コミュニケーションは受け手が主役
■こんにちは!
こんにちは!
時速350Kmの未来を達成するコーチ、福井俊治(しゅんじ)です。
■コミュニケーションの目的は主役の適切な理解
他者とコミュニケーションを取るときに気をつけないといけない事、それはあくまでも情報の受け取り側が主役であることです。
仮に、伝える側が正しく伝えたつもりで満足していても、受け手がそれを間違って認識していたり、曲解したりしていると、正常なコミニケーションにはなりません。
すなわち、コミュニケーションは情報の受け手に判断の決定権があり、受け手に正しく認識してもらうことが必須条件になります。
■F1では双方向通信でコミュニケーションの質が向上
ここでコミュニケーションに関するF1の事例をご紹介します。
その昔、F1ではピットボードと呼ばれる、ラップタイムや前車とのタイム差などを書き記したボードを唯一の情報伝達手段として使用していました。
このボードを周1回、ホームストレートに帰ってきたドライバーに、ピットから示してドライバーに読み取ってもらって、情報伝達するという手段を取っていました。
しかし、現在のF1ではそんなアナログな手段は取っていません。
ピットとマシンの間で、無線のやり取りがリアルタイムで実施でき、ピットスタッフとドライバーが走行中でさえ、自由に会話することができるのです。
このような双方向通信をを使って情報交換しています。
以前のピットボードのような一方通行のやりとりではなく、お互いに会話を交わすことで、認識の齟齬がなく、正しい情報のやりとりができるわけです。
これにより、レース戦略や情報伝達のためのコミュニケーションの品質が飛躍的に向上しました。
■コーチングでも良質なコミュニケーションが必須
このように正しく情報を伝達するためには、相手がどのように認識したかを確認するのが重要になります。
先にお伝えした通り、コミュニケーションの主役は情報の受け取り手ですので、その主役に正しく理解してもらうために、情報の発信側はあらゆる工夫をする必要があります。
コーチングにおいても、クライアントに関わる際は、クライアントがどのように認識し、どのように反応しているかを適宜確認しながら進めていく必要があります。
このように進めることで良質なコミニケーションを育み、価値あるセッションを作り上げて行くことができるのです。