです。
全ては自ら気づきをもたらすためにコーチは寄り添い続けるのです。